光沢があり、なめらかな肌ざわりが特徴のシルク(絹)。
シャツ、ブラウス、ネクタイ、パジャマ、ウェディングドレス、着物など、
あらゆる衣料品に用いられています。
絹を100%使用して仕立てた着物のことを、正絹着物といいます。
間もなく2022年も終わろうとしています。
年が明けると、着物を着る人も多くなるでしょう。
絹の着物を購入予定の方は、以下の記事をご覧ください。
****************引用****************
お正月、成人式、卒業式で着物を着たり見る機会が増えるこの時期。
私も母と二人で着物を着て初詣に出かけましたが、私達はveganなので絹のものは買いません。
お着物が普段着だった時代は繊維の選択肢もなかったけれど、今は化繊の可愛い着物が沢山あります。季節によっては麻の着物も素敵ですしね。
また、Spiber(スパイバー)という会社が独自技術で開発した
人工合成クモ糸繊維「QMONOS (R)」は、絹の代替繊維となるのではと期待されているんです。
「QMONOS (R)」を使用し、世界で初めて実際のアパレル工業ラインで製造されたアウタージャケット「ムーン・パーカ」は、ゴールドウインとスパイバーが共同開発したもの。
では、なぜこんなにも人工の絹が注目されているのでしょう?
それは絹の作り方が残酷極まりないものだからに他なりません。
より糸をたくさん作るようDNAを操作され
「野生回帰能力を完全に失った唯一の家畜化動物」とまで言われるようになった蚕は
工場で大量生産されています。
遺伝子組み換えされた蚕が自然界へ逃げることが出来ないよう、葉の上に置いても歩いたり掴まったりする力もない幼虫は
葉の上に置いてもらわないと葉を食べることさえ出来ません。
成虫になっても羽が小さく筋力が無いため羽ばたいても飛べず、口がなく羽化から10日ほどで餓死してしまいます。
羽化から餓死するまでの数日間に卵を産まされるのです。
絹を取るための蚕たちは二日間不眠不休で糸を出し、繭をつくります。
絹糸を傷つけず採取するために、まだ生きている蚕が入った繭を熱湯にいれるのです。
一反の反物を作るのに約3000の繭が必要と言われています。
振り袖か訪問着か等によっても異なりますが、1着の着物を作るのに2500~3000の命が生きたまま殺されていることになります。
葉の上に置いてもらわなければ歩く力さえなく、生きたまま茹でられるか、成虫になっても食事さえ出来ず卵を産んで死ぬ。
人は絹を大量生産したいがためにここまで一つの種を「改悪」してしまいました。
蚕から口さえ奪った人間。完全に人の道を外れていると感じざるを得ません。
ファッションはその人自身を表現する一つの方法だと思っています。
私はこんな悲しい素材を身にまといたくない。シルクの現実を知ってからは絹製品は買っていません。
また絹はお手入れも大変。化繊なら汚れても洗えます。
「洗える着物」で検索すると、蚕たちを殺していない可愛い着物がたくさん見つかりますよ!
*******************************************
シルクは、蚕(かいこ)から作られます。
蚕とはカイコ蛾の幼虫のことです。
蚕は、4週間位が経った頃に繭を作り始めます。
蚕は口から糸を吐き出し、自分の体を包み込める様に、丸2日間をかけて繭を紡いでいきます。
幼虫はこの繭の中でさなぎとなります。
本来なら、そこから2週間程で成虫(蛾)へと成長し、繭を破り、外の世界へと出ます。
しかし、シルクの生産では、成虫になって繭から出てくると商品に傷がつくため、
繭ごと、蚕を生きたまま煮て殺すのです。
こちらの業者の主張によると、
一反の着物は約680gの重さで、その重さの着物は生糸900gから作られており、
900gの生糸は2700匹の蚕から取る必要があるとのことです。
つまり、着物を一反作るだけで、2700匹も蚕が殺されているということです。
これは冒頭の記事の著者の主張と一致します。
業者の主張では900gあたり2700匹とのことですが、
PETAなどの動物権利団体は、
450gあたり3000匹、500gあたり3000匹以上の蚕が殺されると主張しています。
そして、毎年、7000億匹の蚕が、シルクのために殺されているとのことです。
いずれにせよ、人間が着飾るためだけに、蚕が大量繁殖、大量虐殺されているのは間違いありません。
繁殖に必要な蚕だけは成虫になっても生かされますが、
生産性の低い不健康な卵は燃やすなどして、淘汰されます。
また、冒頭の記事にもあったように、
蚕は、人間に遺伝子組み換えを繰り返された結果、
仮に成虫になったとしても 飛ぶことは出来ず、わずか数日で死んでしまう体にされているのです。
******************引用******************
度重なる遺伝子組換えは人間の都合の良い様に変えられ、
よって今の蚕は逃げれない様、脚の把握力がとても弱く、
野外の桑の葉に置いても上手く歩けず、
樹木に自力で付着し続ける事も出来ず、
滑って地面へと落ちて死んでしまうのです。
そして、さなぎから成虫に返ってからも、
羽根に対して体が大きく、
飛翔に必要な筋肉が退化している為、
いくら羽ばたいても飛ぶ事が出来ません。
蛾として生まれてきたのに、地面を這いつくばって歩く事しかできない。
しかも、遺伝子組換えにより、成虫には口がありません。
成虫になった蛾は何も食べる事ができないのです。
飛ぶ事も、食べる事も出来ず、すぐに交尾させられ、
500個ほどの卵を産んだら僅か10日で寿命が尽きて死んでいきます。
卵を産む為だけに生まれてくる命。
これを人間に置き換えたら如何でしょうか。
この世に生まれた瞬間、手足が無いのです。
そして口も無い。
ご飯を食べる事も歩く事もできず、子どもを産む為だけに即SEXし、産み終わったらすぐに殺される。
*******************************************
蚕の成虫に口はないとありますが、
こちらのリンク先の主張によると、口はあるけど退化していて食べられないとあります。
いずれにせよ、食べることはできず死ぬしかないのです。
カイコガは人間のせいで、野生回帰能力を失った家畜動物と言われています。
人間の手がなければ生きることができない、悲しい生き物になり果てたのです。
人間が着飾るためだけに、毎年7000億匹のカイコが繭を作り、用済みになれば茹でて殺されています。
高級、オシャレどころか、そんなものを着ていることは、無知、残酷の象徴です。
シルクなど生きていく上で、全く必要ありません。
購入しないようにしてください。
アニマルライツセンターでは、1月9日の成人の日に、街頭アクションを行うそうです。
成人式では、着物はもちろんのこと、毛皮やフェザーまでもが使われます。
動物性のものは、すべて動物虐待の産物です。
消費者がこの裏側に気づき、買うことをやめない限り、動物虐待がなくなることはありません。
動物性のものは買わないようにしてください。
基本は、動物性にしろ何にしろ、今あるものを限界まで使うことです。
最近は、エシカル(倫理的)消費が叫ばれていますが、
最大のエシカルは、「消費しないこと」です。
どうしても新しいものが必要な場合は、
タグを見て、動物性素材が使われていないものを購入するとか
古着を購入するようにしましょう。
以下は、二階堂ふみさんも紹介した、植物性ダウンコートを作っているブランドKapok Knotさんのお話があります。
以下、アニマルフリー(動物性素材を使わない)ブランドをまとめておきます。
Embassy of Bricks and Logs(春夏物 カバン靴 秋冬物)
私は4年前に、Matt & Natでヴィーガンのバッグを購入して今も使っています。
※リブログ、SNSなどへのシェアは、ご自由にお願いします。 確認は不要です。