先日、「池上彰のニュースそうだったのか~今どきの常識アップデートSP」で、ヴィーガンの話題が取り上げられたそうです。
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昨日、TV 「池上彰のニュースそうだったのか~今どきの常識アップデートSP」でめずらしく
正しいvegan情報が放映されたとのこと。
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肉を食べないって事だけがveganでなく
"動物の命を尊重すること" つまり食だけでない
"脱動物搾取"、その目的は動物の為と伝えてくれた。
日本では家族の理解がないとか、まだまだ難しいので
完璧なgo veganでなくて、
みんながみーんなで可能な限り動物利用が減るようにと
心から願っています。
vegan=肉食やめろな押しつけ、と未だ言われてますが😢
元々は
"動物虐待に繋がる人の食文化、産業、社会の仕組みを
人だけでなく、動物も含め地球全体がより良くなることを
目的として誕生した言葉"
今は、食べ物や衣類や娯楽やあらゆる目的のために
動物が犠牲にされることなく生活する方法として提案されていること
自分はあっという間にvegan11年
病気して→ベジ→gary youroskyのworkshop
参加し学んでからveganのライフスタイルです。
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If we could live lives happy and healthy without harming others, why shouldn't we?
(他人に害を与えることなく、幸せで健康的な生活を送ることができるのなら、なぜそうすべきではないのでしょうか?)
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ようやくテレビで正しい知識が取り上げられました。
ヴィーガン=完全菜食主義者と思っている人がかなり多いですが、
正しくは、動物搾取を行わないライフスタイルをいいます。
つまり 食に限らず、動物を利用した衣類、娯楽、動物実験、生体販売、盲導犬などの使役動物など、すべてに反対しています。
しかし、これらに反対するという事は、すべての産業を敵にまわすという事でもあります。
特に、その業界だけでなく、それをスポンサーに持つメディア、そして依存体質にある無数の消費者を敵にまわすのです。
なので、メディアや消費者は、徹底してヴィーガンのイメージダウンをはかり、その通りになってきました。
このアベプラの動画などはまさにその典型例。
完全菜食主義者"ヴィーガン"、と間違った情報が書かれています。
確かアナウンサーも、ヴィーガン=完全菜食主義者、とパネルで説明していたような気がするのですが、そのシーンが見当たりません。
内容は、小学校前で血まみれの牛のパネルを見せながら活動する、いわゆる過激派と呼ばれるヴィーガンを取り上げたもの。
先に書いておくと、私は小学校前でやること自体は反対しません。
一定の効果があるなら、むしろやるべきでしょう。
ただし今回は、特に効果もなかったようですし、ヴィーガン=過激というレッテルが貼られ、
ヴィーガン全体のマイナスイメージとなり、逆効果だったと言えそうです。
血まみれの牛、つまり、と殺の写真は、チョイスとしては良くなかったのかなとは思います。
子供に限らず、あまりに画像がきついと、逆に目を反らしてしまいがちですし、
今回のように大人が動いてしまう可能性があります。
子供相手だからこそ、絶妙なラインの写真を用意しておく必要があったとは思います。
あくまで番組で紹介されていたパネルでいえば、1番左のシュレッダーの画像は、
ヒヨコの原型が映っていて、ミンチにされる前ですし、悪くはないのかなと。
あと、畜産動物たちの問題はと殺の瞬間だけではありません。
生まれてから屠殺に至るまでのあらゆる事が残酷なのであり、むしろ死んでしまった方が楽なのではないかと思えるような事すらあり、問題なのは殺すことだけではなく、畜産そのものが問題なのです。
殺す事自体に問題を投げかけても、それくらいなら知っていると思い込んでいる人が多いので、問題の本質は伝わりにくいです。
総合的に見て、血まみれの牛の写真は必要なかったのではないかと思います。
出演されているヴィーガンお2人とも、想定される質問に上手く答えられておらず、全体的に戦略性に欠ける方々だと思いました。
とはいえ、この方々を否定するものではありませんが。
動物を守ろうという思いが、こうした突発的な行動に移ってしまったのでしょう。
無知で、感謝していただきますと言えば、何でも正当化できると思いこんでいる人や、
事実を知ってもなお、自分を変えられない、言い訳を探してばかりの人よりは、何倍も素晴らしいとは思いますよ。
ただ、戦略は練って、相手の典型的な言い分には返せるように、自分の考えを整理しておきましょう。
ロンブーの敦は、食育がどうとか言っていましたが、
今の日本人の食育なんて、
畜産動物達が広々とした場所で大切に飼育されていると思い込んでいて、
動物を食べなきゃ栄養不足になる、
動物を食べることは仕方ないことだ、
だから感謝していただきますと言いましょう、というお決まりのものでしょう。
小学校では命の授業なるものをやって、心の痛みと葛藤して乗り越え成長する子供の姿が素晴らしい、という茶番劇を繰り返しています。
まず、畜産動物は壮絶な虐待を受け飼育されていますし、
動物を食べなくても栄養不足にはなりませんし、むしろ正しい菜食は健康になりますし、
動物を食べなくても生きていけますし、
感謝していただきます、なんて誰でも言える、何の意味もない言葉です。
この食育の結果、今の日本人はやりたい放題。
大食い番組、早食い番組が当たり前のように流れ、
店はメガ盛りなどと言って客の目を引き、
インスタ映えのために食べもしないものを注文し、
酔っ払いが道端に食べたものを嘔吐し、
フードロスは世界ワーストレベル。
食育とは一体?
無知でメルヘンな人が教える食育なんてものは何の意味もなさないのです。
とはいえ、この動画はわずか1週間で、48万再生。
ヴィーガンのイメージは下げれる、視聴数は稼げる、でメディア側の思う壺となりました。
この動画を見た時は、かなりやる気がなくなりました。
メディアのヴィーガンイメージ下げ戦略はドラマにもありました。
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こんなのドラマでやったら
ビーガンが否定されるから補足します。
ビタミンB12は海苔に含まれているので、
菜食主義イコール栄養不足にはならない。特に日本人は。
ビタミンB12は藻類には含まれます。
ビーガンが栄養不足になるというのはタブー。
ちなみに 必須脂肪酸のアラキドン酸はワカメに含まれています。
動物性の方が含有量が多いけれど、
今日食事が欧米化し、アラキドン酸を含む動物性の食事が増えているため、
アレルギーを起こす人が増えています。
むしろ取り過ぎに注意の必須脂肪酸です。
ワカメの葉・茎・メカブの各部位およびアサクサノリの原料であるスサビノリのステロール組成ならびに脂肪酸組成について調べ,海藻の食品としての価値を脂質の面から検討した。
1.ワカメの各部位の主ステロールは,24-メチレンコレステロールとフコステロールであり,葉部は乾燥重量100g当り32.4mgの24-メチレンコレステロールおよび206mgのフコステロールを含有した。
これは,茎部・メカブ部より有意に高い含量であった。
しかし,茎・メカブ部両者の間に差は認められなかった。
2.スサビノリの主ステロールは,コレステロールで,全ステロールの46.9%を占め,乾燥重量100g当り2.7mgの含有である。
これはのり1枚(平均3g, 上級品)中0.081mgという含量である。
3.ワカメの葉部の脂肪酸は,飽和脂肪酸を23.7%,不飽和脂肪酸を76.3%の割合で含有し,オレイン酸, リノール酸, リノレン酸, アラキドン酸, エイコサペンタエン酸など高度不飽和脂肪酸に富んだ。
4.茎部の脂肪酸は,飽和脂肪酸を31.8%, 不飽和脂肪酸を68.2%含有し,オレイン酸, リノール酸, アラキドン酸に富んだ。
5.メカブ部の脂肪酸は,飽和脂肪酸を43.5%, 不飽和脂肪酸を56.5%含有し,オレイン酸とリノール酸に富むが,C_20の不飽和脂肪酸は少ない。
6.スサビノリは,飽和脂肪酸を23.3%, 不飽和脂肪酸を76.7%含有し,ワカメ葉部と同じ割合であった。
しかし,スサビノリはエイコサペンタエン酸のみで30%の高値で含有されているのが特徴的であり,それは乾燥重量100g当り38.9mgの含量である。
そしてスサビノリのC_18の不飽和脂肪酸は,9.1%と低い含有であった。
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ヴィーガンの人が菜食を続けた結果、ビタミンB12不足になった、などというシーンをドラマで流しているのです。
確かに 管理栄養士の方も、菜食の人はビタミンB12を取りづらいので、サプリで摂るように勧めています。
サプリを飲むなんて不自然だ、だから菜食は不自然な食事だ、と言う人もいるようです。
ただ、私は一切サプリは飲んでいませんが、何ともありません。
コメント欄を見ても、サプリは飲んでないという人がいます。
ビタミンB12は、元々肉に含まれているわけではありません。
自然界の水や土の中にいる微生物が作り出しています。
そのビタミンB12を含んだ植物を、家畜が食べることにより、肉にビタミンB12が含まれているだけです。
しかし、今は土壌汚染により微生物の数が減ってしまったため、植物にはビタミンB12が含まれなくなっています。
なので最近は、家畜の飼料にビタミンB12が入っておらず、家畜がビタミンB12不足になるため、
ビタミンB12をサプリで与えたり、飼料に混ぜられたりしています。
肉食の人は、その添加されたビタミンB12を食べているにすぎません。
つまり、サプリを摂らなければならないのが不自然な食事というなら、あなた方も不自然な食事です。
多分、上の方がおっしゃられるように、藻類に含まれているものと思われます。
無農薬野菜を食べている方は、土がある程度ついた状態で食べれば、土からビタミンB12が摂取できますしね。
まぁこんな感じで、メディアによる、ヴィーガンイメージ下げ戦略はあらゆるところで行われています。
そこへきて、冒頭の動画。
まさかテレビが正しい情報を伝えるとは、驚きでした。
一体どういう力が働いているのかは分かりませんが、鈍足であるもののやはり少しずつ進んでいるのだな、という感じはしました。
最後に、最近公開された路上活動の対話の様子。
この路上活動はcube of truth(キューブオブトゥルース)と呼ばれるもので、
動物問題の映像が流れたディスプレイを持って立ち、
映像に関心を持ち、立ち止まった人に、対話役の人が、対話をしながら、動物搾取について知った結果どう思うかを話していきます。
映像は、Dominionであることが多いようです。
以下、大まかな対話の内容。
男性は、
可哀相、自分がやられたら嫌だ、肉を食わなくても生きていける、と言いながらも
難しいことだ、と言って、ぼやかします。
食べる理由をさらに問われると、
気持ちは分かるけど、肉は美味いことは美味い、洋服は質が良いから
などとと言って、本音が出ています。
しまいには、人間には集団心理っていうのがあって、
ケンカがあっとして、止めに行く人は勇敢だなって思うけど、
一人一人が止めにいったって止まるわけではないと思うし、
という集団心理がある以上、仕方がないことだ、と言いつつも、
例えば昔から動物を食わない文化だとしたら、今も食ってない。
良くないと思う。
ただもう、こうなった以上、1人1人がそういう考えが変わっていかなきゃいけないんじゃないか。
という、よく分からないことを言い出しています。
だから、自分が変わらなければならないのでは? と思いますが、
とにかく今 正当化をする事が先にきているため、整理されておらず、言っていることがぐちゃぐちゃですね。
ほとんどの人と同じように、こういう件について、考えたことがなかったのが分かります。
その後は、日本人お決まりのセリフ、
そのためのいただきますだし、と言っています。
しかし、活動家に「いただくという言葉を並べて、感謝という言葉を並べてるから、この行為が正当化されますか?」
と問われると、
いただきますと言ってるから良いわけではない、とすぐに認めていました。
この感謝していただきます、という言葉は、日本人の癌ですね。
そこからは、逃げるように去っていきました。
「もし被害者の立場だったら」
ここが皆さん完全に抜け落ちています。
何を食べるかは、個人の自由。
そんなことは分かり切ったことです。
では、自由のためなら何をやってもいいのか?
法律に触れなければ、イジメも、嫌がらせも、差別も、ハラスメントも何もかも自由だというのか?
自由とは、被害者がいない事が大前提ではないのか?
人間は、動物虐待反対と言いながら、動物を食べ、虐待産業に金を払い、
戦争に反対と言いながら、戦場のような殺戮を動物達には行っています。
自分さえよければいい、人間さえよければいい。
そこに疑問を呈しているのが、ヴィーガンという事です。
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