闘牛は戦うことが命? | チロ・ツグミ・メリー・マフユと 動物問題 ~ ヴィーガン ~

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愛猫チロとツグミ、愛犬のメリーと暮らしています。
主に、動物問題について書き記します。
超偏食&料理経験なしでしたが、畜産の悲惨な実態を知ってから、ヴィーガンになりました。

調査されている方がおらず、まだまだ実態が不透明な闘牛。

 

しかし 以下の記事で、闘牛士自らが一部の実態を述べていました。

 

 

****************引用****************

 

沖縄県うるま市で行われた自分の成人式に1トン以上もある闘牛を連れて行き、一躍有名人となった神谷美姫さん(21)。

闘牛であるこうちゃん(光神龍)との出会いから、闘牛に目覚め、それ以来毎日牛舎に通って、面倒を見ているという。

 

一ーたしかに神谷さんがこうちゃんのそばに行くと、こうちゃんは寄ってきましたね。

 

神谷 そうなんです。

可愛すぎてこうちゃんのことで頭がいっぱいです。

そして結婚したいくらい愛しています

 

 

一ー趣味でやるには相当な覚悟が必要ですね。

 

神谷 そうなんです。

それに闘牛だけで食べていくことは基本的には不可能です。

大会はありますけど、賞金は20万円くらい、大きい大会だと60万円くらいですが、それ以上に維持費がかかります。

 

 

一ーちなみに闘牛1頭につき、管理費はどのくらいかかるのでしょうか。

 

神谷 1ヶ月10万円~15万円くらいです。

ただ病気の治療などは別のため、もっとかかる月もあります。

 

 

一ーちなみに闘牛は大体いくらくらいで取引されるのでしょうか。

 

神谷 ピンキリですが、20万円から500万円くらいです。

大会で常に勝っている闘牛は高額で取引されますね。

 

こうちゃんはずっと勝っていた強い牛だったので、400万円以上でした。

“殺し屋”という異名が付けられるくらい強くて、無敵の闘牛だったんです。

9歳のときに徳之島からうちの牛舎にきました。

 

 

一ー徳之島には強い牛が多いのでしょうか。

 

神谷 めちゃくちゃ多いです。

徳之島にはミスドもマックもないし、ファミマは島に3軒しかなくて。

娯楽がない島なので、闘牛だけに集中できるんです。

日本で一番闘牛が栄えているのは徳之島ですね。

最近は沖縄でも広がってきていますが、闘牛場の集客率は日に寄ってかなり違います。

 

 

一ーこうちゃんは神谷さんと出会う前までは無敵で、戦わず睨みだけで勝利するなどその強さを見せつけていました。

そんなこうちゃんとの初めての大会では、プレッシャーはありましたか。

 

神谷 ありましたね。

大会の1週間前から全然眠れなくて。

闘牛の強さは、育てる闘牛士の腕にかかっているので、こうちゃんを絶対に勝たせなきゃいけないって自分を追い込んでいました。

でも、初めての大会では負けてしまって、こうちゃんに怪我をさせてしまったのがすごく悔しかったです。

父からも「甘やかしすぎだ」と結構怒られてしまって。

闘牛は試合中に死んでしまうことがあるくらいリスクが大きいものなので、それからは甘やかし過ぎるのはやめました。

 

こうちゃんが好きなだけで、闘牛自体が好きかと言われればそうではないんですが、こうちゃんと一緒にいると決めた以上、戦うことは避けては通れない道だと思っています。

こうちゃんに怪我をさせないようにもっと強く育てようと誓いました。

 

 

一ーこうちゃんの最近の体調はいかがでしょうか。

 

神谷 あまり良くない状況が続いていました。

大会で足を怪我したこともあって、自分の体を支えられなくなってしまって。

ほとんど寝たきりだったんです。

 

 

一ーこうちゃんは今年で12歳とのことですが、闘牛の寿命はどのくらいなんでしょうか。

 

神谷 12歳っていうのは正直厳しいですね。人間だとおじいちゃんですし、この歳だと引退している牛も少なくないです。だから真剣にこうちゃんの将来を考えなければいけません。最近は朝から晩までずっとそのことで悩んでいて、父ともしょっちゅう言い争いをしています。

 

 

一ーこうちゃんの将来というのは?

 

神谷 闘牛はやっぱり戦うことが命なので、戦うことができなくなったらこうちゃんはここにいることができません。

そうすると選択肢としては、種牛として一生を終えるか、もしくは食べられるかの二つに一つです。

こういう話はこうちゃんは耳がいいので理解しています……。

 

私は可能な限りこうちゃんと一緒にいたいと思っていますが、歳を取るにつれてかかるお金も増えるので、現実的には難しいです。

それに私自身、こうちゃんが怪我しただけでも大パニックで何日も落ち込んでしまうので、最後まで看取る自信がないです。

父からは、「そろそろこうちゃんの今後を真剣に考えなさい」と言われているので、こうちゃんと向き合いながらゆっくり考えていきたいです。

 

 

一ー神谷さんの今後の目標は何でしょうか。

 

神谷 こうちゃんのかわいさをみんなに知ってもらうことです。

こうちゃんや闘牛の存在がもっと世の中に知ってもらえたらと思います。

 

そして日本の闘牛がもっともっと盛り上がったら嬉しいです。

闘牛場に足を運ぶ人は年々減っていますし、闘牛を飼う家庭も減っています。

闘牛に対して怖いイメージがあると思いますが、実際はとっても可愛い闘牛もたくさんいます。

 

ぜひうるま市に闘牛を見に来てください。

そしてこうちゃんの可愛さを知ってもらえたら嬉しいです!

 

****************引用終***************

 

 

引用元の記事を全て読んでいただくと、色々とツッコミどころが満載なのですが、

ここでは闘牛の実態にしぼって引用させていただきました。

 

 

まず、おそらく多くの方が勘違いされているであろう、スペインの闘牛と、日本の闘牛の違いについて触れておきます。

 

スペインの闘牛は、試合中の虐待・虐殺は有名だと思いますが、試合前から虐待は始まっています。

試合前になると、強制的に異常な興奮状態に陥らせるために、ありとあらゆる虐待が行われるのです。

 

目隠しをし、濡れた新聞紙の耳栓をし、

ワセリン塗布され 眼は露み、鼻の詰め物をされ 息が苦しくなり、

性器に針をさし 苦痛を倍増させ、

身動きが取れない囲いの中で二日間過ごさせたり、

一週間水も餌も与えず暗室に閉じ込めたりします。

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スペインの闘牛の実態を調査 | ヲタクルムのダイエット日記 (ameblo.jp)

 

こうして草食動物の牛を、荒れくれ牛に変身させた状態で試合を始めるのです。

 

そして試合中は、人が牛を殴ったり、剣を突き刺すなどして虐待を行います。

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そして最後に、弱った牛の心臓を突き刺し、とどめを刺します。

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人間有利の条件で始めていますから、大抵人間が勝つのでしょうが、

仮に牛が勝ったとしても必ず牛は殺されます。

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別の闘牛士がやってきて、牛を殺すのです。

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闘牛場にきたら最後。牛に待っているのは、死、のみです。

 

スペインはこれを文化とか伝統とか言ってますが、

闘いたくもない牛をイジメて無理やり怒らせ、武器を持って有利な条件でやってるわけですからただの殺戮です。

 

 

 

これに対し、日本の闘牛では、人と牛ではなく、牛どうしが闘うルールとなっており、スペインとはかなり異なっています。

 

*****************引用*****************

 

牛たちは囲いがされた直径約20メートルの土俵で闘います。

牛たちには身振りや平手打ち、掛け声で彼らを奮い立たせる勢子が付き添います。

 

闘牛のルールは簡単です。

牛たちは互いに頭突きをしたり、試合前に研がれた角を使ったりしてぶつかりあいます。

 

先に相手に背を向けるか、逃げた方が負けとなる闘牛の試合は、

数秒で勝負がつくこともあれば、それよりずっと長く続くこともあります。

30分以上続いた場合は、観客の同意を得て引き分けとすることができます。

 

闘牛は専用の牛小屋で丹精込めて育てられており、世話をする人はしばしば闘牛を家族の一員のように扱います。

 

牛たちには、1日2回、必要や発達段階に応じて大量の牧草とサトウキビが与えられます。

毎日ブラッシングされ、運動のために頻繁に散歩にも連れ出されます。

 

牛の世話をする人が牛を引いて砂浜を歩いたり、浅い岩礁に入って牛の後肢の筋肉を鍛えたりしている光景がよく見かけられます。

また、後肢と同じくらい重要な首の筋肉も鍛える訓練も行います。

 

闘牛の角は、牛の成長とともにその牛の闘い方に合わせて形が整えられ、試合前には鋭く研がれます。

 

****************引用終***************

 

 

牛どうしが互いに角で突いたり、頭突きをしたりしながら、押し合うような形になります。

 

こちらは実際の、試合の映像です。

背を向けたり、逃げた方が負けになります。

つまり、相手が死ぬまでやるわけではないのです。

 

このあからさまな虐待ラインを避けているあたりが日本人らしいところで、

スペインの闘牛とは違って殺すわけではないし、家族のように大切に育てているから虐待ではない、と主張してくるわけです。

 

しかし、冒頭の記事で

 

>初めての大会では負けてしまって、こうちゃんに怪我をさせてしまった

 

>大会で足を怪我したこともあって、自分の体を支えられなくなってしまって。ほとんど寝たきりだったんです。

 

とあるように、闘牛ではケガをすることが頻繁にあると述べていますね。

 

 

さらに、

 

>闘牛は試合中に死んでしまうことがあるくらいリスクが大きいもの

 

と、過去闘牛によって死んでしまった牛がいることもほのめかしています。

 

角を持った牛同士が突き合ったり、押し合ったり、転んだりするわけですから、当然ですよね。

 

 

ケガをする、死んでしまうリスクが大きいことをわざわざさせるのは、何のためかと言えば娯楽のためです。

 

>娯楽がない島なので、闘牛だけに集中できるんです。

 

つまりは人間の暇つぶしのために、牛は不必要に生まされ、戦わされ、ケガをさせられるわけです。

 

 

そして、戦えなくなり用済みになれば、殺され、肉にされます。

 

>闘牛はやっぱり戦うことが命なので、戦うことができなくなったら

選択肢としては、種牛として一生を終えるか、もしくは食べられるかの二つに一つです。

 

 

なぜかと言えば、金がかかるからです。

 

>私は可能な限りこうちゃんと一緒にいたいと思っていますが、歳を取るにつれてかかるお金も増えるので、現実的には難しいです。

 

 

冷静に考えてみてくださいね。

あなたは、あなたのペットである犬や猫を、歳をとって金がかかるようになったからといって殺すのですか?

 

もちろん、そういう輩も日本には沢山いますよね。

病気になって金がかかるから、棄てるという手段をとる連中です。

ずっと家で過ごしてきた犬猫を棄てるというのは、殺すことと等しい行為といえるでしょう。

 

ではその連中を皆さんは、金がなかったのだろうから仕方がない、の一言で済ましますか?

そんなわけがないですよね。

 

「ふざけんな! 終生飼育ができないんだったら、最初から飼うな!!」

と思うのが普通でしょう。

 

しかし闘牛の連中は、金がかかるから仕方がないから殺して肉にしてもいい、と主張しているわけですね。

これのどこが家族なのでしょう?

 

だったら、この人たちは老人になって仕事ができなくなれば、金がかかるから死んでください、と家族に言われて納得するんでしょうかね?

そんなわけがないでしょう。

 

自分は嫌だけど、牛は仕方がないので、殺して食べます。

結局は、牛を都合の良い所有物として見下しているということです。

 

丹精込めて育てるとか、大切に世話をするなどと言いますが、そんなのは飼う以上当たり前の事です。

 

殺されるところを助けて保護した動物とかならまだしも、

娯楽という利己的な目的のために飼育しているわけですから、それはあくまで勝つためであって、つまりは自分のためでしょう。

だから目的を失えば、つまり 勝てなくなったら殺すわけです。

 

 

>結婚したいくらい愛しています!

>私は可能な限りこうちゃんと一緒にいたいと思っていますが、歳を取るにつれてかかるお金も増えるので、現実的には難しいです。

それに私自身、こうちゃんが怪我しただけでも大パニックで何日も落ち込んでしまうので、最後まで看取る自信がないです。
 

この方は結婚したいくらい愛しているけど、戦えなくなったら殺すし、看取りたくないから殺すそうですよ。

いや、看取れよ・・・。

 

所詮は牛がカワイイと感じてのめり込んだだけの話で、ペットショップに行って子犬に一目惚れして衝動買いした連中と何も変わっていません。

 

金がかかるから殺す、ケガするのを見るだけでもしんどくて、看取るのはきっともっとしんどくなるから見えないところで殺して?

 

>こうちゃんに怪我をさせないようにもっと強く育てようと誓いました。

>そして日本の闘牛がもっともっと盛り上がったら嬉しいです。

 

自分の牛がケガしなければ、他の牛はケガしていい?

日本の闘牛が盛り上がれば、こうちゃんのように殺される牛がもっと増えることになりますが・・・?

 

>闘牛はやっぱり戦うことが命なので、戦うことができなくなったらこうちゃんはここにいることができません。

 

闘牛は戦うことが命?

牛は戦うために存在しているわけでも、人間を楽しませるために生きているのではないでしょう。

 

皆さんは、あなたは○○しなければならない、と勝手に他人に運命を決められて納得できるんですか?

 

この人は自分がやりたいと思った闘牛士を自分で選択しておきながら、牛には選択肢を与えないわけです。

 

 

どこまでも自分本位で、メルヘンと残虐性が混在していて、言ってることがさっぱり分かりません。

 

ザ・人間という感じはしますが。

 

 

冒頭の記事のうるま市というのは、沖縄です。

日本全体が、愛護レベルの低い国ではありますが、沖縄はその中でも動物愛護意識の低い地として有名です。

 

沖縄は、闘鶏も盛んで、闘鶏の方はすさまじい虐待の実態が明るみになっています。

 

 

数々の虐待だけでなく、闘鶏が暴力団の資金源になっている可能性も浮上してきました。

 

 

沖縄は他にも、工場現場犬、行ってらっしゃい散歩、徘徊犬、はたけ犬など、犬にも極限まで虐待する習慣があります。

 

野良猫の不審死、切り刻まれた死体なども頻繁に目撃されています。

 

市民から議員、警察に至るまでもが、動物の虐待に無頓着な人が非常に多いと思われます。

 

 

また 闘牛は、賭博があると考えられます。

 

*****************引用*****************

 

闘牛はもちろん賭博の対象である。

競馬や競艇と違って公営ギャンブルではないから厳密に言えば違法なのだが、警察も見て見ぬふりをしている。

 

島民が賭けの対象にしているのは闘牛だけでなく、プロ野球、高校野球、相撲などなど。

選挙の結果まで賭けの対象になるというからよほどギャンブルが好きなのだろう。

 

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上記は2010年の記事で少々古めではありますが、

10年程度で田舎の人たちの人間性が急に変わったりしないので、現在も同じ状態と考える方が自然でしょう。

 

賭博は言うまでもなく違法です。

賭博を生みだすような産業は、なくなってしかるべきです。

 

 

日本の闘牛や闘犬は、まだまだ調査されている方がおらず、虐待の証拠はなかなかありませんが、調査すればいくらでも都合の悪い事実が出てくるでしょう。

 

闘牛、闘犬、闘鶏。

人間の娯楽のために、家族などと謳い、無用に動物達を利用する悪しき文化に反対していきましょう。

 

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