日本の養豚ー痛みの中の一生 | チロ・ツグミ・メリー・マフユと 動物問題 ~ ヴィーガン ~

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愛猫チロとツグミ、愛犬のメリーと暮らしています。
主に、動物問題について書き記します。
超偏食&料理経験なしでしたが、畜産の悲惨な実態を知ってから、ヴィーガンになりました。

以下は、日本の養豚場の豚の様子です。

みなさんに質問です。

 

この豚たちは、何歳くらいだと思いますか?

 

①0歳~1歳

②1歳~2歳

③2歳~3歳

④3歳~4歳

 

参考までに生まれたての子豚は、こちらです。

 

また、豚は15~20年生きると言われています。

 

画像の豚たちは、子供の豚と比べるともうすっかり大人という感じですよね。

 

正解はこちらの動画にあります。

 

 

①でした。

たったの生後6か月以内です。

つまり、彼らはまだほんの子供です。

 

豚肉にされる豚、

すなわち、母豚や、精液を採取されるオス豚(種豚)以外は、わずか生後6か月で殺されます。

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つまり、ほとんどの豚たちはまだ子供のうちに殺されるのです。

 

なぜここまで大きいのか?

それは人間が、品種改良を行ってきたからです。

 

豚は、イノシシの品種改良です。

人間が食べる肉のために、イノシシを家畜化したのが豚なのです。

そして、少しでも多くの肉が取れるように、短期間で大きくなるように改良されてしまいました。

 

 

品種改良には

・ 一日でも早く出荷するための「成長率の向上」

・ 脂肪が交雑した霜降り肉などを作るための「肉質改良」

・ より多くの子供を産ませるための「繁殖能力の向上」

などがあり、

人間都合の品種改良によって、豚は苦痛を感じたり、病気を抱えやすくなっています。

 

 

まずは、脚弱。

足が弱り、立ち上がることが困難になります。

 

脚弱は、床の状態、拘束飼育による運動不足など様々な要因がありますが、成長率向上による品種改良も要因の一つです。

 

生後4、5か月の豚の多くが四肢の関節に骨軟骨症があり、徐々に進行して、やがて脚弱という症状になって現れます。

動画

 

 

次に、母豚の空腹による異常行動。

 

太るように改良されたことにより、豚たちはお腹が空きやすくなっています。

しかし母豚は、妊娠期間中、生殖能力を最適化するために、餌を制限されます。

 

餌を満足に食べることの出来ない母豚は、空腹に苦しみ、

目の前の柵をかじり続けたり、

 

口にモノが入っていないのに口を動かし続けたり(偽咀嚼)などの異常行動を起こします。

 

 

そして、子豚の死亡率の増加。

 

日本の母豚1頭あたりの産子数は11頭。

豚はイノシシの品種改良ですが、イノシシの産子数は4~5頭ほどなので、かなり多産になってきていることが分かります。

 

母豚が多産になるにつれて、離乳前の子豚の死亡率は増えます。

ある研究では、13年間で、生まれた豚が3.0頭増加し、離乳前の死亡率は5.4%増加していることがわかりました。

 

 

さらに、母豚の脱肛。

 

脱肛は直腸、膣、子宮が外に出てしまう疾患で、母豚は痛みで苦悩し、治癒しなければ死に至ります。

これが「日本ハム」の実態

 

脱肛の原因は様々ですが、品種改良による繁殖率の向上が1つの要因と考えられています。

脱肛の増加により、アメリカでは2013年から2016年の間に母豚の死亡率が約2倍に上昇したというデータが出ました。

 

脚弱、空腹、多産、脱肛など、品種改良は豚たちに様々な苦しみを与えています。

 

 

そして、冒頭の動画の概要欄にはこのように書かれています。

 

****************概要欄****************

 

治療もされないし、軟膏だって塗ってもらえない。

恐怖と苦痛の中で殺されるまで、痛みに耐える。


ーーー補足ーーー

食用豚の約65%強(都道府県により65%~83%)が病気にかかっており、

一部破棄(または全部廃棄または禁止)された上で、食用肉になっています。

 

彼らを救いたい、またはちょっとでも状況を改善したいと思ったら、私たちのアクションに参加してください。 あなたにできること=あなたにしかできないこと

http://www.hopeforanimals.org/demo/ 

 

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豚の65%以上(2017年)が病気にかかっており、一部廃棄 または 全部廃棄された上で、肉になっている、とあります。

 

実はスーパーで売られている肉は、もとは病気の豚や牛の死体の可能性が高く、その病気の部分を切りとった部分を日本人は食べているのです。

 

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屠殺場に連れて来られた牛や豚たちは、異常がないか、と畜検査されます。

そのうち病気が一部分に限定されている場合は、その異常のあった部分だけが捨てられます。

これを「一部廃棄」と言います。

 

病気が全身に広がっていたり、家畜伝染病であったりする場合は枝肉・内臓などすべてが捨てられます。

これを「全部廃棄」と言います。

 

2018年度の食肉検査等情報還元調査によると、

屠殺場に連れてこられた牛と豚のそれぞれ65%、62%に異常があり、その部分だけが捨てられていることがわかります。

 

つまり、スーパーなどで販売されている「牛肉」の65%、「豚肉」の62%は、病気が切り取られた残りの部分ということになります。

 

 

上の表は、2018年度の食肉検査等情報還元調査から算出したものですが、一部廃棄の割合が非常に高いものになっています。

特に牛と豚では高く、6割以上が体のどこかに異常を持った状態で屠殺場に運ばれてきているということになります。

 

食肉検査等情報還元調査では 廃棄の理由を疾病頭数別に見ることができます。


廃棄理由として最も高いのは「炎症又は炎症産物による汚染」で、

次いで「変性又は萎縮」。

黄疸」「水腫」「腫瘍」も目立ちます。

 

多くは一部廃棄ですが、「丹毒症」「敗血症」「尿毒症」などで全部廃棄されている動物もいます。

 

 

豚は生後半年、牛は生後2~3年で屠殺場に運ばれています。

まだ若い動物であることを考えるとこの廃棄率=病気率は異様に高いものに感じられます。

 

県によっては一部廃棄率が100%近いところもあり、その場合屠殺場に連れてこられる動物のほぼすべてに何かしら疾患があるということになります。

しかし、病気でないほうがおかしいのかもしれません。

牛と豚は、馬・めん羊・山羊と比べると数が圧倒的に多く、そして工場型畜産方式で飼育されているからです。

工場型畜産で行われる過密飼育、無麻酔での体の一部の切断、畜舎への閉じ込め、いずれも動物へストレスを与え免疫力を弱める要因となります。

ヒト好みの肉質を維持するために繰り返される近親交配も動物にとってはマイナスでしかありません。


牛は霜降り肉を作るために本来食べる草ではなく穀物飼料を与えられ、自分の舌で草を巻き取って食べたいという欲求を満たすことができず、狭い畜舎の中で自分の糞で体を汚しながら生活しています。


豚もまた何もない狭い畜舎中で、その強い探索欲求を満たすことができず、かわりに仲間の尾をかじります。

尾かじりは廃棄理由である膿毒症や敗血症の原因になります

(膿毒症とは、膿瘍の原因菌が体中に広がった病態です。

脊椎にできた膿瘍に起因するものが多く、原因の一つに尾かじりがあります)。

いうまでもなくこれらの疾病は動物を苦しめます。
この廃棄率は効率を優先させ、動物を顧みない現代の工場型畜産で、動物たちは苦痛を強いられストレスを抱えていることの表れだとも言えます。

問題を解決する方法は目の前にあります。

動物性食品の消費を減らすというごく簡単な方法です。

苦しみ、汚染された肉を食べなくても大丈夫なのです。

 

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2018年では、と殺場に連れてこられた

牛の65%が一部廃棄、豚の62%が一部廃棄。

牛の0.9%が一部廃棄、豚の0.1%が全部廃棄。

 

つまり、牛の66%、豚の62%が何かしらの病気があった、ということになります。

死体からこの病気の部分を切りとったものを、スーパーで肉として並べているのです。

 

異常な数値で、本当に悲惨としか言いようがありませんが、無理もありません。

なぜなら、畜産自体が異常な産業であり、

牛も豚も、ひどい環境下で飼育され、虐待的な工程がいくつもあるのですから。

 

 

豚肉の生産では、生まれた子豚は、生後1週間以内に、3つの虐待が行われます。

 

1つ目は、尻尾の切断。

麻酔なしで尻尾が切られます。

 

「過密飼いのストレスからお互いを傷つけあうことを防ぐ」といった理由で行われます。

食用豚たちは、過密飼育のストレスフルの状況で拘束されます。

あまりにもやることがなく、ストレスが溜まっているため、仲間の尻尾などをかんでしまうことがあります。

 

要するに、飼育状況を快適にすれば、起こらない話です。

業界側がわざわざ豚にとってストレスフルな状況を作って、問題行動をおこさせているにも関わらず、

根本的な改善は行わずに、尻尾を切って痛めつけて対処を行っているのです。

 

日本の養豚場の80%以上で、この虐待行為が行われています。

 

 

2つ目は、歯の切断。

麻酔なしでニッパーで歯が切断されます。

 

「子豚がお母さん豚の乳首や、ほかの豚の尻尾や耳を傷つけることを防ぐ」といった理由で行われます。

これも、かみついてしまうようなストレスフルな飼育を行っている事が原因です。

わざわざストレスフルな状況を作って、問題行動をおこさせ、根本的な改善は行わず、歯を切って痛めつけて対処を行っているということです。

 

切断された歯のうち 92%で神経感染症が起こり、

10.6%が出血、3.3%が骨折し、

歯の切断後、60%で歯の神経が開いてしまっていることが科学的に明らかになっています

 

日本の養豚場の60%以上で、この虐待行為が行われています。

 

 

そして3つ目は、オスの子ブタの去勢。

麻酔なしで、鋭利なカミソリでふぐり(陰嚢)を切開、睾丸を取り出し、一気に引き抜き、切り取ります。

 

血がふきでて、言うまでもなく激痛であり、子ブタは鳴き叫びます(血がふきでた画像)。

あまりの痛みに、痛みが2~3日続くと考えられています。

 

無麻酔での去勢が原因で、心的外傷性疾患により死亡する子豚もいます。

処置後に腹膜炎を起こして死亡したり、ストレスから発育や免疫力が落ちる傾向があります。

 

去勢をする理由は、肉の雄臭を防ぐためです。

人間の味という欲のために、豚たちは切り刻まれるのです。

 

90%以上の養豚場がこの虐待行為を行っています。

 

 

豚の生産では、幼い頃にこれだけのありえない虐待が行われているんですね。

そしてこれらの虐待行為は、母豚の前で行われることがあります。

これが「日本ハム」の実態

 

 

また、個体識別のために、耳が切り取られることもあります。

 

もちろん麻酔なしです。

 

 

豚肉の生産では、子豚たちが床に叩きつけられて殺されることがあります。

 

成長不良、病気、奇形などといった理由で、業者の利益にならないためです。

 

日本ハムの養豚場では、母豚の真後ろでこの叩きつけを行っていました。

日本ハム、母豚の後ろで子豚を叩きつけ

 

 

 

叩きつけられても死にきれず、1時間経っても、もがく豚もいます。

 

 

日本では、他にも、心臓に消毒剤を注射するなどして殺されます。

これが「日本ハム」の実態

 

注射された子豚は、数分苦しみ もがいた後に、絶命します。

 

 

母豚は種付けされると、この妊娠ストールという狭い檻で拘束されながら、飼育されます。

 

一生のほとんどを、転回もできない、身動きができない、何もやることがない、この狭い檻で閉じ込められて生きるのです。

 

食事も、トイレも、この檻の中で行います。

 

必然的に、檻の中は、糞尿だらけの不衛生な場所になります。

 

豚は本来、綺麗好きにも関わらず、自分達の体は、自分達の糞で汚れていきます。

 

あまりの辛さに、豚たちは精神的に追い詰められていきます。

 

 

 

88%以上の養豚場で、この妊娠ストールが使用されています。

 

閉じ込めておいた方が、職員が、母豚たちの受胎・流産の確認や、給餌管理をしやすくなるからです。

母豚は、妊娠ストールで約4か月を過ごし、出産間近となります。

 

 

出産前になると、分娩ストールという檻にうつされます。

ここで、生まれた子供たちは、母豚の母乳を吸って大きくなります。

 

この檻も、妊娠ストールと同様、非常に狭い檻なので、母豚の苦しみは続きます。

 

母豚は身動きができないため、子育てはできませんし、

子供の具合が悪くても、助けることは不可能です。

 

 

 

母豚は、3週間程度、分娩ストールで過ごした後、子供と引き離され、また種付けされ、妊娠ストールへ。

このようなサイクルを何度も繰り返し、4~5年で生産効率が落ち使い物にならなくなれば、屠殺場へ送られます。

 

種付けは、人工授精によって妊娠させられるのが一般的です。

膣に器具を挿入される、非常におぞましい行為です。

 

この人工授精のための精子を、種豚から採取するのです。

 

このように、自然からかけ離れたおぞましい行為を、当たり前のように行っている業界なのです。

 

 

このような苦しい生活を過ごし、時がくれば、トラックでぎゅうぎゅう詰めにされ、と殺場へ運ばれます。

 

ストレスで豚たちの間で闘争が起こることもあります。

当たり前ですが、水を与えるとか、暑さ寒さ対策をするといった配慮は一切ありません。

 

着くまでに、弱って死んでしまう豚もいます。

 

 

また、と殺場に到着した際に、奥へ追いやるときも暴力を奮われることがあります。

 

 

そして、最後は恐怖の中、頸動脈を切られ、出血多量で死亡します。

 

上の動画では、豚が見ている前で、仲間の豚を殺します。

お母さん豚は屠殺までも悲惨

 

豚肉を食べる人たちは、しっかりご覧ください。

 

 

皿の上の肉は、これらのような苦しみを経た、感情があった動物達の死体の一部です。

 

 

日本人はすぐに感謝していただくことに意味があるなどと言いますが、

殺された後に感謝してくれれば、このような悲惨な一生を送ってもいいという奇特な方がいらっしゃれば教えてください。

 

このような言葉は、現実をまるで知らない人か、欲に勝てない人や、倫理観のない人が建前で使う、ただの言葉です。

 

 

豚も、感情があり、個性のある生き物です。

肉からしか摂れない栄養はなく、タンパク質不足になるなど大嘘です。

 

・ 菜食の始め方

 

・ タンパク質は組み合わせが鍵

 

・ 人間の体と食べ物 

 

美味しいという欲だけのために、豚を苦しめるのをやめましょう。

 

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私の豚肉関連の記事の画像の多くが、アメーバ運営側によって削除されていることに今日気づきました。

 

先日、7月5日の記事「日本ハムの株主総会。人道的な豚肉は現実的ではない」がアメブロ運営側によって削除されています。

 

日本ハム側が削除依頼を出し対応したと思われますが、芋づる式に、犬肉の記事や、採卵鶏の記事も消されていました。

 

それだけでなく、豚肉関連の画像まで消されていることが今日判明したのです。

つい9日前までは消されていなかったので、この9日のうちに消されたことになります。

 

これまで別件で記事が削除されたこともあり、記事が削除されるのはこれで2度目になり、合計で4記事消されています。

それだけでなく、画像も消され始めました。

そろそろブログが削除される可能性が高いです。

 

今後、突然ブログにアクセスできなくなった時はそういう事だと思っておいてください。

 

2号店のブログを作っていますが、まだ全然更新していません。

 

今後は、こちらの更新を減らし、2号店を更新するかもしれません。

まだ検討段階ですが。