動物園の内情暴露 | チロ・ツグミ・メリー・マフユと 動物問題 ~ ヴィーガン ~

チロ・ツグミ・メリー・マフユと 動物問題 ~ ヴィーガン ~

愛猫チロとツグミ、愛犬のメリーと暮らしています。
主に、動物問題について書き記します。
超偏食&料理経験なしでしたが、畜産の悲惨な実態を知ってから、ヴィーガンになりました。

以下は、動物解放団体 リブ が、様々な動物園で働いていた方から聞いた、動物園の内情です。

 

 

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動物園で働いていた方が動物園の内情・情報を共有してくださいました。

 

今回は、その方の了承をいただき、その一部を皆さまと共有させていただきます。

 

その方は、これまでに、

・アドベンチャーワールド(和歌山県)

・堀井移動動物園(滋賀県)

・上野動物園(東京都)

 

その他、テレビなどに動物を出演させる動物プロダクション、乗馬学校、動物病院で働かれました。

 

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アドベンチャーワールド

 

 

 

 

 

 

・ 2017年3月、象が飼育員を死亡させている。5日後の開園では大勢の来園客が押し寄せる。

 

 

・ 2017年10月、外国人活動家がイルカのプールに入り抗議活動を行う。

 

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〔働いていた方の情報共有〕

 

陸海空たくさんの種がいます。

最初は草食獣に配属されましたが、空きが出たことから肉食獣へ。

僅かな期間に事故がたくさん起きました。

 

象の体温を測るには、体温計を持った腕をお尻から肘くらいまで入れるのですが、

職員さんの油断があったのか、象の動きに上手く合わせられず腕を骨折

体温計を離さず頑張ってくれたので象の大事には至りませんでした。

 

同じように研修していた男性が獣舎の通路を掃除中、

背中側の熊舎に近づき過ぎ前脚で服を引っ張られ、爪で背中の肉をえぐられてしまいました。

デッキブラシだったか、熊の手を叩くしかありませんでした。

 

また獣舎ですが、普段はサファリに出していてその位置的な問題もあるのでしょうが、

配置は忘れてしまいましたが、通路を隔てて熊の前にライオン…といったようなお互い異種がすぐ前に見える環境にもびっくりしました。

かなりのストレスになるはずです。

 

大きなニシキヘビを首に巻けるということもウリにしてましたが、そのために蛇が締めることをしないように調教があります。

といっても、この行為を何度も何度も3人体制でするだけです。

 

締めが始まってもすぐ対処できるよう最低3人は必要なんですが、私が参加したのはそこそこ出来てる仔でした。

そうなるまでは、締めた際にどのような苦痛を負わすのだろうかと聞きましたが、教えては貰えませんでした。

 

肉食獣担当の詰所は、チーターのサファリを通ります。

凶暴とレッテルを貼られた親子4頭は隔離されてサファリに出ることも出来てませんでした。

他はお腹が空いてなければ問題ないから!と安心させられ目を合わさずかなりの緊張感で日々チーターたちの中を通ってました。

 

そして何よりシャチやイルカのプールの小さいこと…

 

職員さんから毎日のように聞く“信頼関係”という言葉は、彼等にとっては違うんじゃないか。

動物たちはしょうがなく従ってるだけのことでしょう。

狭い空間だったり、あり得ない異種との共存だったり、調教だったり…

 

どこかで抵抗したら、その度合いによってはチーターの凶暴と呼ばれた親子のように野生とはかけ離れ過ぎた辛い生活だけでなく、殺処分ということになり兼ねないと。

日本では比較的広く綺麗な施設ではありますが、飼育員たちの野生動物に対する考え方が安易過ぎて、いずれ大きな事故が起きるのでは…と感じる場所でした。

 

 

 

 

堀井動物園

 

ご存知、あまりにも問題が多すぎる堀井動物園。以下、一部。

 

・2008年 動物を保温する赤外線ライトが原因となったボヤを起こし、ヘビ1人を焼死させる。

 

・2011年 倉庫の火災によってベンガルトラやマントヒヒなどが多数の動物を焼死させる。

 

 

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〔働いていた方の情報共有〕

 

当時住宅街の中の古い小さいビルの全フロアーに、小動物や家畜・爬虫類が主の多種にわたる動物の飼育をしてました。

 

一番体の大きかったとても人馴れしてるラクダが一頭1階を占領し、毎日手綱を引いて時々車ともすれ違う道路を散歩をしてました。

洗ったり、ブラッシングしたりと手入れをしていたのはこのラクダだけだったように思います。

 

サファリや動物園と違って狭く、仮に移動させておく場所もないので、

動物たちが居る状態ではそれはもう適当な掃除で、蜘蛛の巣やゴキブリ、萎びたりカビの生えた野菜の屑もあちこちにありました。

 

動物の専門学校と提携を結んでいたのか、掃除をするのは研修でクラス単位で来る生徒さん達と、私のようなボランティアが時々でした。

狭いところに大勢でギャアギャアワーワーと賑やかで、特に数が多く人間に動じないヤギとヤマアラシのスペースは酷い状態でした。

そんな状況でしたので私は掃除に徹してました。

 

触れ合いに重きを置いてるところの飼育管理はきっと素晴らしいに違いない‼︎という想いで飛び込んだ場所でしたが、狭さと汚さはこれまで見てきたどこにも負けないくらいでした。

 

そんな状況で全ての動物を把握し、接し方にも愛情が感じられました。

が、動物の立場は完全無視されてる飼育環境でした。

 

 

 

 

【動物プロダクション】

 (本文とは異なる動物プロダクションのニュースです)

 

動物プロダクションとは、テレビやイベントなどに動物をレンタルする会社。

テレビのバラエティ番組などに出ている動物はこういったプロダクションが供給している。

 

 

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〔働いていた方の情報共有〕

 

東京:7階建て+屋上(3階くらいまでは賃貸)の会社。

 

男性2人と私の3人のスタッフで、私は7階と屋上の飼育を担当(掃除と餌やり)と夕方の大型犬の散歩でした。

狆が50頭ほどいたのが印象深いです。

 

テレビ番組の出演にビーグルを連れて行ったことがあります。

指示でビーグルに油性マジックを使ったことがありました。

老齢のため白髪が増えてきていたのですが、その部分に茶色と黒の塗料を塗るんです。

あのツンとする臭いの塗料を犬の体に塗るなんて。辛かったです。

 

7階は、大きなコンクリート柱が数本とコンクリートの床で仕切りはなく 藁を一面に敷いて羊・ヤギ・豚がいました。

日当たりは良く、果物や野菜くずの餌やりと、糞の掃除と藁の乾燥がほとんどで、身体の手入れなどは出演依頼があった時のみでした。

 

もう一つの担当場所、屋上が厄介でした。

多種の動物たちが狭いケージで所狭しと。

若いトラが1頭、チンパンジーが2頭、ニホンザルとカニクイザルが1頭ずつ、

ワニ、ニシキヘビ、カラス・フラミンゴ・オウム・ワシ・フクロウなどの鳥類が多く、

通路には猫と鶏がフリーで、奥の小さな小屋には餌としてケースで仕入れたヒヨコたち。

 

屋上の餌やりと掃除が1日の大半を占めてました。

鳥のケージは頭を入れて逃げられないように…何度も頭をつつかれ出血したこともありました。

 

猿はどの子も気が強くチリトリやデッキブラシで防御しながらの簡易な掃除と餌やり。

トラはある程度人馴れしてるのですが、まだまだやんちゃな子供で遊びたがり、ずいぶんと歯と爪が当たってケガは絶えませんでした。

 

ヘビとワニは生きてるのか⁈と思うほどじっとしてることばかりで、今思えば、狭くて寒くて動けなかったのでしょう。

 

此処で事件が起きました。

通路に居た仔猫をチンパンジーが手を伸ばして捕まえ、生きたまま食べてしまったのです。

猫のオシッコは臭いからダメだという社長の反対を押し切り、猫たちは全て7階に移動しました。

そして事件が。

 

屋上の肉食動物たちの餌は全て生き餌、仕入れたヒヨコたちなんです。

ヒヨコも生かすため日々餌やり…ケージの蓋を開けるとビッシリといるヒヨコたちが一斉にピヨピヨと餌を催促。

 

ところが餌としてヒヨコを取り出すときに蓋を開けた時は鳴き声が叫び声に変わるんです。

彼らはちゃんと解ってるみたいでした。

 

カラスだけはケージにヒヨコを入れた途端に喰いちぎり遊び始めます。   

他の動物たちはお腹が空くまでは見向きもしませんでした。

 

どうしてもヒヨコを餌として与える行為を出来ず、毎日安い市販の砂肝や鶏頭を自腹でスーパーで仕入れました。

そのうちヒヨコにはトサカが生え、でも定期的に仕入れられるケースヒヨコも増え、屋上の通路だけでは危険のため完全に鶏になった子を7階に。

毎日数羽、電車で連れ帰り、休日を利用して実家の庭に。

この時の電車内はかなりヒンシュクで、臭い!とか煩い!とか言われ続けました。

 

そんな時に屋上に用があって上がってきた社長に見つかったわけです。

即クビでした。

残った若鶏たちをどうしてあげることもできず、帰りの電車、人目をはばからず泣いたのを覚えてます。

 

動物プロダクション、その後この名前を目にしたのはテレビのニュースでした。

トラの頭数が増え、どこだったか県外で人を雇って飼育してたようですが、そのトラが飼育員を襲ったと。

 

トラは殺処分だったかと。

そして廃業になったかと思います。

 

 

 

 

上野動物園

 

 

・浅草花やしきの象

 

・戦時猛獣処分

 

・ズーストック計画の中心地

 

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〔働いていた方の情報共有〕

 

動物園の4つの定義、園側に都合の良い解釈に疑問を持つことなく、

大好きな動物に接するシアワセ(自己満足ですね)を感じていたときでも、それなりに違和感はありました。

 

先輩飼育員さんで、人として接してくれた方はふたりだけ。

偏屈じゃないと採用してくれないのかしらってくらい。

 

自身の担当動物以外には興味が無いのだろうかと思うくらい交流は無く、

担当動物への愛情は異常に強く、他の動物には冷たいと思える方が多かったです。

 

クロヒョウに赤ちゃんが生まれ、それはもう可愛いこと可愛いこと。

身体測定や栄養は足りているかなど、母親から離しての検査をするのですが、皆代わる代わる、私まで抱かせて頂きました。

その後この仔は母親の育児放棄にあいました。

 

このような展示飼育での育児放棄となってしまうケースは多いですよね。

検査とはいえ人間が取り上げることによるものもあるのではないでしょうか。

後になって喜んで抱いたことを後悔しました。

 

この仔のその後がどうなったのかはわかりませんが、自然とかけ離れた狭い空間で、親とも離され、幸せになったはずはありません。

 

パンダ舎に入ったことがあります。

目の前でバキバキッと竹を折り、鋭い爪、足がすくんで身動き取れませんでした…くらいしかパンダの思い出はありません。

 

大空を羽ばたくはずの大型鳥類のケージはあり得ない狭さでしたが、今はどうなのでしょうか⁈

 

ペンギンが1羽突然死をしました。

解剖の結果、食道に刺さったボールペンが見つかりました。

 

団体の学生さんが見学や写生でよく来てたので、ペン類はよく落ちてるんです。

 

触れ合いのコーナーでは円形になっているベンチに内側に向いて座って貰ってから、ヒヨコやモルモット、ウサギを抱かせます。

が、必ずちょっとした動きで安易に手を離す子供や大人まで。

飼育員の簡易な説明に、命を預かってるという危機感が生まれるワケがない。

 

なので団体の案内の際には、園やそれぞれの動物の説明だけでなく、

ボールペンで亡くなったペンギンや、乱暴な扱いで亡くなったり怪我をした小動物たちの話などでせめて注意を促せられたらと、自分なりに動物園内の動物の苦痛を伝えました。

 

 

 

 

葛西臨海水族園

 

 

・2014 マグロ・カツオなどの大量死事件

 

 

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〔元働いていた方の情報共有〕

 

葛西臨海水族館のオープンの準備に入りました。

海の生物に全く知識のない職員たちに混じって、私も何度か海に捕獲に行きました。

 

輸送中や搬入直後に亡くなる子の多いこと。

悲しむ人など居ないんです。

◯◯がどれだけ足りなくなった…とかで、海へ捕獲に出掛けることが増えるだけなんです。

 

子供が産まれてから何度か動物園に連れて行きました。

が、行くたびに大泣きするんです➰

檻の中に入りたがるんですよ。

 

ですが数回目からは動物園に入らずとも大満足してくれることに気づきました。

公園入り口辺りでじゅうぶんなんです!

自由に動き飛び回る鳩のほうが刺激的だったようです。

 

2歳の子供だからこそわかるんですよね~イキイキしてる動物の姿と、心を殺された動物の姿が。

 

 

 

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動物園で働いていた方の方が共有してくださった話は以上です。

いかがでしたでしょうか。

 

動物園水族館は、消費者に良い部分を見せます。

警察が絡む事故、どうしてもバレてしまうような事故は発表しますが、その裏でどれほどの事故が起きているか想像に難くありません。

 

LIBでは、動物園職員、水族館職員、動物専門学校に通われている方、その他畜産や屠殺など、

動物産業の現場で働かれている方からの連絡をお待ちしています。

 

有志の方とともに、動物利用問題を根本的に変革していきたいと思っています。

どうぞよろしくお願いいたします。

 

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ニュースにならず、全く知られることのない、

動物園の裏側、動物達の苦しみが見えてきますね。

 

この元職員の方もおっしゃられていますが、大好きな動物に接するシアワセなんてものは、自分のことしか考えていない自己満足です。

その人たちは、動物と触れ合う自分が好きなだけ、動物から得られる刺激が好きなだけ、動物の外見が好きなだけです。

 

動物がどう感じるかは二の次で、何でも自分の都合の良いように解釈し、

人間に従えば、信頼関係、パートナーなどという言葉を使い、

従わずに抵抗すれば、こいつは狂暴な奴だ、ダメな奴だとレッテルを貼り、隔離します。

 

動物達は与えられた環境に仕方なく順応していっているだけであり、職員のことをパートナーなどと思っていません。

もう捕まった時点で、従うしかないのです。

どうしようもないのです。

 


 

以下の記事の、甲府市遊亀公園附属動物園のチンパンジー。

 

 

檻を必死に叩き続けましたが、出してはもらえませんでした。

 

職員は素通り。ひどい場合はここを笑いながら通ります。

 

 

 

 

動物園では、異常行動はもはや日常です。

 

 

動物園に行った人は、この行動を見ても何も感じないか、かわいいなどと言う人もいます。

 

よく、動物園を教育施設などという人がいますが、

異常行動すら理解できない、動物の苦しみを理解できない人たちが一体何を学んでいるというのでしょうね。

 

このような苦しみを発したとて、動物達の運命は決まっており、

ただ人間に従い、信頼関係があるとか、動物はパートナーだ、と言われる道しかないんですよ。

 

 

 

 

ちなみに投稿にあった、堀井動物園は、

「めっちゃさわれる動物園」という、その名の通り、動物が人間にベタベタ触られる施設を運営していました。

 

めっちゃさわれる動物園で、リオンくんというライオンが額から流血している写真が一時期ネットで話題となりました。

いい加減な運営が世間に知れ渡り、批判が大きくなり、

めっちゃさわれる動物園は退去を命じられ、2019年1月15日に閉園しました。

 

 

堀井動物園はとにかくずさんな運営で、

投稿にもあった通り、倉庫が火事になり、300匹の動物を焼死させたり、

 

他にも数々の問題を起こしていました。

 

 

ここの元園長は、アビシニアコロブスとハクトウワシを無許可で飼育していたとして、動物愛護法違反で起訴され有罪となりました。
これにより、堀井動物園は、第一種動物取扱業の登録取消しの行政処分が下りました。

 

しかし、法律の抜け穴、奥さんを代表にして、元園長を従業員ということにすれば、施設が運営できてしまうということで、

最近になって、「めっちゃおもろい動物園」なるものを始めてしまいました。

 

ヒヨコを誰かれ構わず触らせたり、レンタルする。

 

猛禽類や鳥類を縛り付け、動けないようにして、ベタベタ触らせる。

 

 

子供が亀を裏返したまま、放置。

 

 

せまい場所に拘束される、手入れのされていないポニー。

 

 

むきだし状態のため、子供に噛みついたハシビロコウ。

 

法律はいい加減ですね。

 

 

 

 

 

よく、動物園は外敵もいないし、餌の心配もないから幸せなんだ、という人がいます。

そういう人は、殺される心配もなく、ご飯の心配もなければ、一生刑務所でもいいということですかね?

楽しさから正しさへ

 

 

ある日突然 無実の罪で捕まって、強制的に見世物にされても、外敵もおらずご飯の心配がないからいいんですかね?

 

 

 

秋田県 くまくま園のハナコは、22年ひとりぼっちで閉じ込められました。

 

 

四方が壁で囲まれ、何もやることがない狭い、まさに刑務所と言わんばかりの場所に

 

ひたすら22年間閉じ込められ、死にました。

 

 

 

 

先日 廃業となった、京急油壷マリンパークの2匹のイルカは、40年間も閉じ込められ続けました。

 

 

追い込み猟で捕らえられ、

毎日、ショーのプールで4~5回イルカショーをやって、奥の狭いプールで待機の繰り返し。

 

40年間、ただひたすらその繰り返し。

 

自分なら耐えられますか?

 

 

 

動物園を種の保存施設などと言いますが、こんな不自然な場所で動物を繁殖したところで、動物達を野生には戻せません。

つまり、繁殖しても無意味であり、動物園で種の保存などできないのです。

 

本当に種の保存をしたいのであれば、野生動物が生きる現地で、対策・活動を行えばいい話です。

しかし、それはやりません。

なぜなら、動物園は金儲けなので。

 

 

動物園、水族館に行く限り、動物達の地獄は終わることがありません。

動物を見ることは虐待であることに気づき、動物を見て楽しむ時代の終わりにしてください。

 

動物園、水族館に行くのをやめましょう。

 

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