9/19に、また追い込み猟により、33頭ものイルカの群れが追い込まれてしまいました。
イルカの種類はコビレゴンドウで、この日は一晩放置されました。
この流れは、前回の9/11に追い込まれたイルカたちと、全く同じ流れをたどっています。
すなわちイルカ達は、一晩置いた後、殺されることを意味しています。
そして、昨日9/20。
最悪の虐殺劇となりました。
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LIAが太地で活動し始めて約6年、
2021年9月20日は、最も海が血まみれになった1日。
前日に33頭のコビレゴンドウの家族が追い込まれた。
コビレゴンドウは家族性がとても強い種であり、平均的に30頭前後の家族となり、回遊している。
9月20日、5時50分、
本日も、猟師たちに混じって「太地町立くじらの博物館」のイルカトレーナーが捕まっているコビレゴンドウを生体販売するための選別作業に来た。
トレーナー達は、数頭のコビレゴンドウを猟師たちに捕まえさせ、グレーのシートの下に連れ込ませ、メジャーで大きさを計り、性別や大まかな健康状態を確認し、生体販売用に2頭の個体を確保した。
当然ながら、この間、生体販売に不向きな固体は、体にワセリンを塗られ、逃げまどうコビレゴンドウの中に返された。
※ワセリンの塗付は
「この個体は一度捕まえて確認したけど、生体販売用には不向きだった」
という目印にする為である。
トレーナー達が選別作業をしている間、生体販売に不向きだと容易に想像できる個体がバンバン捕まり、トレーナー達が選別作業を行っている場所にロープで縛り付けられて行く。
トレーナー達は、自分達が生体販売用に選ばなかった個体が殺害されて食肉になる事を知っている。
トレーナー達だけに留まらず、日本全国の水族館関係者たちは、全員がこの事実を知っている。
LIAは日頃から伝えているように「イルカトレーナー」や「水族館」は、イルカ達や海洋生物が好きな人達が働いているのではない。
「イルカやクジラや海洋生物を利用してお金を稼ぎたい人」がしている仕事だ。
なぜなら、本当にイルカやクジラや海洋生物が好きだったら、自分が選ばなかった子たちが殺される事実に耐えられず、その仕事を辞めるだろうと思うからだ。
しかも、トレーナー達は、笑いながら選別作業を行っている。
これは、太地のイルカ猟での日常的な光景だ。
そして、トレーナー達が2頭のコビレゴンドウを運搬用の担架に乗せ、グレーシートの下から運び出すと、すぐに食肉用の捕獲と屠殺が始まり、海は瞬く間に血に染まり、その血は入り江全体に広がっていった。
殺害された家族の血の中を逃げ惑い、遺体となった家族が自分の隣を運ばれて行く恐怖と悲しみを想像できるだろうか?
33頭の内、10頭が殺害され、2頭が生体販売用に捕獲され、21頭が運良く逃がされたが・・・・・。
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現場の真上からの映像では、光が反射して、赤色が薄く見えますが、
最後のドローンで撮った画像で分かるように、実際は、海が真っ赤に染まった状態ということです。
どれだけの殺戮が行われ、どれだけの血が流れているかがお分かりいただけるでしょうか。
33頭のうち、10頭が殺されました。
殺されたコビレゴンドウ達はトラックで運ばれ、太地の道路は、殺されたコビレゴンドウの血がしたたっていました。
また、2頭が生体販売用に捕らわれました。
彼らは今後 一生、家族に会えることはなく、狭いプールに閉じ込められ、人間のために芸をさせられます。
↓ 40年間閉じ込められ続けているイルカの話。
投稿にある通り、生体販売用のイルカを選別をするのは、イルカトレーナーです。
彼らは、選ばれなかったイルカが殺されることを知っています。
にも関わらず、この仕事を続けていますので、彼らはイルカ好きでも何でもありません。
なので、このように捕獲したイルカの頭を足で踏みつけるくらいは平気でやります。
彼女らにとってイルカはビジネスのための道具なのです。
残り21頭のコビレゴンドウたちは、海にリリースされました。
これはイルカ達のことを思って、とかそんな理由ではありません。
これ以上食肉にしても在庫を抱えるだけになってしまうとか、このまま行くと捕獲枠を超えてしまうとか、
後で追跡を行うためとか、調査をするためとかそういった理由です。
動物を利用する人間は、慈悲を持つといった 金にならないことは一切やりません。
9月1日からわずか3週間。
追い込まれたイルカ 85頭。
・・・生体販売用のイルカ 9頭。
・・・食肉用に殺されたイルカ 43頭。
・・・リリースされたイルカ 33頭。
追い込み猟は、まだ5か月以上続きます。
水族館に行くのをやめない限り、イルカの殺戮はまだまだ続きます。
追い込み猟、イルカの真実を撮影しているのは、LIAです。
映像がなければ、この問題は広がっていきません。
上の話でも、単に文章で、「海が赤く染まった」と言うだけの場合と、最後の真っ赤な海の写真が載っている場合とでは大違いです。
このためにLIAは、太地に事務所を構え、毎日毎日、休みもなく、早朝から調査を行っています。
また映像は、最新の機材で鮮明に撮らなければ、一般人には伝わりません。
ドローンを使って撮影しなければならない場所も多々存在します。
事務所費に加え、機材は非常に高額で、LIAでは資金不足が続いています。
この問題を解決したいと思う人は、ぜひLIAを支援してください。
9/21 ブルーコーブデイ