ハミ(馬銜)は虐待 | チロ・ツグミ・メリー・マフユと 動物問題 ~ ヴィーガン ~

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愛猫チロとツグミ、愛犬のメリーと暮らしています。
主に、動物問題について書き記します。
超偏食&料理経験なしでしたが、畜産の悲惨な実態を知ってから、ヴィーガンになりました。

以下の記事をご覧ください。

 

 

****************引用****************

 

2021年4月18日のばんえい競馬で、騎手と厩務員それぞれが、馬の顔面を蹴り上げた件について、アニマルライツセンターは告発状を出した。

馬の顔面を蹴り上げる。分かりやすい虐待行為だ。

 

しかし表には出てきにくく、もっと常態化した虐待もある。それが「ハミ」だ。

ハミはばんえい競馬だけではない。

JRAでも乗馬でも馬術でも常用されている。

 

6000年前からハミは使用されてきたというからその虐待の歴史は長い。

 

 

 

馬銜(ハミ)

 

JRA競馬用語辞典には、「馬銜(はみ)とは、馬の口に噛ませる棒状の金具である」と書かれている。

ハミは手綱に繋がっており、この手綱を引っ張ることにより、口という非常に敏感な器官に刺激を与え、馬を操縦するために使用される。


ばんえい競馬でも、レース中に、重し(最高1トンにもおよぶ)を引きずり続けることに疲れ、立ち止まった馬に対して、執拗に強く手綱を引っ張るシーンがよく見られる。

手綱を引っ張られた馬は頭をのけぞらせた後、また足を踏ん張って重しをひきずって前に進むようになる。

 

ハミを差し込む場所は、馬の口の前に生えている切歯と後ろの臼歯の間にある隙間(歯間)だ。

歯間の狼歯は、ハミを差し込むのに邪魔なので抜歯される

 

馬が言うことを聞かないと手綱が引っ張られ、強い力がハミを通して口角や舌、歯槽に加えられる。

ハミは歯の無い場所に差し込まれてはいるが、手綱を動かせば前後の歯に当たる。

自分の口の中に金属棒が差し込まれ、それがガチンガチンと歯にぶつかる衝撃を想像してみてほしい。

 

 

 

ハミは口腔内の痛みや病変、裂傷の原因となる

 

ハミの使用に関する口腔病変は、世界中の馬における一般的な所見であると報告されており、重要な動物福祉の問題だ。

いくつかの文献を紹介したい。

 

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馬の口の痛み、特にハミによって引き起こされる痛みは、重大な福祉の問題と考えられている。

ハミによる、圧迫、裂傷、炎症、血流障害、および組織が伸ばされることによる痛みが引き起こされる可能性がある。

ハミありの場合、馬が痛みを感じていることが観察できるが、ハミなしの場合は観察されないか、はるかに少ない。

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ハミありの場合と、ハミを除去した場合の、66頭の馬における、69の疼痛(とうつう)指標を評価した結果、

ハミをのぞいた時に疼痛指標は平均85%減少した。

66頭の馬のうち65頭は、ビットを取り除くことによって動物福祉が強化された。

https://beva.onlinelibrary.wiley.com/doi/full/10.1111/eve.12916

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競技に参加する424頭の馬の口吻を検査した研究では、予選前の152頭の馬(36%)で軽度の病変が記録された。

それらはほとんどの場合、口角と隣接する頬粘膜で見られた。

また、重度の病変は32頭(8%)の馬に見られた。
予選後、決勝前の馬77頭を再検査したところ、60%の馬にハミ関連の病変が明らかになった。

ハミを置く歯間の病変の頻度は、2つの検査間で8%から31%に増加した(水勒銜(すいろくハミ)を使用した馬で歯間の病変が観察されたのは1頭のみ。

残りはすべてカーブビットの大勒ハミを使用した馬)。

また、再検査では水勒銜の馬の62%に頬側の病変があった(カーブビットの大勒ハミを使用した馬では13%)。

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ネット検索すると、ばんえい競馬のような地方競馬でも、中央競馬でも(JRA)でも、レース中やレース後に、馬が口から血を噴き出していることがある。

ハミにより、舌がほとんど千切れそうになった馬が手術を受けている様子も分かるが、いずれも直視しがたいほど痛々しい。

 

また、JRAでは競走馬を曳くときにチフニービット(ハート形のハミ)というものが用いることがあるが、チフニービットは通常のハミよりも下への強い圧力がかかる。

チフニービットで口腔内が傷つき糜爛(びらん)している様子もネットで見ることができる。口の中で繰り返しガチャガチャとハミを動かされ、どれほど痛かっただろうか。

 

 

 

舌縛り

 

ハミを差し込まれた馬は、ハミによる歯間の痛みはどうすることもできなくても、舌の痛みだけは逃れたいと、ハミの上に舌を出してしまうことがある。そうなるとハミで舌に圧力を加えることができなくなる。

そこで行われるのが舌縛りだ。

JRA競馬用語辞典は、舌縛りについて次のように書いている。

 

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舌縛り 
馬銜吊りなどを用いても馬銜を越して舌を出す(「舌を越す」という)癖を直すことができない馬に使用する。

この方法は、レースの際に舌を引っ込めて(気管を防いで)しまう癖がある馬やDDSP(軟口蓋背方変位)という疾病を発症しやすい馬にも有効である。

適度に幅の広い包帯が多く用いられている。

舌を大きく動かすことができず、馬に苦痛を与えるようにも思えるが、実際はそれほど苦痛を与えるものではない。

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こう書いているがとんでもないことだ。

舌を動かせないように縛るなど虐待以外の何物でもない。

世界動物保護協会は舌縛りについて「舌縛りに関連する問題には、馬が痛み、不安および苦痛の兆候を示す、嚥下(えんげ)困難、舌の切り傷および裂傷、あざおよび腫れがある。」と書いている。

 

RSPCAのサイト(What is the RSPCA’s view on the use of tongue ties in horse racing?)はこの問題についてもっと詳しい。
まずJRA競馬用語辞典に書いてある「気管を防いで」については、”舌縛りはごく一部の馬で「窒息」を防ぐ可能性がありますが、これを行う正確なメカニズムは不明であり、大多数の馬に有益な効果はありません”とされている。

 

さらに舌縛りの影響と規制についても書かれている。

 

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舌縛りの使用に関連する問題には、馬が痛み、不安および苦痛の兆候を示す、嚥下困難、舌の切り傷および裂傷、あざおよび腫れがあります。

また血流を制限することで、舌が青くなり、永久的な組織損傷を引き起こす可能性があります。
12頭のスタンダードブレッド種の馬に関する最近の研究では、舌縛りがある馬は、ない馬よりも有意に多くのストレスの兆候を示し、このストレスは舌縛りを経験した後での使用で増加したことがわかりました。

これは、馬が舌縛りを嫌悪し、この不快感に慣れていないことを示唆しています。
ドイツでは、レース業界は舌縛りを深刻な問題として認識し、最近それらを禁止しました。

国際馬術連盟(FEI)も、さまざまな馬術スポーツで舌縛りを禁止しています。

一部の国では、露出した舌の組織損傷や凍傷の可能性があるため、冬の使用が禁止または制限されています。

最近の国際馬福祉ワークショップで、舌縛りが馬の福祉に深刻な悪影響を及ぼしていると評価されました。

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痛みへの恐怖

 

ハミの痛みは、痛み自体の有害性だけでなく、特に痛みがひどい場合に、痛みを予測するときの不安や、それを経験している間の恐怖が含まれる。
どのような痛み、どのような恐怖なのかピンとこない人には「メラーペンテスト」を試してみてほしい。

特に競馬や乗馬、馬術関係者にはぜひ試してほしい。

この痛みがまた来ると想像するのがどれほど怖いかが分かるだろう。

 

 

まず(A)ペンを口の前に持ってください。

 

(B)口を開き、上唇と下唇が両側で交わるところにペンを置き、喉の後ろに向かってペンを押してください。重大な痛みはありません。

 

(C)下唇を下にひっくりかえし、ペンを歯茎の中央切歯の下に置きます。

 

(D)唇を離し、両手でペンを持って歯茎に圧力をかけてください。

 

どのくらいの圧迫による痛みに耐えることができますか?

 

 

※こちらのテストは、馬の歯間にある歯茎に圧力をかけられたときの痛みを体験するためのものです。

実際のハミがある位置は、ペンのある位置ではなく、冒頭にある通り、切歯と臼歯の間です。

 

 

 

息切れ・窒息体験

 

ハミは、運動時の気道閉塞および異常な吸気音(喘鳴)の一般的な原因となる。
 

まず基本的なことだが、馬は完全な鼻呼吸の動物だ。

効果的な呼吸のために、馬は鼻から呼吸する必要がある。

 

並外れた駿足という機能を備えた(と言っても彼らは別にスピードの限界に挑むのが好きなわけではない。

駿足なのは捕食者から逃れるためであって、競争するのが好きなのは人間だ)彼らの、呼吸器系に対する生理学的要求はかなりのものだ。

 

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全速力で激しい筋肉活動の酸素需要を満たすために、サラブレッド競走馬は1分間に110〜130回息を吸ったり吐いたりして、1800〜2000 L /分の総気流を達成する必要があります。
これは、安静時の値の25〜27倍の増加を表します。

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十分な呼吸を行うためには、気道をできるだけ広くあける必要がある。

そのために馬は、しっかり口を閉じて口腔を陰圧状態にし、軟口蓋が喉の奥深くで舌根にしっかりと固定されて口腔が密閉されなければならない。

そうしなければ、鼻呼吸を妨げてしまうからだ。


しかし、ハミが口の中に差し込まれたらどうなるだろうか?
ハミにより空気が口腔に入り、軟口蓋が開放されると、吸気中の気流の抵抗が増加しする。

そして肺胞ガス交換を減少させ、息切れの窒息体験を引き起こす。

そこには窒息するかもしれないという恐怖も伴う。

 

また、ハミへの過度な手綱の圧力は、馬のあごを胸に向かって押し込んだ状態にしてしまうことがあるが(特に馬術でよく見られる)、あごが胸側に傾けば傾くほど鼻咽頭の断面積が減少し、気道制限を引き起こすため、この状態での容易な呼吸は難しくなる。

 

 

 

馬は犬と似ており、社交的で、人を喜ばせたいという気持ちを持っている。

その従順さを利用して彼らは様々な娯楽に利用される。

動物利用の裏には必ずハミのような動物の苦しみがあることを忘れないでほしい。

 

****************引用終***************

 

 

競馬、乗馬、馬車などの馬は、手綱を引いてコントロールされているのはご存じだと思いますが、

馬に優しく合図を送っているだけで、その合図を馬が察知しているかのように見えるでしょう。

しかし、実際はそうではありません。

 

手綱の先には、馬銜(ハミ)という金具が口に装着されており、

口に痛みやその恐怖感を与えることによって、馬を制御しているのです。

 

馬は、切歯と臼歯と呼ばれる、

前歯と奥歯の間にすきまがあり、歯槽間縁(しそうかんえん)と呼ばれています。

 

この歯槽間縁に、ハミを装着します。

 

その際、間にある狼歯は、邪魔なので抜いてしまいます。

 

歯槽間縁があることが、馬にとって運の尽きでした。

歯槽間縁の存在が、ハミの装着と馬への騎乗を可能にしてしまい、

6000年も前から、人間に乗り物として扱われることが決定してしまったのです。

 

自分の口の中に、歯を抜くなりして隙間を作ったとして、そこに金属が差し込まれることをぜひ想像してくださいね。

しかも、それを誰か第3者に引っ張られるわけです。

痛いし、ケガするに決まっているでしょう。

 

記事の通り、多くの研究結果が、ハミが口腔内の痛みや病変、裂傷の原因となることを示しています。

まぁ、普通に考えれば当たり前でしょう。

 

ハミが原因で舌を切ったり、舌が千切れそうになったりする馬もいます。

 

ハミによる歯間の痛みはどうすることもできませんが、

舌の痛みだけは逃れたいと、ハミの上に舌を出してしまう馬がいます。

 

そうなるとハミで舌に圧力を加えることができなくなるため、

この癖がある馬には、冒頭の動画にもあった「舌縛り」が行われます。

口の中に金属を押し込まれ、舌を縛られる

 

舌を縛り、舌が動かせないようにするという、虐待行為が行われるのです。

 

 

メラ―ペンテスト、やってみてください。

プラスチックですらその痛みですよ。馬たちは金属です。

 

ここは実際のハミの位置と違う! とかズレた発言をする人がいるんですけど、

これは歯茎への圧力のテストであって、実際にここにハミがあるという意味ではありませんよ。

単純な人が多い世の中でうんざりしますが、まずは文章をちゃんと読みましょう!

 

本当のハミの位置にしたければ、あなたの下の歯を抜いて、実際にそこにペンではなく、金属棒を装着してみればいいでしょう。

位置は違いますが、馬だって歯を強制的に抜かれているわけですしね。

そして、金属棒の先に紐でもつけて、誰かに引っ張ってもらいましょう。

 

それで、初めてどれだけの痛みが理解できるのでしょうかね?

まぁ共感力のある人なら、こんなものはやってみなくても分かると思いますけどね。

 

 

ムチ、そしてハミ。

6000年も前から、これが馬の日常です。

人間が存在したがために、馬として生まれたらほぼ乗り物として痛めつけて利用されることが決定しているのです。

 

競馬に限らず、乗馬も馬車もすべてハミを使用しています。

競馬も乗馬も馬車も、馬の利用は全て虐待、ということです。

 

 

今日は、競馬の中でも、最悪の競馬である「ばんえい競馬」について見ていきましょう。

 

 

「ばんえい競馬」とは、通常の競馬とは異なり

馬に500kg~1000kgのおもりを載せたソリを引かせて走らせます。

 

平地だけではなく、高さ1mの坂(第1障害)や、1.6mの坂(第2障害)を登らされ、

最後には砂場(砂障害)を走らされます。

 

レース中、馬たちは、手綱で何度も叩かれながら走らされます。

 

レース中は、バチバチと手綱で叩かれる音がそこら中から聞こえます。

 

人間のための、ギャンブルという一時の不必要な娯楽のために、

口に金属を入れながら、重りを引かされ、坂まで上らされる虐待レース。

 

そして勝てなくなって用済みになれば、種牡馬や繁殖馬になるごく一部を除いて、と殺されます。

即と殺のこともあれば、肥育場に送ってからと殺することもあります。

 

それがばんえい競馬です。

こんなものを、帯広市の行政が率先して行っているんですね。

 

 

ばんえい競馬では、通常の競馬とは異なり、

サラブレッドではなく、ばん馬と呼ばれる馬が利用されています。

https://banei-keiba.or.jp/dl/pdf/ebook/10th_thebanba/p048_049.pdf

 

大きさはサラブレッドの2倍、体重は1トンを越える馬もいるとのことです。

皮膚が厚いなどと言われており、そのイメージがより一層、人々の意識を鈍感にしていると思われます。

 

しかし、馬は鞭で叩かれると痛みを感じていることが証明されています。

 

人間と馬が感じる痛みは対して差がないどころか、

人間よりも痛みに敏感である証拠が示されてしまったのです。

 

普通に考えれば、このような重い物を運ぶといった動物にとって不自然な事を、

自らを追い込んでまでやるのは、単純にそれ以上に叩かれるのが痛くて嫌だからでしょう。

 

しかし ばんえいの業界側は、「肩をポンと叩かれる程度の刺激」などと嘘をついています。

https://banei-keiba.or.jp/dl/pdf/ebook/10th_thebanba/p056_057.pdf

 

「頑張れ」と馬に気合を入れているだけだそうですよ。

 

 

こちらは、10月10日に北海道の北斗市で行われた、ばん馬大会での様子です。

eugene_voiceforanimals_japan

 

過労で倒れてしまった馬。

 

倒れた馬に手綱で叩きつける男。

 

 

馬はあわてて飛び起きました。

肩をポンと叩かれた程度の刺激で起き上がったのでしょうか?

 

 

こちらも、同じ大会での様子です。

eugene_voiceforanimals_japan

 

障害が越えられず、動けなくなった馬を、男が手綱で叩きまわしています。

 

彼は「頑張れ」と馬に気合を入れているだけなのでしょうか?

 

 

こちらの馬は、ばんえい競馬のレース中に、手綱で叩かれたことにより傷がついています。

映像を見れば一目瞭然ですね。

これを痛くないというのであれば、完全に感覚が麻痺しているのでしょう。

 

 

ばんえい競馬では、頻繁に馬が倒れ込む姿が見られます。

 

2022年3月19日に撮影された、こちらの動画をご覧ください。

 

まずは、20:45あたり。

第7レースが終わり、ゴールした馬たち。

 

各馬が撤退し始めたとき、ある1頭の馬が

倒れてしまいました。

 

 

倒れ込んでから、2分ほどして立ち上がりました。

 

 

 

続いて、49:15あたり。

第8レース中、第2障害を登らされている、ある1頭の馬が

 

 

倒れてしまいました。

 

 

こちらの馬は、倒れてもなお手綱でバチバチと叩かれています。

まだまだあるのですが、沢山ありすぎて全部紹介しきれません。

 

 

ばんえい競馬の馬たちは、こういった馬具を背負わされた上で走らされますが、

この背負っているものだけで、60kgぐらいあるとのことです。

その上で、さらに500kgとか1000kgの重りを引かされ、叩きまわされながら走らされるのです。

 

 

2018 年のばんえい記念では、ニュータカラコマという馬が、レース中に心臓発作で倒れ、死亡しました。

 

 

 

 

10歳でした。

死んだ馬を前にして、拍手を送るという観客の神経は狂っているとしかいいようがありませんが、

これがばんえい競馬を支持している人たちの感覚なのです。

 

 

昨年4月には、能力検査で障害を越えられないばん馬を

鈴木恵介騎手と厩務員が、蹴り上げていたことがニュースとなりました。

 

告発され書類送検となりましたが、残念ながら不起訴となりました。

 

公開映像の中でも平然と行うわけですから、このような暴行はあくまで氷山の一角でしょう。

裏側では、暴行が日常化していると考えられます。

 

結局、この人たちは不起訴となっています。

 

 

通常の競馬でもそうですが、

ばんえい競馬では、能力検査に合格できなかったり、レースに勝てなくなり引退したりすると、

馬主にとって利益の生まない邪魔者となり、馬肉にするために、肥育場に送られ、肥育が終わると殺されます。

 

 

馬は乗り物、馬は人を乗せたがっている、走りたがっていると思い込んでいる人が非常に多いと思いますが、

それがまさに洗脳されている証です。

 

馬は人を乗せたいとも、走りたいとも思っていません。

 

嫌がっている馬を、人間が勝手にそのように利用しているだけなのです。

 

馬は人を乗せることを嫌がるため、馴致という調教で人間を乗せるように強制します。

 

ぐるぐる同じ場所をまわらせたり、体重をかけ続けたりといったことを、慣れるまで延々と繰り返していくのです。

 

業界側は、慣れる・受け入れるなどといった言葉を使いますが、

抵抗してもやめないわけですから慣れるしかないといいますか、あきらめるという言葉の方が正しいでしょうね。

 

馴致とは、英語ではブレーキングといい、馬の心を壊すと述べる人もいます。

 

上のような公開動画では都合のよいシーンしか映しません。

 

しかし、先ほどのリンク先で紹介した元競馬関係者の方によると、

人間のいうことを聞かなければ殴ったり、鞭で叩いたりして馬の心に人間に対しての恐怖心をつくることもあるそうです。

 

そして、性格上の問題や、調教師の実力不足で、調教が上手くいかない馬もいるでしょう。

そうなれば業界にとっては用済みとなり、肥育場に送られ、馬肉のために殺されます。

 

 

馬は、人を乗せることを嫌がるだけでなく、ハミをつけることも嫌がります。

 

なのでハミ馴致という調教もあるのです。

https://www.jra.go.jp/training/pdf/research_kijoujunchi.pdf

 

そりゃそうですよね。

ご自身が、こんな金具を口に入れらたらどう思います?

嫌に決まってるでしょう。

 

馬は、人間のために、嫌なことを強制されてばかりなのです。

 

 

このように、人間に良いようにこき使われた馬たちも、

利益を生まなくなって用済みになれば

肥育されて十分太った後に屠殺場に送られ、頸動脈を切られ、出血多量で死亡します。

 

競馬、乗馬をする人、馬車を利用したこのある人、肉を食べる人、レザーを買う人などはしっかり映像を直視してください。

 

これが、あなた方の一時の刺激、興奮のために、尽くしてくれた馬の最期です。

 

馬を殺処分から救う活動をしている人でさえ、平然と馬に乗る人が大多数ですが、

馬は人間の乗り物として存在しているわけではありません。

 

倫理観のある人は、知識を得て、まずそういった思い込みを捨ててください。

 

そして、競馬、馬車、乗馬など、馬を使った全ての娯楽を、利用するのをやめましょう。

 

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