牛が好きという理由で入社したのに | チロ・ツグミ・メリー・マフユと 動物問題 ~ ヴィーガン ~

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愛猫チロとツグミ、愛犬のメリーと暮らしています。
主に、動物問題について書き記します。
超偏食&料理経験なしでしたが、畜産の悲惨な実態を知ってから、ヴィーガンになりました。

牛乳の生産は、牛が殺されないから残酷でない、と思うかもしれませんが、そんなことはありません。

その生産過程は苦しみに満ちていますし、結局 寿命を迎えることなく、最後は首を切られ出血多量で死ぬのは肉と同じです。

 

 

 

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この牛は、2017年1月に人工授精で産まれ、「牛乳」を搾り取るために牛舎の中に閉じ込められ続け、

2021年4月、と殺場に連れてこられました。

病気だったのかもしれません。

と殺は、と殺場に連れてこられた日の翌日でしたが、と殺前にこの牛は死んでしまい、クレーン車で吊り上げられて化成場(死体を処理する施設)へ運ばれたからです。

最期の一日を過ごしたのは固いコンクリートの上、短い紐でくくられて方向転換することもできませんでした。

「生産性」が無くなれば殺す。
せめて最期の一日は楽に過ごせるように、というようなコストは想定していない。

それが畜産です。

 

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この投稿に対し、牧場で働いた経験のある方からコメントがきました。

 

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以前牧場で働いていました。
牛が好きという理由で入社しました。


が、現実はちがいました。
蹴飛ばされ、叩かれ、水をかけられ、要らなくなれば殺し、最後まで人間の身勝手な利益のために利用されます。


子牛でさえ、ミルクを上手く飲めなかったり、人間の言う通りにしないと蹴飛ばされ、罵声を浴びせられます。
わたしが辞めた理由は他の理由でしたが、たまに人間でいるのでさえ嫌になることがありました。


でも、牛はいつでも優しい目をして寄ってきてくれます。
そんな健気な姿に悲しくなった時もあります。


経済動物だから仕方ない‥とよく言われていました。


牛乳の替わりに豆乳、肉の替わりに大豆ミートなどいくらでも替わりはあります。
動物の命を犠牲にしてまで食べる必要はないと思います。
これからも植物性の物が多く普及して欲しいです。

 

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現場の生の声ですね。

 

 

 

ほとんどの方は、搾乳牛は放牧されているというイメージが強いと思いますが

 

日本の酪農場の73%が繋ぎ飼いという拘束飼育を行っています。

繋ぎ飼いをされると、牛は全くやることがなく、立ちつくすか、寝返りを打つだけの一生になります。

また、糞尿だらけで不衛生なことが多いです。

 

 

この画像の子は、しんどくて立っているのが辛いのに、つながれているため、横たわることすらできませんでした。

 

 

牛乳は、牛の母乳です。

母乳が出るということは、出産をしているということです。

そして、母乳が出続けているということは、ひたすら妊娠と出産を繰り返しているということです。

 

女性の皆さんであれば、これがどれだけ異常なことかがお分かりいただけると思います。

 

普通、妊娠しているからには、オスとメスが交尾しているのだろうと思いますよね。

ですが実際は、そんな自然な行動とはかけ離れた方法で、人工的に妊娠させられます。

 

 

人間がメス牛の肛門から腕を突っ込み、子宮に精子を流し込むという方法をとっています。

牛からすればレイプされているようなもので、牛は鳴き叫びます。

 

 

 

 

そうして強制的に生まされた子牛でさえも、すぐに引き離され

 

 

母親としての喜びを味わうことすらできません。

 

 

 

牛同士の突き合い防止のため、徐角といって、麻酔なしで角が切られます。

 

日本の85.5%の酪農場がこの虐待を行っています。

動画を見れば分かりますが、角には神経があり、血がふきでて、牛は激痛を伴います。

 

 

農家によっては麻酔なしで尻尾を切り取ります。

当たり前ですが、激痛です。

 

 

生産過程が虐待に満ちており、当然、中には暴力を奮ったり、雑に扱ったりする人間も、表には見えないだけで決して少なくないでしょう。

それは牧場で働いていた方がおっしゃられている通り。

仕事でイライラしている時に、牛が思い通りに動かず、頭にきて乱暴に扱う、など容易に想像ができます。

 

 

牛乳が体に良い、背が伸びるなどといったことはありません。

 

牛乳は、子牛のものです。

おいしいという欲や習慣のために、奪うのをやめましょう。