前回の続きです。
動物の愛護及び管理に関する法律に係る省令案(飼養管理基準に係るもの) [PDF 593 KB]
・飼育環境の話(p10の15行目 ~ p10の24行目 まで)
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犬又は猫の飼養又は保管を行う場合には、
飼養施設に温度計及び湿度計を備え付けた上で、
低温 又は高温により動物の健康に支障が生じるおそれがないよう、飼養環境の管理を行うとともに、
臭気により飼養環境又はその周辺の生活環境を損なわないよう、飼養施設の清潔を保つこと。
犬又は猫の飼養又は保管を行う場合には、
自然採光又は照明により、日長変化(昼夜の長さの季節変化をいう。)に応じて光環境を管理すること。
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これでは数値がないので、意味がないですね。
具体的な数値を入れることに意味があると思います。
特に、臭いについては、その場でアンモニア濃度をはかれば、管理のずさんさが一発で判断できるので重要でしょう。
これについては、catandanimals25reikoさんのインスタに掲載されていた意見が参考になると思います。
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(要約)
犬は温度15~26℃、湿度30~60%。猫は温度18~27℃、湿度30~60%、
アンモニア濃度2ppm以下(やむを得ない場合は、連続して3ppmを超えないよう)、と明記お願いいたします。
(意見)
温度、湿度を明記することで、今後、夏の熱中症、冬の凍死させる危険を避けることができると思います。
犬や猫の種類によって異なるかもしれませんが、限度はあります。
臭気の数値化も、衛生面の対応にかかせないかと思います。
アンモニア濃度2ppmは楽に臭いを感知できる数値で、人間が犬の糞便臭を感じなくなる濃度はアンモニア量3ppm以下です。
犬は温度15~26℃、湿度30~60%。猫は温度18~27℃、湿度30~60%、
アンモニア濃度2ppm以下(やむを得ない場合は、連続して3ppmを超えないよう)、と明記お願いいたします。
(参照 ネットから)
・敷地境界線上における規制基準(悪臭防止法第4条第1号)
・株式会社近畿分析センター 環境測定 [臭気指数分析・特定悪臭物質分析]
・Litanial Bio Science.
・鹿野 正顕氏監修 犬にとって夏の室温、何度が適温?湿度が高いと命の危険あり!(ここでの湿度は40~60%と言っています。)
・獣医師の白井活光氏 犬や猫の夏の留守番、安全のためにどう工夫する? トラブル回避策を獣医師が解説(ここでは犬種に関係なく、(夏のエアコン設定は)犬は室温25℃、湿度50℃程度をお勧め、28~29℃、湿度は犬と同じく50℃くらいを目安と、言われています。)
・服部 幸氏監修 愛猫の命を守る「熱中症対策」〜最近の猛暑は、猫にもしんどい。(ここでは室温は28℃以下、湿度は50~60%が目安と言っています。)
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