動物の苦しみよりもお金を選ぶ人たち | チロ・ツグミ・メリー・マフユと 動物問題 ~ ヴィーガン ~

チロ・ツグミ・メリー・マフユと 動物問題 ~ ヴィーガン ~

愛猫チロとツグミ、愛犬のメリーと暮らしています。
主に、動物問題について書き記します。
超偏食&料理経験なしでしたが、畜産の悲惨な実態を知ってから、ヴィーガンになりました。

こちらの記事を拝見しました。

vivace_f さんという方のインスタグラムの内容を、シェアされています。

vivace_f さんは、数値規制の検討会を見学されたそうです。

そのため、私が前に書いた記事よりもさらに細かく書かれています。

 

ここで、記事の中の

>虐待レベルのケージの大きさを提案した 「犬猫適正飼養推進協議会」 の石山恒会長も傍聴していたそうです😑

に注目したいと思います。

 

 

あらためて、検討会の資料にあったケージの大きさは

----------------------

縦 → 体長の2倍

横 → 体長の1.5倍

高さ → 体高の2倍。

----------------------

 

これでも狭いと私は思います。

杉本彩さんは、「犬に関しては、天井とかいらない」とおっしゃっていましたが、その通りだと思います。

 

愛護が優先であれば、この大きさでも納得いかない人が多いと思いますが

 

ペット業界が、以前の検討会で提案した、ケージの数値はなんと

----------------------

 → 体高1.1

高さ → 体高の1.3倍。

----------------------

だったのです。

 

分かりますか? これ。

悪徳業者のケージと同等のサイズ、あるいはそれ以下です。

 

 

これに関しては、芸能人の二階堂ふみさんが、どれだけせまいかという画像をあげておられましたね。

 

 

黄色の部分です。

いやいや、はみでとるやん って話なんです。

 

だって、体高って、頭の上までではなく、体の上までですからね。

つまり高さの1.3倍という数値は、犬に「立つな」と言っているのと同じです。

 

しかも、縦、横それぞれの長さはなく、まとめて「幅」となっており、

そして、幅にも関わらず、体長ではなく、体高を採用しているという。

 

すごいでしょう? ペット業界はこんなものを提案してきたんですよ。

 

これは、「今までと変えるつもりはない」と宣言しているのと同じであり

つまりは、「私たちは悪徳業者を容認している」 と宣言しているようなものです。

 

 

で、これを環境省に、代表として提案したのが、「犬猫適正飼養推進協議会」 の石山恒という人物です。

 

適正飼養ですよ。適正飼養。

虐待飼養の間違いではないでしょうか。

 

協会のビジョンは、「犬猫が快適に暮らせる社会の実現」だそうです。

ただの詐欺集団ですね。

 

そして、この犬猫適正飼養推進の関連団体は

----------------------

ペットフード協会

日本獣医師会

ペットパーク流通協会

ジャパンケネルクラブ

日本ペット用品工業会

全国ペット協会

全国ペットフード・用品卸商協会

中央ケネル事業協同組合連合会

----------------------

 

どうやらこの石山恒という人物は、1番上のペットフード協会の会長でもあり

さらに、ペットフード業界大手マースジャパンの副社長であるようです。

バリバリ利権が絡んだ人物です。

 

「ヨーロッパ式の数値規制を採用すると、ブリーダーが減って、犬の供給が滞る。」といったことを理由にして、上記の虐待数値案を提案したとのことです。

金のため,保身のためであれば、動物の苦しみなど、どうでもいいのでしょう。

 

これは何も石山恒だけではなく、動物に携わる仕事をしていると多くの連中はいずれこうなります。

動物によって発生する利益に、生活を依存させているわけですから。

 

なので、生活水準が下がるとなれば、自己を正当化し、必死に抵抗するようになります。

取ってつけたように、「悪徳ブリーダーはなくす必要はありますが」と全員が言いますが、その具体策は0。

本音は、悪徳ブリーダーのことなんてどうでもいいのでしょう。

それよりも自分の生活を守ることが最優先なのです。

獣医なんかだと、中には、悪徳ブリーダーは必要悪なんて言う人間もいますからね。

 

動物によって発生する利益に生活を依存させたら、一定数の人間は必ずこうなるということです。

つまりは、依存させてしまったら、動物の苦しみよりもお金を選ぶ人間が生まれ続けるだけです。

 

なので もっと法改正をして、動物に携わる業界は、どんどん縮小させていかなければ、動物問題は解決しないということです。