本日で、動物愛護法数値規制の検討会が終了したようです。
串田さんによると、事実上ほぼ確定ということなのでしょうか。
さて、結果は・・・。
どんでん返しはなかったことが確認できました。
ひとまずは、ホッとしました。
前回の数値規制案とほぼ変わりないようですが、追加で繁殖回数についての記載があったようです。
繁殖回数については、前回は結局は、回数についての規制はなく、「6歳まで」という年齢規制のみでした。
ですが犬に関しては、「年齢に加えて、出産回数は6回を規定とすることを検討する」とあります。
喜ばしいことと思いきや
「マイクロチップの装着・登録が義務化されるまでは」
という、またよく分からない文言がありますね。
昨年の動物愛護法改正の際に、マイクロチップの義務化が加わりました。
犬猫の販売業者 つまり ブリーダーやペットショップは、マイクロチップを装着することが義務となったのです。
資料によると、令和4年から施行されるようです。
健康被害などの問題もあり、「義務化なんてする必要がない」と訴えている団体が多かったにも関わらず、義務化となったのです。
なぜだか、分かりますね?
そう、利権です。
獣医師会の利権のようです。
頼んだことはなかなか義務化しませんが、金が絡めば、頼んでもないことを義務化しだすという。
これが政治というものです。
さて、先ほどの話に戻ると
「マイクロチップの装着・登録が義務化されるまでは、年齢に加えて、出産回数は6回を規定とすることを検討する」
とのことですが
つまり、マイクロチップの義務化以降は、6回という制限はなくしますよ、という説明になります。
意味不明ですね。
誰もが、「なんで?」 と思ったようですが、串田さんによると、職員から明確な説明はなく、強引に問題ないと説明したようです。
こういう中途半端なことするから、不信感ばっかり生むんですよね~。
ともあれ、数値規制が導入されることがほぼ確定したとのことで
かなり抵抗したようですが、今回ばかりは ペット業界の敗北 ということになります。
加えて、自己中心的なブリーダーがいかに多いかを、世に示す機会となったように思いますね。
日頃 何の行動もしないにも関わらず、いざ自分たちの生活が脅かされるとなると、動物の命を楯にして署名活動を始めました。
串田さんも業界から相当な圧力があったと語っています。
お金や欲が絡むときだけ、正当化して何でもやる人間は沢山いるのです。
犬猫問題にしても、畜産問題にしても、毛皮問題にしても、フォアグラ問題にしても、深く知れば知るほど、こういった本質を何度も確認することになります。
つまり、動物達が搾取される根本の問題は、資本主義と人間の欲、ということです。
しかし、資本主義をなくすというのは、今のところ夢物語です。
なので、多くの国民が現実を知り、各業界に圧力をかけて、動物達のためにガンガン規制を作って、ガンガン罰則を強化して、身勝手な人間を一掃していかない限り、動物達が救われることはないのです。