現状、悪徳ブリーダーのやりたい放題の日本。
このような地獄のような状況でも、ほとんど何もできないのが現状です。
一生のほとんどをこのような場所で過ごし、出られるのは交配のときと、用済みとなって殺されるときだけ、という子が沢山いるわけです。
金が絡めば何でもできる人間が、世の中には沢山いるのです。
そんな狂った我が国、日本でも、ようやく数値規制 が検討されています。
数値規制 とは、繁殖業や生体販売業における、ケージの大きさ,繁殖回数,従業員数などに、数値の基準を、法律で設けるということです。
これまでは数値がなかったため、適正飼育というものが曖昧で、明らかに虐待飼育であっても、何が駄目でどう改善すべきかという行政指導ができなかったわけです。
ところが数値さえあれば、数値を満たしているかどうかをチェックすればよいという話になります。
これまでの活動では全く前進することがなかったため、愛護活動をされている浅田さんらも驚かれているようです。
大多数の政治家というのは、票のためか、お金のためにしか動きません。
動物のために本気で動く政治家なんてごくごく一部です。
環境大臣は、色々な意味で有名な小泉進次郎ですが、奥さんは滝川クリステルですね。
彼女も、愛護活動をされています。
なので、彼女が裏で動いているのでは、とすら思ってしまいますね。
それか、ようやく大多数の国民が関心を持っているため、動かさざるをえないのか。
定かではありませんが、環境省が数値規制案を示したそうです。
① ケージの大きさ
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縦 → 体長の2倍
横 → 体長の1.5倍
高さ → 体高の2倍。(猫は3倍)
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体長とか、体高というのは以下の長さ。
これは体長30cmの小型犬だと、床面積は60cm×45cmになるようです。
一応、寝床扱いのようですが、そんなに広くないですね・・・。
これの倍くらいで、いいと思いますが。
ケージ以外に、運動スペースを設ける必要があり、その大きさは
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面積 → ケージの6倍。(猫は2倍)
高さ → 体高の2倍。(猫は4倍)
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これは体長30cmの小型犬だと、面積はたたみ1畳くらいの広さになるらしいです。
実はそのスペースで2頭まで飼育OKなのです。
つまり、1頭あたりは1畳ではなく、半畳です。
運動することを考えたら、全然広くないですね。
2頭までではなく、1頭のみにするべきです。
体高の2倍も、低すぎです。
運動スペースで、毎日3時間以上運動スペースに出すことが義務付けとありますが、悪徳ブリーダーたちがそんなの守るわけありませんし、チェックすることも不可能です。
「やってる」と言われてしまえば終わり。
なので、この義務付けはほとんど意味をなしません。
さらに、運動スペースに本当に出しているかどうかも、今のままではチェックすることは不可能です。
議連案では、運動スペースに自由に出入りできる構造が必要 としていたそうですが、環境省の案では盛り込まれてないとのことです。
となると、「出してます」と言われてしまえば終わりなので、意味ないですね。
② 繁殖回数
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6歳まで。
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以上。
つまり、回数については明記されていません。
発情期はおよそ、犬は年に2回、猫は年に3回あるそうなので、悪徳ブリーダーは6歳までに10回以上は生ませることになります。
母体に負担がかかるので、年に1回とか、合計で6回という文言を加えるべきですね。
③ 従業員数
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犬 → 1人あたり繁殖15頭、販売20頭まで
猫 → 1人あたり繁殖25頭、販売30頭まで
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個人的には、多すぎると思いましたが
こちらは活動家の方々によると、かなり評価に値する内容らしいです。
そして、業者が最も反発する内容がここのようです。
以前、この数値規制に反対する署名を集めているブリーダーがいるという話をしました。
署名のページでは、署名した人が数人コメントを残しています。
実名が出ているので、名前を検索すると、見事にブリーダーが沢山いました。
やはり、反対しているのは主にブリーダーということですね(一部、勘違いして署名している人もいた)。
動画で言っていましたが、金儲けでないブリーダーは、1人あたり5~6頭で良いと言うらしいです。
つまり、反対しているブリーダーは、悪徳ブリーダーということになりますね。
主な内容は以上です。
私はこれでも全然甘い、と思いますが、皆さんはどのように感じるでしょうか?
少なくとも、こんなことが一切 決まってなかった日本が、いかに動物愛護後進国かがよく分かると思います。
また このレベルで、業者から多くの反発があるわけですから、いかに金儲けのブリーダーたちが多いのかがよく分かります。
上記の数値規制は、あくまで案なので、決定ではありません。
つまり、内容がひっくり返る可能性は全然あります。
議員たちが金で寝返らなければよいのですが・・・。
動画で帝王切開の話がありました。
要するに、お腹を切り裂いて、赤ちゃんを取り出すということです。
当たり前ですが、その際には麻酔をするはずですよね。
しかし、なんと法改正がされる前までは、ブリーダーが帝王切開をすることが可能だったそうです。
そうすると、麻酔は獣医しか使えないわけですから、麻酔なしで帝王切開をするブリーダーがいたそうです。
ありないですね。
情けない人間が多く、本当に日々、動物達には申し訳ない気持ちしかありません。
ペット業界ですら、まだこのレベルです。
畜産業にメスが入れられるのは、一体いつになるのか・・・。
畜産業は、繁殖業よりも虐待だらけです。
麻酔なしの話でいえば、豚は生後1週間以内で、麻酔なしで歯を切り取られます。
歯切りといい、63%以上の養豚場で行われています。
また 麻酔なしで、しっぽも切り取られます。
断尾といい、81%以上の養豚場で行われています。
そして、オスは麻酔なしで去勢されます。
想像しただけで地獄であることが分かりますが、2~3日以上痛みが継続するといわれています。
牛は徐角といい、角が麻酔なしで切り取られることがあります。
採卵鶏は、養鶏場の83%以上で、くちばしを切り取られます。
麻酔なしです。
畜産業は、生産過程そのものが虐待に満ちています。
私はこのような実態を知ってから、菜食を貫いています。
皆さんも、週1回からの菜食をお願いします。
こちらは、菜食の豆乳しょうゆラーメンです。
簡単に作れて、しかも豚骨ラーメンのような味がします。
豚骨ラーメンで虐待に加担するくらいなら、こちらを作って、動物に優しく、ヘルシーに食生活を送りましょう。