不育症story第3章-③・・帝王切開とケロイド

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帝王切開とケロイド

私はケロイド体質です。
ケロイドになりやすいと思ったのは、
小学生の時に打ったBCGが痒みをともないながら膨らみ始め、
痛みも出てきてしまったということが発端です。
夏になるとノースリーブが着られないほどに肥大してしまい
形成外科に長い間通院しました。

ケロイドとは？
外科的手術や怪我の傷跡が赤く盛り上がってくることで
傷の範囲以上に広がり膨らむことです。

出産の際　バースプランにケロイド体質なので
早めのフォローをお願いしておいたのですが、
母乳をあげていた関係上投薬による治療は出来ませんでした。
やはりかゆみがひどくなり肥大してきてしまったので
次の子にトライすることを前提に主治医に相談しました。
ケロイド治療には「リザベン」という薬を使用します。
しかし主治医からは少なくとも自分の患者さんには
使用しない（使用したくない）とはっきり言われてしまいました。
でも、何か他に良い方法があるかも知れないと言うことで
院内紹介状を書いていただき、形成外科を受診することになりました。

形成外科では、かゆみがあるのならば、
内服薬（リザベン）が有効とのことでしたが
妊娠を考えると処方したくない薬だそうで・・・
※不育治療でリザベンを飲んでいる方もいるので補足しておきます。
リザベンを飲んでいるからといって胎児に悪影響が出るという
断定は出来ないけれども、
もし何かあったときに「リザベン」を飲んでいたから
こうなったというのは気分が良くないので
処方したくないということでした。※

次の子も恐らく帝王切開になる確率が高いので、
しばらく貼り薬で様子を見ることになりました。
もし　もう子供は作らない時がきたら
放射線治療で綺麗にしましょうということになりました。
先生のお話しですと100名帝王切開を行うと
内10名にはケロイドが現れ
そのうち5名は　私のように重いケロイドになるそうです。

2004年3月
私は第二子をあきらめる選択をしました。
もちろんその間、ケロイドの様子を見ていたのですが、
大きく肥大していく様子、そして痒みと痛みが増してきたので、
2006年4月にケロイドを切除する手術を局所麻酔で行いました。

写真が見にくいのですが
これが私のケロイドです。
丁度ショーツのウエストゴムが当たる部分と
帝王切開で切った縦傷が交わるところに出来ました。
大きさにして3ｃｍ×2.5ｃｍほど
高さも結構あって2.5ｃｍ位ありました。

　　　　　　　　　

再発を防ぎ綺麗な傷跡になるように、術後も貼り薬・飲み薬の
服用があるのですが、貼り薬では、かぶれてしまうし、
飲み薬では胃の調子を崩してしまうので、
塗り薬のみの投薬となりました。