忘備録〜現実〜 | ねおママの毎日奮闘記!

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日々の成長と独り言をつづります。

憎きコロナ。父の癌が分かり、コロナ禍となり益々コロナの憎さを感じるようになりました。




緩和ケア病棟へ転科した日、私と母で病院へ行きました。


緩和ケア病棟では面会は許可されています。

ただ条件付きでの面会。

三親等内の5人を登録して、その中で1日2人まで、それぞれ1時間のみの面会が許可されています。




面会できない病院もある中で、面会できるだけましなのかもしれませんがみんながみんな会えないというのは本当につらい。



妹と話をして面会をどうするのか相談しないといけません。



初めて行った緩和ケア病棟は、いっぱい病棟と違って全体的に明るく開放感があり、音楽も流れてました。


ただ、病棟が病棟なので賑やかなというものではありません。



私たちは会える時間を取るために有料個室に入りました。



正直全てにおいて無駄がたくさんあります。



無駄に広い部屋。

無駄に長めのいい部屋。

無駄にデカいテレビ。

無駄に広いトイレ。

無駄についてる電磁調理器。

無駄に広いソファ。


唯一は日当たりが良い。


ということだけではないでしょうか?



たくさんの無駄で@15000円。


高いよね〜



たった1時間のために。でも、されど1時間なんだよね。



救急で来て、すぐ入院。

それからまる3日父と会えませんでした。


3日振りに会った父。



目を背けたくなるような現実が目の前にありました。


前日電話があった時のように話はできず、家にいた時より会話ができなくなってました。

何を言ってるか全く聞き取れない。


だから目の動きや、首の動きで何とか反応を探る程度しかできません。


入院してから一度も着替えてないので、私達がついてすぐに看護師さんに体を拭くタオルを借りれないから聞きました。



すると看護師さんが来てくれて2人がかりで着替えさせてくれました。


もう身体は骨と皮という感じで、みてられません。

今までオムツすることさえ嫌がってたのに何も言わずにオムツも付け替えてもらってました。

お尻も筋肉がなくなり皮がブヨブヨです。



家でお風呂に入れてた時は何とか座れたし、着替えも少しの介助でできてたのに。。。



ほんとにそこには寝たきりという父がいました。



母は着替えさせてもらっている父を見て涙ぐんでました。




そして今までは起きてお茶飲んだらジュース飲んだりしてましたがもちろんできず吸口に入れてもらったお茶やジュースを飲んでいる状態です。



そんな状態でも、父は


家に帰る!


と何度も何度もいいます。

それがお金がかかるからという理由で笑



そりゃたっかいホテル並みの宿泊費ですよ。



それでも私たちは1時間の時間を買ったんです。


父にはちゃんと歩けるようにならな家の階段あがれへんやろ?流石におんぶでは連れて上がってあげられへんからしっかり歩けるようになってからやで!


といって何とか宥めてこの日は帰りました。




この日看護師さんから、今後は点滴もしない。痛くないよと言ってもらってました。

やっぱり今昼夜逆転で夜寝れないみたいなので、もし寝たいとか痛いとかで、症状を緩和させたいということであれば皮下注射するから血管探してなんども針刺すとかはないよと言われてました。

食事も飲み物もなんでもオッケーなので家で食べたいと思うもの持ってきてあげてください。

アイスでもいいし。



自然にその時を待つための準備が刻々と始まっているんですね。