肝性脳症の診断から一夜明けて、再び朝から病院へ行きました。
救急で連れて行った際に処方されていた薬(医療用麻薬)を持っていくのを忘れてしまい、
持っていく必要があったからです。
無事渡すことができたのですが、やはり昨日の状態からも自分でトイレに行くというのは危険がある為
おむつを使用することになったと看護師さんより説明がありました。
おむつについてはケアマネさんからも、訪看さんからも何度も説明してもらっていましたが、
父は使用することをかたくなに拒否していました。
それでも、おむつを付けることになったということはよっぽどしんどいのだなぁと。
おむつを購入するために一度病院を出ることにしました。(病院のおむつ代は結構いいお値段するので)
その際に看護師さんから今回の病状について説明があったのか聞かれました。
当直の先生からの説明はあったが、主治医からはないことを伝えました。
また、今回病状から個室に入っていることを聞いていたので緩和ケア病棟へ移りたい旨も併せて伝えました。
私たちが戻るまでに確認しておくということで、病院を後にしました。
おむつとパットを購入して再び戻った私と母。
そこで、主治医と話ができることになりました。
面談室で待つように言われますが、なかなか主治医は来ません。
しばらく待っていると主治医登場。
物腰柔らかく話をしてくれる先生。
先生からは、肝性脳症が起きていること。そして今は昏睡状態ではないものの低迷状態であると聞かされました。
本人とも話をして、肝性脳症の積極的治療は行わない。行うことでよりしんどい思いをすることになるから。
それよりも自然に、自発昏睡の状態で眠るようにというのが一番良い。
そして、余命としては今月いっぱいもつかどうか。
ただ、現状終末期の状態であるからいつ何が起こってもいい状態であること。
という説明を受けました。
また、緩和ケア病棟へ行くことについて、一時退院前は渋っていた父もようやくOKを出したそうです。
なかなか来られなかった主治医は父を説得してくれていたそうです。それで時間がかかっていたみたいです。
もちろん、今後は緩和の専門医での対応になるが痛みなどについては飲み薬ではなく注射で対応を行うということでした。
隣にいる母は涙ぐみながら話を聞いていました。
かたや私は、やっとOKを出したという話を聞いて安堵して、多少談笑みたいな感じで先生と話をしていました。
これでいいのか?この対応間違ってない?とも思うことはあります。
でも、いくら一般病棟で個室に入っていても会えないし話もできない、顔も見れない。着替えさせてあげることもできない。
できないだらけです。
悔いがないようにはできないかもしれないけど少しでもという気持ちもあります。
でも、一番に思ったのは2日間家に帰ってきてからの様子を見ているともうその時がすぐ近くにあるのかな?
何とも言えない気持ちになっていたことは事実です。
分かっていたというかなんとなく感じていたということでしょうか。
うまく表現できませんが。。。