ロードキルで車破損&レッカーの夜 | chipi-mama~重度知的障害児とゆったり暮らすマイホーム~

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重度知的障害児と暮らすマイホームを建てました。2021年4月より施工開始し、2021年9月に完成しました。延べ床面積約29坪の障害児が暮らしやすく親も育児がしやすい、そんな小さな家が出来るまでの過程とその後の暮らし(節約+収納+育児)を書いていきたいと思います!

 

~ちぴの紹介~
現在特別支援学校の小学部4年生うさぎのぬいぐるみ
重度知的障害・自閉症・睡眠障害・発語少々の強度行動障害認定を受けた男の子です。

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重度知的障害児「ちぴ立ち上がる」との暮らし・対策に追われる日常・2021年に新築したマイホームのことなどをブログにしています鉛筆

 

おはようございますニコニコ

7月に入りましたねトロピカルカクテルきっと例年通り暑くなるのでしょうけれども、私の心は今のところ冷え切っております悲しい

実は、6月末に車で事故を起こしましたガーン

今日はその時の話を記録しようと思います鉛筆

よかったらお付き合いくださいませ。

 
 
 
6月末、実家の芋掘りの手伝いのため私一人で帰省しました。
実家は高速道路で2時間の距離です車
実家は自然豊かな山の中にあり、野菜の生育もよく、大収穫でしたびっくりマーク

 
収穫した野菜と、今日の思い出をいっぱいに詰めてさぁ自宅へ帰ろうと夜の19時過ぎに実家を出発しました車
田舎なので街灯もほぼなく、小雨も降り出したしたので、体感23時くらいに感じました月見
とはいっても何十年も通い慣れた道。運転は順調花
 
ところが10分後…。
 
 
細い山道を走行中左から何の前触れもなく大きく筋肉質な物体が車の前に飛び出してきたのですロケット
「きゃーーーーーびっくりマーク
と、漫画のような叫び声を人生で初めて出しました。
 
 
それはそれはものすごい衝撃で、車はみるみる大きな音を立てながら減速。
安全な場所までなんとか寄せて停止。車は動かなくなりましたガーン
 
 
辺りは真っ暗。
雨も降っている傘
とてつもない恐怖で手が震えました。
ひいてしまったのは人ではないことだけは分かっている状況。
 
 
 
外に出て物体を確認しなくてはと思いましたが、
もし生きていたとしたら襲われる可能性もあるのでとりあえず確認作業は見送り実家に電話。
 
 
 
姉が電話で冷静に私を誘導してくれて、とりあえず警察に電話をかけることに。
 
 
パトカー「事件ですか?事故ですか?」
悲しい「事故です。イノシシか熊と衝突しました。」
パトカー「場所はどこですか?怪我はありますか?」
と聞かれたんですけど、真っ暗だし看板もないし、目立つ建物もない。
パニックに陥っていたので電話中にグーグル先生を立ち上げるなんてこともできずアタフタ。
悲しい「ちょっと何もなくて正確な住所がわかりません。怪我はないです。」
と伝えると
パトカー「電信柱ありますか?番号書いてありませんか?」
とのことで、怖すぎましたが車を降りて雨の中電信柱を探す。
悲しい「ありました。○○○の○○線です。」
と伝えると、なんとなく伝わったようで20分~30分くらいで警察の方が到着して下さることになりました昇天
パトカー「到着までに時間がかかるので、保険会社かJAFに連絡してレッカー車を呼んで下さい。」
とのことで保険会社に電話をし、事情説明とレッカーの手配をお願いしました。
よかった、保険会社の電話番号を携帯電話に登録しておいて。と心底思いました。
 
 
電柱を見に車を降りたついでに車のフロント部分を見に行くと、生々しい動物の体毛と泥、動物の形のまま凹んだバンパー、諸々が確認できました。凹んだ位置を見た感じ、イタチやイノシシよりは背が高そう。近くには「熊出没注意注意」の看板も確認。怖すぎました。
 
 
そうなんです。
私の実家周辺では「ツキノワグマ特別警戒注意報」が発令されたばかりでした。
熊に襲われるとどうなるかとかいう動画をユーチューブで観たばかりだったこともあり恐怖は倍増。
「やるか、やられるかの二択」
とかいう動画のフレーズが頭をよぎりましたチーン
 
 
 
警察到着前に姉夫婦と両親が車2台で助けに来てくれました。
ありがたかった笑い泣き
でも迂闊に外に出て立ち話なんてしていられる状況でもなく、みんなで固まって、ライトで照らしたり大きな音を出しながら警察の到着を待ちました。
 
 
雨の中、警察官の現場検証がはじまりました。
パトカー「この感じだとおそらく熊でしょうクマ
なんて警察官が推理していたところに、通りすがりのドライバーさんが車の窓を開けて
ニコ「熊みたいなのが倒れてましたよ。」
と教えて下さいました。
 
倒れていたということは、もしかしたらまだ生きているかもしれないということで、
パトカーは大きなサイレンを鳴らしたまま、厳戒態勢で現場検証と事情聴取、そしてレッカーの到着を待つことに。
山奥だし営業時間外だったこともあってレッカーが到着するのが60分から90分かかるとのこと。
いろんな人に迷惑をかけ、申し訳ない気持ちと、恐怖でずっと苦しかった待ち時間。
しばらくしてレッカー車が到着して、車は隣の市へと運ばれ保管されることになりました。
オレンジ色のヒーローに大感謝下差し

 
警察官と話している間もレッカーを待っている間も、保険会社さんと関連の会社さんや夫から電話が何度もかかってきました。
保険会社さんに
「公共交通機関でご帰宅されますか?2万円まで保険で出ます。」
と言われました。
 
 
ちぴが待っているからどうしたって今夜中に帰らないとまずいことになるのですが、生憎の田舎事情で公共交通機関は全て営業終了。タクシーで高速道路利用して帰宅すると4万円以上はかかるらしく、潔く諦めて実家に戻り泊まらせてもらうことにしました。
 
 
沢山の人を待たせているのでいろんなことを一瞬で判断しないといけない事態に。
実家に泊まったとしても翌朝夫一人でちぴを朝のバスに乗せたことないし、連絡帳記入やランドセルに入れる必要がある物の準備もきっとできない。そもそも夫一人でちぴの朝ごはん準備なんてできそうにない。レッカーされた車の中に放置してしまったちぴのジュニアシートなどもレッカー会社に引き取りにいかないと明日以降ちぴを代車に乗せられない…。
 
 
考えることが押し寄せてまたパニックになりましたゲロー
で、私が出した結論は…
夫には明日会社を休んでもらいちぴも学校を休んでもらって2人で私を迎えに来てもらおうびっくりマーク
 
 
夫に希望を伝え、実家に戻り、迎えた翌朝晴れ
ひいてしまった獣は捜索もむなしく見つからず、結局に何にぶつかったのかはわからずじまいだったようでした。
車がディーラーに輸送されればドラレコを見返すことが出来るでしょうけど、車がディーラーに戻るのが3日後とこのこで詳しい真相は謎のまま。
 
 
夫とちぴが10時頃実家に来てくれました。
夫と2人きりで一晩がんばったちぴ、ありがとう。
仕事の都合をつけて迎えに来てくれた夫、ありがとう。
 
 
ジュニアシートや車の荷物を取りにレッカー会社へ3人で行き、壊れた車を見せてもらいました。
明るい所で見ると、なまなましさが倍増ネガティブ
私を守ってくれた車にも感謝お願い

 
 
事故後ずっと食欲がなかったのですが、ちぴと夫の顔みたら元気出て帰り道にレストランでラーメン食べることにナイフとフォーク
何気にレストランにちぴと入店するなんて数年ぶりのチャレンジでしたが、意外と大丈夫でした立ち上がる
煮干し系のスープが五臓六腑に染み渡りましたねラーメン

 
 
事故翌日にはさっそく代車が届き感激びっくりマーク
レンタカー会社さんに「車椅子が入るハイトワゴンタイプを希望したいのですが」
とお願いしたところ、新型のルークスが届きまして恐縮アセアセ
ちぴが汚してしまわぬよう、エプロンで座席をガードしたり、足元に毛布敷いてみたりで対策下差し

 
 

保険会社さんによると1日5000円までのレンタカーを30日間無料で貸して下さる補償内容とのことでした。

新型ルークスは1日5000円の車種なのでセーフOK

車は見た目以上に内部まで破損していたようで修理には3週間程かかるとのこと。夏休み前に戻ってくるかなーという感じです。

ちなみにレンタカーに傷をつけたり事故をしたりすると最大15万円ほど請求されることもあるらしいので、その間はちぴと車であんまり出かけられなさそうです。どうやって土日の暇をつぶそうかという新たな悩み…チーン

 

 

まとめ。

①田舎の夜道は何が出るかわかりませんので明るいうちに帰宅するべし。

②警察官と保険会社さんに身を任せると、事故してもなんとかおさめてもらえるので慌てない。

③レッカーは営業時間外だと手配に苦戦するけど、現れた人はヒーローそのもの。

④保険を適用するためには事故証明が必要なので、野生動物をひいてしまったらかならず警察へ電話する。

⑤保険はケチらず自分の周辺状況に合わせた内容で契約すべし。野生の動物との事故は物損事故になる。

以上びっくりマーク

 

 

野生動物にはくれぐれもご注意下さいませ注意

ひいてしまった動物、ごめんよ。

本日もお読み頂きありがとうございました音符