5.初めて装着したとき
義肢装具士さんが負荷の調整をドライバーでしてくれ、歩き方のレクチャーを受けました。
始めは骨折した足(患足)に体重はかけられないので、足は完全に浮いた状態です。健足は、厚底5㎝くらいの専用の靴を履きます。
患足の膝の皿に体重を乗せて歩くよう言われましたが、最初は感覚がつかめませんでした。お皿に乗せる感覚もわからなければ、もう片方の足は厚底で歩きにくいですし。
そもそも立っただけで激痛
立つと体重が足全体にかかるので、足首のプレートと装具がぶつかってしまい・・・しかも材質は木なのでとても硬いです。内側にスポンジが付いている訳でもなく、患部の位置によっては直撃します。
内側の写真
この時は役に立たない物にお金をかけてしまった・・・と少し落ち込みましたが、日に日に痛みの逃し方がわかるようになり履きこなすことができました。
6.痛みの防ぎ方
これは義肢さんやPTさんに教わったのですが、
①患部にタオルやハンカチを当てる
②痛くない場所が見つかるまで何度も着け直す
装具が完成して2週間くらいは足首がまだ腫れていたこともあり、正直、タオルでは対処のしようがなく痛くて歩けませんでした。
痛くない場所を探すには、装具を上下にずらしたり、ベルトの締め付けを緩めたりきつくしたり、ハンカチを増やしたりずらしたりなのですが…
毎回、痛くない場所を見つけるまで1時間くらいかかりました。しまいに諦めて松葉杖を使うことも。
※装具の種類や手術した箇所、体重によって個人差があると思います。
それでも、装着して過ごす時間を1日30分、1時間と増やしていき、最終的に1日過ごせるようになりました。
これは、足の腫れが引いたのと患足に少しずつ負荷をかけれるようになったので、その影響が大きいです。
1時間かけていた装着は2,3分でできるようになりました。
なので、個人的に装具が慣れないうちは、家の中でキャスター付き椅子がオススメです。両手が空いて健側の膝の負担が減ります。
これがあるだけで生活水準が一気にあがりました。私はこれがなかったら膝が崩壊してます(^^;