最悪のツアーにオキニの小姐と2回も参加してしまった私。
本当に失敗でした。
しかし、今回は面白い(?)発見がありました。
実はツアーに参加した全員が全員、ツアーの内容には激しく不満を感じていたのです。
(当然か・・・。)
最後の訪問地のお土産屋さんでは、まず会議室みたいな場所に通され、そこのマネージャーが出てきて、僕たち客と話そうとしたのですが。
ツアー客は今日一日、疲れ切った、という様子で、そのマネージャーの話もほとんど、我関せず、という感じでいたのです。
すると、マネージャーが、
「皆さん、どうしたんですか?もう、疲れちゃって、話も聞きたくないっていう感じですね。不満があったら何でも言ってください。」
「皆さん、私が怖いのですか。今日はうちで買い物はしなくていいですから、なんでも話していってください。」
とか、言ったんです。
もう、何も話したくない、すぐ帰りたい、というメンバーがほとんどだったのですが、ぽつぽつと意見を言う人も出てきたんです。
「いや・・・。ツアーガイドにだまされた、っていう感じですよ。」
なんて言う意見が。
「あんた、そんなこと言わなくてもいいよ。ややこしくなるから。」
なんて、発言を妨げようとする人もいましたが。
今回のツアーガイド、前回同様、かなり高圧的な人で、客の有無を言わさないような感じの人でした。
日本のツアーガイドっていうイメージからは想像もできないような人です。
自分が話をしているときに私語をしている人がいると、
「ねぇ、あなたたち、ちょっと黙っていてもらえますか。私はあなたたちに敬意を払って接しています。あなたたちも私に対する敬意を見せてください。」
なんて言うんですよ。
何が敬意をもって接している、っていうのか・・・。
この一言にはあきれました。
また、
「私は金もうけのためにこの仕事をしている。ボランティアじゃない。プロとして北京を紹介している。だからあなたたちも私が連れていく店で物を買っていってもらいたい」
ってなこともはっきり言っていましたから。
当地でも、大陸から来るツアー客に、
「あんたらが店で買い物をしなかったら、店から一歩も出さないよ!!」
「あんたら、私が連れてく店で、全然買い物しないじゃない。いい加減にしなさいよ。」
なんて言っているところをツアー客に携帯で動画をとられ、それをYoutubeに流されて大問題になったツアーガイドがいましたが、それと似たようなガイドが北京にもいるんですね。
いやぁ、このツアーを選んだのは失敗だったのですが、僕としてはまた、興味深い体験ができました。