S 47話:大失敗 | 愛在両腿之間 ~中国小姐沈没記~

愛在両腿之間 ~中国小姐沈没記~

私と中国女性(小姐)との擬似恋愛体験。小姐に魅せられてしまった男の話です。
私のように小姐に魅せられてしまった方、小姐に興味のある方はお付き合いください。
※18歳未満の方の閲覧はお断りいたします。


翌日、ドアをたたく音で目が覚める。

時間を見るとまだ4時。



(こんな時間に誰だろう)

と、ドアからのぞいてみると、ナナちゃんがパジャマのまま立っています。




でも、僕とSちゃんは一糸まとわぬ姿です。

Sちゃんを起こして、ナナちゃんが来たことを伝えると、

「ドアを開けてあげて」

と一言。





とりあえず、僕は腰にバスタオルを巻いてドアを開ける。

部屋に入ってくるナナちゃん。




Sちゃんはこの時点で素っ裸のままです。

そのまま、話し始める二人。



(この二人一体どういう関係なんだ・・・)



と、一瞬思いましたけど・・・。



Sちゃんはその格好のまま煙草をふかし、ナナちゃんの話を聞いています。

なんでも、4時にツアーの迎えの人から電話が来て、もうすぐホテルに迎えに行く、と。




迎えの時間って、5時過ぎだったような。

昨日と話が全然違います。




Sちゃんも「何それ」と、言わんばかりに電話がかかってきた番号にかけなおします。

状況を説明して、「とにかくこっちにも準備ってもんがあるんだから5時過ぎにしてくれ」と、話をつけるSちゃん。



昨日からの睡眠時間、2時間半。



僕は何とか大丈夫ですが、中国小姐的にはどう考えても絶対的睡眠時間が足りません。



大丈夫なのでしょうか。



そんな心配をよそに、ナナちゃん、Sちゃんともにそそくさと準備を始めます。

なんとか準備を整えて、ホテル前に泊っている車に向かい、乗り込む3人。




私はその車で今日一日観光するものとばかり思っていたのですが、車は天安門近くからちょっと回り道をして、大きなマイクロバスのそばに止まります。



(・・・・・・。

これはもしかして、普通のツアーなんじゃ・・・。)



てっきり、僕たちだけのためにアレンジされたプライベートツアーかと思っていたのですが、どうも違ったようなんです。

そして、周りに集ってきているのは当然ながら、すべて中国人。

どおりで安いはずだ・・・。



しかし、いやな予感がします。

前回、イーちゃんと参加したツアーも似たようなものでしたから。




でも、さすがにこんなに早く参加したものではなかったし、当然、国旗掲揚見学なんてついていませんでしたから。



愛在両腿之間 ~中国小姐沈没記~-国旗掲揚式


そうして参加したツアーだったのですが、結果から申し上げますと。








イーちゃんと参加したツアーの内容と全く、まったく同じツアーだったのです・・・。





これには愕然としてしまいました。

苦笑するしかありません。





万里の長城はほんの1時間ちょっと。



愛在両腿之間 ~中国小姐沈没記~-長城


明の十三陵はバスから眺めるだけ。

行ったお土産屋、すべてイーちゃんの時に行ったのと同じ店です。





これには、万里の長城で半日くらい過ごそうと思っていたSちゃんも不満げ・・・。

お金を払う前に、やめよう、というべきでした。





幸い、出発も早かったので、3時ころには戻ってこれたのですが。

いやぁ、やってしまいました。

これは大失敗でした。