イーちゃんがこちらに来てから、1週間に一度くらいの感覚で会いに行っています。
会うときにはほとんど毎回、時間を延長して。
料金は2倍になってしまいますが、それでもいいかな、と思って。
他の子に入るときに時間を延長したことはありません。
そこまでしようと思える子がいないのもありますし、事が終わっても、ゆっくり話そうという雰囲気にならないのもあります。
2倍になると、さすがにそれなりの金額にはなりますが・・・。
ただ、延長しても一緒に入れる時間は1時間ちょっと。
決して長いとは言えませんね。
部屋に入ると、最初に、一緒にシャワーを浴びて、交わる。
それが終わったら、またシャワーを浴びて、お互い下着だけ付けて、ベッドに腰かけたり、横になりながら、軽く肌に触れたり抱擁しながら、時間まで話す。
これまでは交わることをしないで、ただ、ずっとベッドの上で話をしたりしてただけのこともありました。
そんなことをしてたら、あっという間に時間なんて過ぎていってしまいます。
イーちゃんに自由がきくのなら、外に連れて行ってあげたいけど、そうもいきません。
「私の家族、だいたいみんなあなたの存在を知っているよ。」
「はぁ~~~!?」
何を言い出すかと思えば。
おいおい、そんなこと、家族に話したら変に疑われるだけでしょ。
「私がお店を出した時、あなたも助けてくれたでしょ。」
「うん。」
「そしたら、おばさんがね、あなただけじゃお店を出すことなんてできないでしょ、っていうのよ。」
「それであなたのことを話したの。」
「おばさんは、彼には何か目的があるのよ、みたいなことを言ってきたけどね。」
はは、目的って言っても、ちょっとした下心くらいかな。
あとは、純粋にできることをできる範囲でしてあげたい、ってくらい。
「私は、あなたはもう結婚していて、私は彼の奥さんのことも知っているよ、って言ってあるわ。」
イーちゃんが僕の妻のことを知っているわけはないけど、親戚の前では、そう言っておいた方がいいかもしれない。
でも、イーちゃん、本当に嘘をつけない子です。
僕に対しても、家族に対しても。
その辺りのちょっとした不器用さが、何とも言えずかわいく見えてしまうんですけどね。