『常識』とは、
その時代、地域に生きている多くの人の頭にこびりついている考えのことである。
当たり前だとおもってたことが、そうでないものが、
実はありふれている可能性がある。
固くなった頭を柔らかくしてくれる。
世の中はもっと面白いと思える一冊でした。
著者:竹内薫氏
常識を疑え!すべては仮説である。
前提を疑うことからはじめ、目の前の事実を素直に受け止め、思考停止にならずにトコトン考える。
思考停止に陥りがちな現代人に求められる「頭の柔らかさ」を得るための一冊。
真理だと思っていること(常識)がいかに不完全かが良く分かりました。
・飛行機が飛ぶ理由は実は解っていない。
・冥王星は実は惑星ではない。
など教科書で覚えていたことは実はまだ検証中のものであったり、
・土地の値段は絶対に下がらない
・山一證券はつぶれない
という「常識」は、過去見事に崩れ去っている。
現代でも
「育児の三歳児神話」
「クラッシックが胎教に良い」
「マイナスイオンは身体にいい」
など、怪しい「常識(仮説)」は山ほどある。
仮説を倒せることができるのは仮説だけである。
帰納法はボトムアップ、演繹法はトップダウンのアプローチ。
今ある枠組(常識)の都合に合うように事実がねじ曲げられるため、ボトムアップの帰納法で仮説を覆すことは出来ない。
本人には意図的にねじ曲げた意識がなく、自覚がないから、自分が特定の仮説にしばられていることすら気づけない。
古い仮説を倒すことができるのは、その古い仮説の存在に気付き、そのうえで新しい仮説を考えることができる人だけである。
演繹法でしか、古い仮説は倒せない。
科学と真理は、近づくことはできても重なることはできない
科学の定義は反証可能性
=反証できるかどうか。
100万回実験を行って100万回理論を支持するような実験結果がでても、次の100万1回目に否定的な結果が出たら、その時点でその理論は通用しなくなる。
理論に反する実験や観察が出てきたらその理論はダメだということを潔く認める、それが科学である。
限りなく白に近い仮説であっても真理にはなれない。
人は「安心する」「考えない」ために常識、真理に甘えやすい。
グレーの中で生きる気持ち悪さに慣れ。
常にグレーゾーンという観点から眺める必要がある。
まずは、当たり前のことに
『本当にそうだろうか?』と前提を疑うことからはじまる。