裏庭日記

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なんだかわからないけどまるいもの

春になって、描く環境も変わりました。

 

以前まで制作部屋として使わせてもらっていたプレハブの2階から、元お婆ちゃんのいたフロアに猫達と共に引越しました。

昭和の家具と、お仏壇と、あと、日当たりが最高で、狭くなったけど居心地が良い。

猫さん達がてんでの場所で寝たり食べたりを感じながら此処にいるのが良き時間。

作品の上に座られたり、落とされたり、いたずらされたりしますが、それも含めた時間がいとおし。

猫さん達もいるので、できる限り空気が汚れる画材での制作はしないようにしたくて、

新しい部屋では、小さな作品の制作にとどめています。

大きな作品を描く必要のある時は、ギャラリーを使用していない期間を利用させてもらい、

飛び飛びの期間ですが、キャンバスを広げて制作を始めることにしました。

 

以前の部屋よりも、緊張感があってむしろ良いかもです。

 

制作を始めた作品は、9月4日から始まる道銀文化財団さん主催の展覧会に出品するためのものです。

5月から二週間ずつリレー方式で個展が開催されていきます。

錚々たるメンバーで、この中でわたくし大丈夫なのか!?

と思いながらも、良い具合に気合いが入って背筋がシャンとなっております。

 
 

社会の状況や自分の状態、、、などなどによって、その年その年でテーマや画風が違ってしまうのが自分なんだと思います。

今気になっているのは、なぜか数年前から引っかかってるまるいフォルム。

似たようなフォルムは、2020年に「あさ」という名前をつけて作品を展示しています。

この時は、その形が気持ちが良かったことと、パンデミックで急な生活の変化に晒されたことによって頭がリセットされたようにポカンとなったので、そのポカンとした状態を表現するしかなかったということ。また、その頃、仕事が無い期間の朝日の光が綺麗で印象的だったこと、他にもまだ含まれていることはありますが、そんなような様々なことを、あのいびつなまるいフォルムと色に表現したんだよなぁ、と、思い返す。

 

そして、ふと思い出したのです。

 

あ、実物を見たことがあったわ、、、子供の時に。

 

この話にはオチも何も面白いことは無いのでここでは語りませんが、今一度、あれは何だったのかなぁと思い返しながら描こうと思いました。

 

できる限り実物大で。

 

また、大きな作品を展示できる機会はなかなか無いので、今年はこの作品を思う存分楽しんで描きたいと思っています。

 

久しぶりに文章書きました。

 

最後までお読みくださり、ありがとうございました。

 

 

 

札幌JRタワー・アートプラネッツ・ラスト展に出品させていただきました。有難うございました。

ご無沙汰しております!

 

ブログを描くエネルギーは残っておりませんでした。

やっと制作が終わり、

会場での搬入、設置が終わり、

会期中はその他仕事に集中し、

暑さに耐え、

気がついたら終了しておりました。

 

先日作品の撤去搬出を済ませまして、これまで撮り溜めてました制作記録動画を繋げてみました。

 

 

 

 

なんだこりゃ?という絵柄と展示の仕方だと思われるでしょう。

 

正直、私も展示方法の策は足らなかったという反省をしています。

作品のクオリティも、もっと私は描けるはずなんだという悔しさもあるのだけれど、

このテーマに打ち込ませていただいたこの展覧会に感謝をしているし、

また、堂々とこのスタイルの表現を表に出せたことは、私にとってこれからの糧になりました。

 

有難うございました。

 

プライベートでは、

今までさせていただいていた仕事に加えて新しく始めた事業や、

家族の中で起こるさまざまなことであったり、時間だったり体力だったり、

それらと制作活動の両立というものが、なかなかできておらず難儀していましたが、

やっぱり、絵の具や筆をいじっていたいという欲求には蓋をせずに、

今の私だからできる方法や表現を、これからもやっていけるなぁ、、、と、会場のビルの屋上で空を見てたら思えました。

 

最後に、この度の作品のテーマを説明したテキストを載せます。

 

 

 

「あさのおはなし」 材料:キャンバス、紙、板などに油彩、アクリル、鉛筆ドローイングなど

 

 ここ数年の身の回りのさまざまな変化を目の当たりにしてきまして、

「地球に住まうものたちの一部としての人間」という感覚を、自分の中で取り戻してきたように感じています。

宇宙の大きな物語の中で、地球という小さな物語があり、その表皮の上で繰り広げられてきた物語と、小さな生き物それぞれの物語は、流れている時間の速度に違いはあれど、それぞれ同じ壮大さの物語を生きているということ。その中で繰り広げられている生のサイクルに影響されている、、、ということに、私たちだけが気がついていないのかもしれない。

そんな想いを、絵として表現し、確認してみたいと思ったのです。

 

 

最後ま読んでくださり、有難うございました。

 

 

 

 

 

 

死んじゃってからも

今日のタイトルは、これ、歌の題名です。

知久寿焼さんの。


先日、数年ぶりに、知久寿焼さんのライブに行きました!

父と一緒に。

母も誘いたかったのだけど、難聴とHSPぎみの母はお留守番することに(お土産にDVDを買った)


知久さん好きは小学3年の頃から。

人生初めて買ってもらったCDが、たまの「さんだる」。

今聞いても古さを感じない麗しさです。

たまのライブには必ず行ってました。

その頃は小中学生でしたから、両親に連れてもらってました。


あの頃から30年経っている。

今回は父と行けたことが嬉しかったなあ。


そして、30年経っても、好きな歌を歌い続けて生きている知久さん。

知久さんの歌声も、ギターも大好きだけど、詩がやっぱり大好き。

その中でも大事にしたい歌が、「死んじゃってからも」


この曲聞くと、私の中で思い出される先輩達が何人もでてくるんですよね〜。


死んじゃってくことを 

ちゃんと過ごした人

ちゃんと生きた人

おしまいまで生ききった人


私も、これ、やっていきたい。


この歌、目の前で歌ってくれて、やっぱり知久さん良いわ〜と思った。

同じ時代に生きてて嬉しい。


知久さん!

これからも、気持ちよさそうに歌ってるところ、また見させて頂きます!

楽しみにしてますね〜


本日も、最後までお読みいただき有難うございました。





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