3冊目「ヨモツイクサ」知念実希人 | 本と旅と日々の出来事

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事前情報ほぼなしで読みました。
謎の草か、なんかの話かな?
ぐらいのかまえで手にした自分のアホ~っ!
とんでもない世界が待ちかまえていました。

3段階に怖かったです!
ヒグマに襲われて生きたまま内臓貪られる恐怖。
アイヌの人々が禁域と恐れた黄泉の森に棲むヨモツイクサの恐怖。
そして。
個人的にはこれが1番怖かった~!本当に声出た。
主人公の親友が残した留守番電話!
ページめくった途端にビクッとなりました。
真相が本気で怖い。
全く救いようのないラストも怖い。
ラスト迎えてからの未来も怖い、とどれだけ怖いんだ。

謎の未確認生物が棲む森に入ってはいけません。
みたいな単純な話ではなくて、生物学的な複雑な話になっていき人間の尊厳をも凌駕する世界観がグロ全開で挑んできます。
ヨモツイクサの卵を女性の腹部に埋め込んでいたベクターなる黒幕の正体は早くから目処ついてました、絶対こいつだわ、って。アホ~っ!全く予想外な角度から跳び蹴りくらった気分です。
真夜中に読み終えたので、禁断の例のページを開いた衝撃が凄かったです。
まだ読まれてない方はこの衝撃を味わってほしいのです。