体を温める野菜で辛味噌炒め | Chimyan's Workshop Blog

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こんばんは YUKI です



空気が冷たく感じる昨今。
体を温める野菜で、辛味噌炒めを作ってみました。

DSC_2071.jpg

ししとうと、にんにくと、白ネギです。
(^^)/


薬膳料理では、「焼く」「炒める」「揚げる」という調理法をあまり使いません。
食材を強烈に熱してしまうと、食材の持つ効能が変化してしてしまったりするためです。

などと解っていながら、敢えて「炒め」という強気☆
(*^^*)
そのかわり、強火ではなく、弱火でゆっくりと火を通しました。


薬膳では、食材を様々な分類の仕方で分けて考えます。
そのうちのひとつが、「五気(ごき)」。
食薬(食材)がもつ5つの性質のことで、「五性」とも言います。

「五気」は次の5つ。
①「寒性(かんせい)」
 →体を冷やす(涼性より強い)
②「涼性(りょうせい)」
 →体を冷やす(寒性より弱い)
③「温性(おんせい)」
 →体を温める(熱性より弱い)
④「熱性(ねっせい)」
 →体を熱くする(温性より強い)
⑤「平性(へいせい)」
 →はっきりした性質がない

・・・細かいことまで書いていると大変なことになりますので、今日はそこまでは触れずに、先に行きたいと思います。
(^▽^;)


辛味噌炒めに使った食材のうち、
ししとうは唐辛子の仲間で、熱性の食薬。
ネギとにんにくは、温性の食薬。
そこへ、コチュジャンを入れて更にホカホカ辛味噌炒め。

という具合。
(^^♪

薬膳の知識は無くても、イメージで大体わかりますでしょ?
(^_-)-☆
唐辛子の仲間は、体がカーッと熱くなるな、とか。
ネギとにんにくは、体がホカホカしてくるな、とか。

薬膳も、その元になった中医学も、古来から人間が自分たちの体を使った実証を集めて体系化したものですから、「昔の生きる知恵」的な知識と一致する部分が多いのです。

まさか、唐辛子を食べて「コレは体が冷えるぞ!」と思う人は居ないと思うのですが・・・ね☆

ともあれ、徐々に冬の足音が聞こえてきました。
北海道では雪も降っていますし、体を積極的に温めて、体調を崩さないように管理したいと思っています。


簡単ですが、レシピです(^^)/

<材料>※3~4人分
ししとう  5本
にんにく  1/2房(5~6個)
白ネギ  1本
▲味噌  小さじ2
▲醤油  小さじ1
▲砂糖  小さじ1
▲コチュジャン  小さじ1/2
▲水  小さじ1
★ごま油(炒め用)  適量

<作り方>
1、野菜を食べやすい大きさに切ります。


2、▲の材料を合わせておきます。


3、ごま油をひいたフライパンで、野菜を焼きます。

弱めの中火~弱火で焼きます。
ときどき返しながら、じっくり焼くと、ネギはトロトロに、にんにくはホクホクに、ししとうは柔らかく、なります。
一番火が通りにくいのが丸ごとにんにくなので、にんにくを丸ごと焼く場合は、特にじっくり焼きましょう。
時間が無ければ、スライスにんにくでも構いません♪


4、野菜に火が通ったら、合わせておいた辛味噌ダレ(▲印)をざっと全体に絡めます。


5、完成!

DSC_2071.jpg



ここで、ひとつ余談。

このお料理を食べた私に、悲劇が襲ったのです。
(+o+)

犯人は、「ししとう」!

このししとうは、「甘とう」と言って、「辛くない」ししとう。

・・・のはずでした。

安心してポンッと口に入れた一切れを、一回二回と咀嚼した、次の瞬間です・・・。
「・・・辛っーΣ(≧◇≦ノ)ノ!!」

もうね、「辛い」通り越して、「痛い」!
舌も唇もビリビリ痺れて、耐えきれずに吐き出しました・・・☆
その後もずっと痺れたまま・・・初めて、辛さで泣きました(笑)

そこまで辛かったのは、たった一切れ!
他の家族が食べたししとうの中にも、多少辛かったのがあったみたいですが、普通に食べられる程度だったそうで・・・。


私って、

昔から、くじ運わるくって。
(T_T)


既にししとう恐怖症。
(-_-メ)


ししとう、

マジ侮れない。