Chimyan's Workshopへようこそ!
こんばんは YUKI です
今日は、私の好きな紅茶をひとつご紹介しようと思います。
中国の紅茶「ラプサン・スーチョン(Lapsang Souchong)」。
人にその名前を言うと、聞き返されることがほとんどです。
紅茶の名前としては、知名度は低い方ではないでしょうか。
その特徴を、一言で申しあげますと、「正露丸の香り」!
(*^-^*)/
・・・
私個人の感想ではなく、ラプサン・スーチョンの香りをそう表現するのは、たぶん、紅茶の世界では共通だと思います☆
中国・福建省、武夷山(ぶいさん)の桐木(とんむ)という地域で誕生した、ラプサン・スーチョン。
桐木では、当初、その地域に自生する茶樹から「正山小種(せいざんしょうしゅ)」という紅茶が作られていました。
正山小種は、龍眼の香りがする紅茶です。
標高が高く、気温が低い桐木では、茶葉を萎れさせたり発酵させたりするのに、松の木を燃やして温度を上げていました。
その結果、茶葉に松の煙の匂いがついたのです。
正山小種が、イギリス・ロンドンに輸入され、飲まれるようになると、もっと強い香りをつけるよう要求されるようになり、
正山小種を、さらに松の煙で何度も何度も燻した、今のラプサン・スーチョンが生まれたのです。
というわけなので、ラプサン・スーチョンの香りは、「松の木の燻製」と言えるわけですが、一律、「正露丸の香り」がします。
(^_^;)
分類としてはフレーバードティーに入り、どのメーカーでもおそらく、この名前で売られていると思います。
メーカーごとに、少しずつ香りも違い、それぞれ特徴があります。
私が今、家で飲んでいるラプサン・スーチョンは、横浜の中華街で購入したものです。
紅茶店ではなく、あえて中華街で買ってみる、という冒険☆
(´▽`*)
こちらは、いわゆるスモーキーフレーバーも、とても味わい深くスッキリとしていて、案外飲みやすい香りなので、気に入っています。
中には、飲んだ瞬間、バーベキューの煙をまともに吸い込んでしまったかのような、強烈なスモーキーフレーバーを持つ茶葉を扱っているメーカー様もあるので、購入の際には、店頭で試飲させていただくのが良いですね。
ロンドンでは、気取って飲む時の、定番紅茶だとか。
「古い歴史」とか「元祖」とかが大好きなロンドン市民は、「紅茶の元祖」だというだけで、好んで飲む・・・のだそうです。
(-_-;)
気持ちは分かりますね~♪
私も、大好きな「英国」「紅茶」「アンティーク」とかの言葉に弱くて、すぐに飛びつきますしね☆
ラプサン・スーチョンは、甘いお菓子などではなく、スモークサーモンや濃厚なチーズなどに合わせると良い紅茶です。
ちなみに、私にとってラプサン・スーチョンは、気合を入れたい時の紅茶です。
何だか頭がぼーっとする時とか、何だか気持ちがもやっとする時とか、キリッとしたい時に、「ラプサン・スーチョン飲も。」って思います。
(´▽`*)
とはいえ、その香りがあまりに独特すぎて、あまり一緒に飲んでくれる人もいなく、家族や友達に、「アレだけはやめて!」と言われてしまう可哀想な子です。
頻繁に出番が回ってくることは無くても、家に絶対に常備しておきたい紅茶として、私の中では位置づけられていますね~。
紅茶専門店で見かけたら、是非チャレンジしてみてください。
美味しいと思うか、ダメだと思うかは、
賭けですけどね(^^♪