ネットでずっと ひみを見ていて
かわいいのに 5ヶ月
ずっと売れ残っていたので
車を飛ばして 見に行ったのである
私は
映画と同じ材料で作られた
シリアルナンバー入りの
数量限定で作られた
等身大のヨーダ人形を持っている程
ヨーダが好きなので
とにかく ヨーダの耳みたいな犬を探していて
ひみを見た瞬間
この仔に決めた
と思った
ひみは とにかく 耳の大きな仔だった
夫の写真を初めて見た時も
「この人と結婚する事に決めた」
と 勝手に自分で決めて
逢いに行ったくらいなので
私は とにかく 見た目で
ビビッとくると 決める女なので
そこに 迷いはないのである
あの時は 大変だった
夫は 犬を飼うのを反対していたから
私「さっきの犬を 私は飼うと決めました
あなたが もし飼うなら 離婚
と言うなら
それでも構いません
私は もう 決めたので」
と言って フードコートの席を立ったのを
昨日のように覚えている
夫は 何と言うだろう?
と思ったけど
黙って うつむいているだけで
何も言わなかった
言えないだろうな
相談じゃないから
あなたより 犬の方が大事
と宣言した妻に
唖然としたと思う
のちに 夫が ひみの代金を払ってくれた時は
嬉しかったなぁ
8年前の私は まだ 強気だったんだな
今なら 絶対 そんな事 夫に言えないや
今日
夫「今日は 犬は買いませんよ」
私「わかってます
もう ひみの後に 犬は飼うつもりはありません」
夫「当たり前です」
当たり前って 何???
話変わって
最近 夫は とってもカッコいい男の人と飲みに行ったそうだ
えっ? 飲みになんて行く事あるの?
もしかして 「今日は夕食いりません」
って 時々言う時って
私は勝手に お義母さんか弟に会っているんだと思っていたけど
誰かと 会っていた って事もあるって事?
夫が とにかく 全てがカッコいい人なんだ
って言うから
私「ねぇ〜ねぇ〜 パパが話していた
カッコいい人って どんな人か 気にならない?
パパよりカッコいい男なんて
想像もつかないよね」
娘「それは 気になるよねぇ
私も見てみたいよ」