イギリス南部の田舎に住んでいます。


冬になったので、ランチはスープとなり、

料理が趣味なイギリス人の夫が、毎日作ります。


主に使っているのは、

「スープ・バイブル」というレシピ本。



ある日のこと。

夕飯はフィッシュパイにしよう!

となりました。


フィッシュパイは

魚をホワイトソースに入れて

じゃがいものマッシュで蓋をして

オーブンで焼く料理で、

イギリスを代表する料理の一つです。


が、実はこれ、手間暇かけて作らなくても

Charlie Bigham'sの出来合いのものを

オーブンで温めるだけで

十分美味しかったりします。

スーパーで買えます⇩

パイ生地を使わないのに

なぜパイと呼ばれるのかは

こちらをご覧ください。



フィッシュパイは

グリーンピースを付け合わせにして

食べるのが最高に美味しいので、


そのために

夫が冷凍グリーンピースを

茹でているのを見て

すかさず、


その茹で汁は捨てるな


と声を掛けました。

翌日のスープ作りに使えばいいと

思ったからです。

日本人あるある、ですよね。


えええ、こんなもの使うの!?

やだー。


なので、スプーンで掬って、

茹で汁を飲ませようとしましたが、拒否。

(甘くて美味しいのに。)


お前らイギリス人のよ、

料理がどうして不味いかは

こういうumamiを理解して

料理に活かせないからなんだよ!


とキレたところ、

素直に従ったので許しました。


次なるステップは、

出汁の違いで味噌汁の味が

変わることを教えること。

(諦めてイギリスでも和食を作り始めた人。)


こんなど田舎で、

夫一人に教えたところで

何の変化もありませんが、


こういうことを料理番組でやって、

全国民に啓蒙活動でもしない限り

イギリスの根本的な不味さは

永遠に治らないと思います。


イギリス人、美味しいものはちゃんとわかります。

しかし、不味いものへの許容範囲が底なしです。


不思議なのは、

イギリスの他のお宅の猫ちゃんに

ちゅーるをプレゼントしても

全然食べてくれないこと。


イギリスは猫までも味音痴なのか?


『ちゅーる命』なうちのモンちゃんは

半分、日本人化してしまったのかもしれません。



でも、そんなモンちゃんも

鰹節にはあまり興味がないから

不思議です。


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