それは、清澄白河にある

東京都現代美術館。


今、現代美術館では企画展で

イギリスを代表する有名画家、

デイヴィッド・ホックニー展をやっています。


代表作は100億円を超えて

取り引きされているほどの作家です。

(まだご存命です。)



そんな巨匠に申し訳ないのですが、

ポップアートは好みではないので

行く気はなかったのですが


あまりにも評判が良いので

週末、ふらっと行ってきました。


残念ながら

私は凡人すぎて、

アートをただ鑑賞しても

あまり面白味は感じられません。


なので常設展よりも、企画展が好き。


企画展でのキュレーションの技量を

楽しむことに、最も喜びを感じる

頭で感じるタイプ。


今回もキュレーターが書いた解説を

じっと読みながら、ホックニーの作品を

眺めていきました。


解説に書かれている試みや世界観、

私には、よくわからないなぁ

と思いながら。


ホックニーは、

人間の目で感じる視界を

アートでどうリアルに表現するかの試みに

心を砕いてきたと

何度も解説に登場するのですが、


例えば、

目の前に広がる光景に感動し

それを写真に収めたいと思っても、

まるで違うものに撮れてしまい

自分が見た、感じた世界観とは

かけ離れていてがっかりすること、

よくありますよね。


それを、どう近づけようとしたのか

彼の初期のポップアートを眺めても、

私には感じ取れませんでした。

キュビズムも。


しかし、iPadをゲットした

ホックニーおじいちゃん。


突然、解説と彼の試みが繋がります。




見た瞬間、これはイギリスだとわかりました。


そして、まるでイギリスの田舎に

ワープしたかのように感じ、

巨大スクリーンの前で

しばらく立ちすくむ私。


これ、イギリスの田舎の原風景ともいえる

風景の一つです。

(ホックニーは英北部ヨークシャー州出身。

現在は仏のノルマンディ在住。)


ホックニー展は

3階から見ていくのですが、

圧巻だったのは、1階の展示。


キュレーターにしてやられた感じ。


一階の展示室に入ったとたん、

これぞ美術館での展覧会の醍醐味!

という作品たちが。


イギリスの田舎に暮らしているとしたら、

彼のノルマンディの家に暮らしているとしたら、

そこで感じられる風景に

まるで住んでいるかのように

自分を浸すことができます。


ネタバレになるので

これ以上は書きませんが、

ホックニー展、とてもお勧めです。

(11/5まで。)


ワープと言えば。


美術館の帰りにどこに寄ろうかと

検索し、ネットでお勧めされていた

iki EXPRESSOというカフェに行ってしまい、

個人的には失敗。


有名カフェのbillsは

イギリス風カフェと言ってもよいのですが、

billsをさらにイギリス化させたカフェでした。


つまり、今、私が一番食べたくないものを

出すカフェ。笑

しかも、年齢的に場違い。

若者にはオシャレで美味しいのでしょう。


カフェには何の落ち度もありませんが、

個人的に、メニューみてゲンナリ。

隣のテーブルが食べてるもの見てゲンナリ。

ペラペラのパン、ベーコンもスクランブルエッグも

あんまり美味しくなさそう。。。


フィッシュ&チップスや

ハルウミチーズを使ったメニューまで

あり、それらもイマイチそうでしたが、

さすが日本なのでケーキ類は上手でした。

(ケーキはイギリスとは程遠く、典型的な

日本のカフェ風。)


これ系のカフェ、

本場イギリスで美味しいお店を見つけると

かなり美味しいのですが、


⇩ご参考までに


日本でこんな感じのカフェご飯が

食べたいときは、

大人はbillsに行きましょう。笑


私はイギリスを感じる食は

今、一番食べたくないから

当面はbillsすらも行きたくないけど。


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