朝,目が覚めた時に、
まだ寒いなと、起きれなかった。
寒い朝は,悪魔の家を思い出す。
そして、いつものように、嫌なことを思い出す。
わたしの両親は、悪魔に騙されてしまっていた。
わたしの、悪いところを日々家を訪ねては、親に話す。
電話をする。
絶対に家に入れてはダメだから!
話したらダメだから!
と教えても教えても。
悪魔を家に入れては、優しく対応して、そして、
結果、悪者にされ、警察に電話された。
こんな悪魔がいるのだということ。
わたしですら最後まで…理解でかなかったことを、親が、80過ぎた老人が理解できるわけなかった。
なのに,わたしは、
どうして、わたしの嫌なことをするの?
わたしの言ってることが信じられないの?
あの男を家に入れてはダメだと言ってるでしょ?
と泣きながら叫んだ。
最後まで、親のことすら恨んだ。
あの最後の夜の争いも、私の実家で起こった。
あれから、2年。
ずっと、親が許せなかった。
私が、悪魔を退治しようと、みんなで計画を練っていたとき、親は全くわたしのいうことを聞かなかった。
悪魔に、洗脳されていた。
嫁が家事をしない、すぐ怒る、子どもが言うことを聞かない。など、
悪魔はうちの親が優しいことをわかって,漬け込んで実家へ行き、自分が被害者だと洗脳させた。
親は、私がいろんなことを動かそうと準備してしているということが,理解できなかったんだろう。
悪魔が家に来れば,家に入れて、謝っていた。
娘が、孫が,迷惑かけてすみません。と。
それをきいて、私がそれは,嘘だから信じては行けない!!!と
話すけどダメだった。
だから、昨日まで父親のことが嫌いになっていた。
私より,悪魔を信じたからこんなことになったのだと許せなかった。
けど、
ようやく、なぜかストンとおりた。
わたしの父親は、破天荒だかわたしを可愛がって育ててくれた。今でも,毎日毎日、孫にお菓子や飲み物を届けて犬の散歩もしてくれる。
雨が降れば、仕事にも学校にも送ってくれる。
父親と母親は、素直な人だ。
だから、悪魔のような人間を見たことなかったんだ。
だから、人を無視するとか、居留守をするとかしたことないからできなかったんだ。
だから、悪魔が嘘を言うことすら信じられなくて、混乱していたんだ。
人間の形をした悪魔は、わたしも初めてだったし、たくさん勉強して、ようやく理解できたのに、
老夫婦が、それを理解できるわけなかったんだ。
わたしの味方をしないのではなく。
ただのいい人でいたから。
私たち親子は、こんな極悪なことをする悪魔が周りにいなかったんだ。
まんまと、洗脳され、騙されて。
いらなくなったら、家族もろとも犯罪者扱いになっていた。
今日からは…父親母親、また元の大切な家族になれる気がした。
そうだ,奇しくも今日は、父親の母。
わたしの祖母の命日だ。
ばーちゃん。お父さんのこと冷たくしててごめんね。きっとまた、喧嘩しながらも、大好きなお父さんにもどれるよ。