ここ2か月ほど
なくした義歯の新調に
実母を連れて歯医者通い、
残すところあと2回通えば
出来上がり、
だがついに事件が起きた
宅トレアラフィフ女子、
チミンです。
最近は筋トレネタよりも
生活ネタが多いのは
筋トレ生活が超超地味だからに
他ならないのだけれどもw
地味な生活の中に
突如震撼の出来事が
起るものだから
忙しいことこの上ない
数少ない仕事休みに
認知症おとぼけ実母を
連れて出かけるという
最低なミッション・・・
妹は知らんぷりなので
私が行くしかなく
施設には歯がないと
柔らかいものを別に
作らないといけないという
手間もあるから
義歯の新調を
急かされていたというね(;^_^A
絵にかいたような毒親だった
母なのでうちの3姉妹は
母から逃れるべく
結婚に県外に就職にと
方々に散っているのだけれど
私が隣町に住んでいるという
一番近いだけになにかあれば
施設もすぐ私に連絡してくる
3姉妹それぞれに
母との確執は半端なく
一緒に住むなどもってのほか
施設にお任せするしかない
状況なのですが
義歯作りなどは家族が
付き添っていかねばならず、
なんとかあと2回で完成まで
こぎつけた年の瀬も迫る
12/26にことは起こる。
14時からの予約なので
13時半に迎えに行くことは
前々から知らせておいたので
その時間に迎えに行って
車に乗せた瞬間、
ん??なんか臭い??
私の仕事場では外出前には
必ずトイレ誘導するので
てっきり母の施設も
そうしてくれてるのだと
思ってしまったのが運の尽き
予約時間もあり出発、
いや、どうもおかしい。
歯科医院についてから
速攻トイレ誘導してみれば
私が受付している間に
母をトイレへ
当然鍵をかけているので
中々出てこないし
絶対ヤバいと思ったので
鍵を開けるように言うと
「まだ出ようんじゃ」
何度も何度もノックし
ドアを開けるように言うも
「まだしとる言うとるじゃろ」
5分経っても出てこず・・・
これはやばい
母を興奮させてはまずい
つとめて優しく
「とりあえず私が見てあげるから
鍵をあけてちょうだい!」
そして鍵が開いたトイレの中では
大惨事が繰り広げられていた
リハパン便だらけ
(お食事中のかた誠に申し訳ございません)
自分で何とかしようとした痕跡で
手がまた便だらけ、
しかもペーパー回りから
便座から洗面台から床から
ありとあらゆるところに
便が付着している
や・・やばい、
これはまさに修羅場ではないか
流そうとあちこち触りまくって
ビデ出っぱなし音姫ガンガン
うわぁぁぁぁぁぁ
チミン気を失いかける
とにかくつとめて冷静に
「お尻を拭いてあげるから
立ってごらん」というも
「おしっこがまだでようるんじゃ」
長々と入っているのに
そんなはずはない
この水の音もしや・・・
ビデやがな
「違うよ、おしっこじゃないよ、
機械からお水がでてるだけだよ」と
言っても頑として動かない
音姫何回押したんじゃい
鳴りっぱなしなもんだから
「ほら、音がしょーるじゃろ」
「違う違う、機械から
音がしてるんやで??」
説明しても認知症老人には
まったく理解できず響かない
その間にもあちこち触ろうとするので
ペーパーを消毒液つけて
拭こうとするも「汚れてないっ」
にっちもさっちもいきまへん
なんとか手を拭き、
やっと音が止まった音姫に
おしっこ終わったと納得し
ビデが止まって
ようやく立ち上がる
素早く持っていたパンツとズボンに
着替えさせ待合いに座るよう
言い聞かせるが
トイレットペーパーを折って
ポケットに入れる癖のある母は
それがしたいがために
トイレから出ようとしない。
「トイレをきれいに
したいから頼むから外に出て!」
「私はこれがしたいんじゃ」
「いやいや歯医者さん待ってるから」
「これをせんといけんのじゃ」
金切り声を上げて大騒ぎする
認知症老人・・・・( ノД`)シクシク…
待合いにいる人々の好奇な目に
耐えつつ、なだめすかして座らせ
後始末をするわたくし
ここにきてよそで
ひざついてトイレをくまなく
掃除するはめになるとは
思いもよらなんだ
受付のおねえさんが
「チミンさんあとはこちらで
しますから」と言ってくれるも
どうにもこうにも大惨状なだけに
そのままにはできずで
先生のところにたどり着くまでに
30分以上かかる始末
もう疲労困憊
型どった義歯に歯を並べて
もらったものを調整のため
装着して鏡をもたせてもらった
母は「あら~若くなったわぁ」と
ご満悦
あとは最後に噛み合わせの調整と
義歯製作の仕上げで
次回手渡してもらえると
ウキウキして先生に礼をいう母
認知症、大惨事は
もはや記憶の彼方で
これからどこ行くん??と
満面の笑みで尋ねるが
「速攻施設に帰ります、
どこにも寄りません」
「なんじゃ~甘いものでも
食べたかったのに」
ち、重篤な糖尿病が
何言ってやがる
珍道中はようやく終わりを
つげたのでありました。
あと1月の半ばに1回で
歯科通いは終了する
当分連れ出す用事が
ないことだけを祈る
施設についてすぐ
介護士に外出前に
必ずトイレ誘導してほしいと
苦情を言うと
「ご本人がトイレに行きたいと
おっしゃらなかったので」だって
は?
外出時間を前もって知らせているのは
何のためですか?
外出前のトイレ誘導は
介護上常識です
とは言えず、丁重に
次回はお願いしますと
退散いたしました。
意外と気が小さいわたくし
もぉ~仕事でも認知症、
ようやくの休みでも認知症、
こらえてください。
音姫にビデ・・・
便利なものが認知症には
ただの弊害になるのだと
思い知った日でありましたとさ。
介護には必需品!!
赤ちゃんだけのものではないのだ!!