毎朝仕事前に
母のデイ送り出しに
隣町へ。
すっかり毒の抜けた母に
今日も車の色を褒められた
宅トレアラフィフ女子、
チミンです。
もう毎朝のお約束。
「あんたの車の色は
白でもなくちょうどええ色じゃなぁ」
クリーム色の軽四に乗って
毎朝実家に行くのだけど。
このセリフ、毎朝、5回は
行きしなに購入した
セブンコーヒーを飲みながら
しみじみと感慨深げに言うのよ(笑)
保険屋のおばちゃんを
バブル時代第一線で
していただけあって
ガツガツしてて
遠慮なくて
荒々しい性格だった母の
面影・・・皆無
デイお迎え前のトイレ誘導で
おしっこ2回分は吸収したリハパンを
「まだ汚れてないから変えなくていい!」と
言い張るが有無言わさず交換
毎朝履き替えるズボンの
ポケットには小さく折りたたんだ
ティッシュが山ほど入ってる
勝手に洗濯機に母がズボンを入れて
知らずに回した妹の惨劇
猫のエサは毎朝私が
入れ替えるんだけど
それに何も入っておらず
お腹が減ったらかわいそうだからと
コーヒーのクリープが
たんまり入っていて
ため息でそうになるけど
迎えがいつ来るかもわからないので
いちいち糾弾していられない
迎えに来た車が見える
玄関先にホームセンターで買った
派手な椅子にようやく座って
コーヒーブレイクからの
冒頭の一言がお約束
分かりやすい色にしたことが
歩き回らずここに座って待つ!という
習慣が身に着いたのがよかった
口を開けば毒を吐いていた
荒々しい母を思えば
一人暮らしギリギリの
線ではあるが
今の穏やかで
のほほーーんとした
状態は夢のよう
認知症初期のまだらな頃
毎日怒り狂って
大声出すわ、暴れるわ
頑として動かないわで
管理者もケアマネも
私ら姉妹も頭抱えて
いつ精神科へ入院させるかと
話し合っていたことすら
遠い昔のようです。
よそだったら速攻
出入り禁止になりますよと
ケアマネに言われましたが
辛抱強く寄り添ってくれた
管理者には足向けて
寝れません(寝てる??)
妹が勤めている施設の
兄弟施設に母はいるので
そんなつながりでもなければ
おそらく病院行きだっただろうと
思われます。
ありがたや、ありがたや
まだ要介護2なので
特養には入れないし
なんとかぎりぎりまで
猫との生活を
守ってやれればと。
仕事前のデイ送り出し、
正直嫌気がさすことも
ありますけれども
血を切ることもできず
出来ることをやるしか
ないというところ。
車の色を何度も褒められて
イラっとしますけど(笑)
明日も車の色を
褒められに行きましょうかね。
幼い頃、批判と怒りを
散々受けて育ってきただけに
しょうもない車の色を
褒める暇があったら
あの頃しっかりなんで
些細なことを褒めて
育ててくれなかったのかと
自己肯定感低めに
育ってしまった
アラフィフ女子は
つくづく思うのでありました
今からでも自己肯定感が
アップできるでしょうか?
読んでみたい。
派手な色だと理解しやすいようです。
ピンクの椅子に座って待とう!というと
ちゃんと座ってくれます♪