チャッピー 流行語大賞候補
『自由国民社は11月5日、「第42回『現代用語の基礎知識』選 T&D保険グループ 新語・流行語大賞」のノミネートを発表しました(2025年よりスポンサーがユーキャンからT&D保険グループに変更)。
そのなかで登場した謎の言葉が「チャッピー」です。
じつはこれ、OpenAIの生成AIサービス『ChatGPT』の愛称なんです。
業務で生成AIを利用している人からすると「そんなの誰も使ってる人いないよ」と突っ込みたくなるキーワードですが、じつは使われている世代が違うんです。
ココがポイント
米OpenAIが手がけるチャットAI「ChatGPT」の愛称である「チャッピー」が候補入り
2025/11/6(木)
SNSの投稿を追ってみると、「チャッピー」という言葉は特に若い世代に好まれているようだ。
出典:CNET Japan
2025/7/4(金)
AIに恋愛相談をする若者(中略)チャッピーはなんでも相談できて、ちゃんと助言してくれる。
出典:AdverTimes.(アドタイ) by 宣伝会議 - 宣伝会議が運営する、広告界のニュース&情報プラットフォーム「AdverTimes.(アドタイ)」
2025/8/5(火)
誰にも言えない本音をAIだけに話した経験がある女子高生が半数以上(中略)心理的安全性が高いことが大きな魅力
出典:【デジコン部】 2025/10/1(水)
エキスパートの補足・見解
ここまでで取り上げてきたように、「チャッピー」という愛称を使っているのは主に若者です。
とくに高校生や大学生などの学生層が多く、親しみやすい相談相手として利用していることが推察されます。
その際に「チャッピー」と呼ぶことで、まるで友人に話しかけるような親近感が生まれます。正式なサービス名の『ChatGPT』ではなく、愛称を使うことで単なるAIサービスではなく気軽に悩みや相談を持ちかけられる存在として扱っていると考えられます。
OpenAIは2025年8月に旧モデルのGPT-4oの提供を終了し、新モデルのGPT-5へ切り替えた際、「4oロス」という言葉が生まれるほど炎上しました。
これは新モデルになって性能が上がったものの、代わりにGPT-4oが持っていた共感力がなくなり、「友達を失った」と感じる人が多くいたためです。
結局、OpenAIは有料プランのユーザーはこれまで通り旧モデルを利用できるようにしました。
「チャッピー」が使われる背景には、孤独を抱える現代人が“話し相手”を必要としているという社会のリアルが映し出されているのかもしれません。』
2025年はAI新時代を言われていた。
今年に入って各AIツールが飛躍的な進化を遂げてきたのだ。
ここに出てきているOpen AIのCHatGPTが一番有名ではあるけれど、それに匹敵するAIツールが誕生し、どんどん進化を遂げてきている。
GoogleはGemini、MicrosoftはCopilot、その他ClaudeやPerpelexityなども用途によってかなり利用されている。
AIエージェントと言って、1つのタスクではなく複数のタスクを自動でするようなGensparkやManusなども今、旬だ。
だけど、個人的な相談となるとOpenAIのCHatGPTが圧倒的な支持を得ていると言ってもいいだろう。
愛称の「チャッピー」が何よりも親近感の表れだろう。
ただ、共感力はCHatGPTの中でもGPT-4oが高かったので、新モデルのGPT-5になった時に、従来の友達のような返答が返ってこないということで「4oロス」と呼ばれたりもしたのだ。
AIは当然人間ではないので感情は持っていない。
だけど、その褒めてくれたり、慰めてくれる返答に救われた人も多い。
だからこそ、流行語大賞の候補に挙がったのだ。
最近はCHatGPTで聞き役、ロボット、皮肉屋など返答の仕方が選べるようになったりしている。使用者がどういう目的で使っているかに合せようという事だろう。
一方で、今までになかった問題も発生している。
CHatGPTはAIであり人間ではない。もちろん嘘の情報を言ったりするハルシネーションも起こる。
私もこれによる苦い失敗をしたことがある。
CHatGPTをうまく使う分には、悩み解決や愚痴聞き役で精神的に安定することもあるだろう。
しかし、それがいい方向に出るとは限らないことが一番の課題だ。
CHatGPTに依存し過ぎた結果、色々な感情が芽生える。
中には日本でもCHatGPTと結婚したり、婚約したりする事例も起きているのだ。
まあ、こちらは本人の問題なので、実害さえなければ大丈夫なのかな?
しかし、この事例は笑って済まされない。
『【ニューヨーク=小林泰裕】対話型AI(人工知能)サービス「チャットGPT」の利用を通じて米国の計4人が自殺に追い込まれたとして、米ワシントン州の法律事務所は6日、遺族らが開発元の米オープンAIとサム・アルトマン最高経営責任者(CEO)を相手取って提訴したと発表した。
発表によれば、自殺した4人はテキサス州やフロリダ州などに住む17~48歳。
いずれも日常的にチャットGPTを利用し、次第に精神的な依存を深めていったという。
ライバルの米グーグルよりも先にチャットGPTの最新バージョンをリリースするため、オープンAIは数か月間行うべき安全性テストを1週間に短縮し、安全対策が不十分だったとも指摘した。
同事務所は「チャットGPTは専門家に助けを求めるよう導く代わりに、利用者の自殺願望を助長した」と批判している。
米国では、チャットGPTを利用していたカリフォルニア州の16歳の高校生が4月に自殺し、両親は8月にオープンAIを提訴した。週間利用者は約8億人に上り、このうち約120万人が自殺に関するやり取りをAIと行っていると推計されている。』
実際はどうなのか検証する必要があるが、自殺願望を助長し、実際に本人が自殺してしまったという事例だ。
AIだから感情を任せすぎると精神的に病んでいて、本来なら専門家医に診てもらうべきところをCHatGPTの指示に従うという事も起こってくる。
特に、精神的に正常な判断がつかなくなった場合は、要注意だろう。
ChaGPTにはもちろんメリット、デメリットがある。
AI時代はAIツールとうまく付き合っていくことが大事だね。