<「ドローンが戦争を変えたように、4本足のロボット
の行方を左右する」 とウクライナ側は期待。ロボット犬は中国製との情報も>
『ウクライナ軍が、ロシアとの戦争の前線にロボット犬を投入し、その映像が相次ぎ公開されている。そのなかにはドローンで輸送されたロボット犬が上空から着陸し、活動を開始する映像などもある。
ロボット犬は戦場において、弾薬の運搬や、監視、前線部隊への支援など幅広い活躍が期待されている。
自律型あるいは遠隔操作型の兵器は、ロシアとの戦闘ですでに重要な役割を果たしており、特にドローンはウクライナの防衛と攻撃活動に役立っている。
ウクライナ軍にロボット犬が加わることで、厳しい地形における偵察の機会が増え、地上作戦においてロシアより優位に立てる可能性がある。
UkraineNewsLiveが9月23日にX(旧Twitter)に投稿した動画では、ドローンが「戦闘ロボット偵察機」を非公開の場所に投下する様子が映されている。
ロボット犬はその場で立ち上がり、歩き出している。
9月前半にウクライナ軍のホルティツィア部隊が投稿した別の動画では、ロボット犬を連れた兵士が、ロボット犬に搭載された赤外線カメラを使って森林地帯で監視活動をしている。
この2つの投稿によると、ロボット犬は「メドイド」(ミツアナグマの意)と呼ばれるウクライナの戦闘部隊に属し、ホルティツィア部隊は「ウクライナ東部で占領者の撃退に成功している」と主張している。
■「中国製ロボット犬に酷似」との報道も
ウクライナが遠隔操作のロボット犬を初めて公開したのは8月。ウクライナ第28機械化旅団が、大きな被害を受けた都市をパトロールするロボット犬の動画をテレグラムチャンネルで公開した。
「ロボット犬は多くの才能を持ち、戦場で使用できる幅広い可能性を秘めている」と投稿には記されている。
「ドローンが戦争を変えたように、4本足のロボットの仲間が戦闘の行方を左右するだろう」 ドイツ紙ビルトは、このロボット犬は英国の危機管理会社でドローンを製造しているブリット・アライアンスが開発したもので、同社はロボット犬を30台以上ウクライナに提供していると伝えている。
しかし、米フォーブス誌によれば、このロボット犬は中国のユニツリー・ロボティクス社製のものに酷似しているという。
ブリット・アライアンスは本誌に対し、映像のロボットは同社製ではないと明らかにした。
同社は「軍に」ロボット犬を供給していることは認めたものの、ウクライナ軍を含むかどうかは明言しなかった。
■機関銃やロケットランチャーを装着したものも
ロボット犬はウクライナ軍にとっては新しいものだが、軍の技術革新が進む一部の国は、すでに独自のロボット犬を活用している。
中国の国営メディアは1月、軽機関銃のようなものを装備した4本足のロボットの「戦争犬」を遠隔操作する映像を公開。人民解放軍は、4月に行ったカンボジアとの合同軍事訓練で同様のロボットを公開した。
2022年の軍事フォーラムでは、ロシアがユニツリー・ロボティクスのロボット犬にRPG-26ロケットランチャーを装着し、市販のロボットでも軍事的可能性があることを示そうとした。
ヒューマン・ライツ・ウォッチの武器部門責任者のスティーブ・グースは本誌に対し、こうした「殺人ロボット」の軍による使用は、国際機関が法律で禁止していないことを考えれば、加速する一方だろうと語っている。』
ロシア・ウクライナ戦争では戦争の形態をかなり変えたね。
この戦争からドローンという兵器が大きな影響を与えるようになった。
無人ドローンは遠隔操作などで、例え撃ち落されたとしても兵士が減ることはない。
しかも、ミサイルなどと違ってドローンはレーダーに引っ掛かりにくい。
それでいて、爆撃機のように建物を破壊する力がある。
ITテクノロジーがどんどん兵器も進化させている。
陸からも新しい兵器が。
それがロボット犬だ。
このロボット犬は英国の危機管理会社でドローンを製造しているブリット・アライアンスが開発したものと言われている。
ただ、中国製のロボット犬も酷似しているらしい。世界には似たような兵器が世界各地で進んでいることを意味している。
中国製のロボット犬はロシア軍に使われる可能性もある。
独裁者のプーチン大統領も習近平氏も大国で、同時期に現れた似たような権力者。
しかも、共通の敵アメリカという国だからね。
ロボット犬は機関銃やロケットランチャーを装着できるらしい。
という事は完全に兵士と同じだけの働きができそうだ。
戦闘機に比べドローンは格安。
兵士の命や訓練費や時間を考えれば、ロボット犬はかなり安いのではないか。
ロボット犬に殺される未来はなんか情けないな。
だけど、それはもう現実になってきているのだ。