プーチン大統領がハッカー集団摘発
『【AFP=時事】ロシア当局は14日、米国の要請に基づき、ハッカー集団「REvil(レビル)」を摘発したと発表した。
同集団は昨年、米ソフトウエア企業カセヤ(Kaseya)に大規模な攻撃を仕掛けた。
ロシア連邦保安局(FSB)は、25か所の強制捜索によって14人を拘束し、REvilのメンバーによる「不法行為を抑え込んだ」と明らかにした。
一味は「マルウエアを開発し、外国人の銀行口座から資金を奪う計画を立てていた」という。
FSBはまたこの捜査で、4億2600万ルーブル(約6億3800万円)相当と高級車20台が押収されたと明かした。
サイバーセキュリティは、昨年6月に行われた米ロ首脳会談での重要議題の一つ。
その後、7月の電話会談でもジョー・バイデン(Joe Biden)米大統領はロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領に対し、ロシアを拠点にランサムウエア(身代金要求型ウイルス)を仕掛ける集団への「対策を講じる」ことを要請。
その後、7月の電話会談でもジョー・バイデン(Joe Biden)米大統領はロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領に対し、ロシアを拠点にランサムウエア(身代金要求型ウイルス)を仕掛ける集団への「対策を講じる」ことを要請。
対処しない場合は、米国を守るために「必要なあらゆる行動」を起こすと伝えていた。【翻訳編集】AFPBB News』
現在の米ロの関係はウクライナ問題などをはじめ、決して良いとは言えない状況だ。
だけどアメリカのバイデン大統領からの要請にロシアのプーチン大統領が応えたというのは、レビル問題を放っておくとロシアにもダメージがあると判断したのだだろう。
アメリカを守るために「必要なあらゆる行動」というバイデン大統領の言葉がけっこうな脅しになったのかもしれない。
またプーチン大統領がハッカー集団「REvil(レビル)」を野放しにしていると、ロシアは国家としてハッカーをバックアップして繋がっているいるのではないかと風評が出るのを恐れたのかもしれない。
ハッカー集団「REvil(レビル)」とは、世界で最も活発に活動し、利益を上げているロシアのサイバー犯罪カルテルの一つとされていた。
日本でも鹿島建設、キーエンス、富士フィルムなどがREvil(レビル)にハッキングされたと言われている。
ネット社会になってセキュリティは最大の関心ごとになっている。
REvilというハッカー集団は、世界的な全ランサムウェア感染の40%を占めていたこともあるくらい悪名高いハッカー「GandCrab」から派生したものであると考えられていて、2019年から活動し始めたらしい。
僅か2年で世界から脅威として認められたハッカー集団を見逃すことはできないよね。
ロシア連邦保安局(FSB)は、25か所の強制捜索によって14人を拘束し、REvilのメンバーによる「不法行為を抑え込んだ」と言っているけど、これで全部なのだろうか。
2年で世界トップレベルの被害を与えたレビルのハッカー集団。少人数でも残っていると壊滅したとは言えないよね。
またロシアの法律がどうなっているのか知らないけど、いったん捕まえても刑務所にいる期間が短ければ根本的な解決策にならないよね?
レビルのハッカー集団の摘発は嬉しいニュースには違いないけど、ロシアがその後、どのようにハッカーを扱うかも気になることだね。
ロシアを拠点に活動しているランサムウエア(身代金要求型ウイルス)を仕掛ける集団って、レビルだけなの?
ロシア語で活動していたGandCrabはどうなったのだろう?
ランサムウエアは企業から身代金としてお金をせしめるモデルだから、ハッカーの開発資金は潤沢なんだろうな。
もっと言えば、その金を使って罪を軽くすることもできるのかもしれないという懸念は常に付きまとうよね。
もっと言えば、その金を使って罪を軽くすることもできるのかもしれないという懸念は常に付きまとうよね。
ロシアの警察や裁判所がハッカーに買収されないことを祈っているよ。