釈迦の合成画像で懲役2年6ヶ月
http://www.afpbb.com/articles/-/3042749
『【3月17日 AFP】仏教国のミャンマーで17日、釈迦(しゃか)の絵をドリンク割引デーの宣伝に使ったとして、バーを経営するニュージーランド人1人とミャンマー人2人に懲役2年6月の判決が下された。
ミャンマー最大の商業都市ヤンゴン(Yangon)にあるバー「Vガストロ」の統括マネージャーで、ニュージーランド出身のフィリップ・ブラックウッド被告は昨年12月、交流サイトSNSのフェイスブックFacebookに、DJ用のヘッドホンをつけた釈迦の合成画像を投稿し、宗教侮辱罪などに問われ有罪となった。
同じく店長のミャンマー人と、オーナーのミャンマー人も同罪となった。
裁判長は、ブラックウッド被告は後に謝罪文を投稿したが、最初に釈迦の画像を投稿したときには「宗教を侮辱する意図があった」と述べた。』
ミャンマーと言うより年配の方にはビルマと言った方がわかりやすいかもしれない。
映画の「ビルマの竪琴」を思い出す人もいるだろう。
はたまた、 世界的に有名なアウンサン・スー・チーさんを思い浮かべる人もいるだろう。
そんなミャンマーでは、一部イスラム教徒の少数民族も住んでいるが、多くが仏教を厚く信仰している仏教徒。
ミャンマーでは仏教が国の宗教のようになっている。政教分離ではないのだ。
そんな仏教国ミャンマーでお釈迦様にDJ用のヘッドホンをつけた合成画像を作成してアップしたもんだから、さあ大変。
宗教侮辱罪なる罪に問われ、懲役2年6ヶ月。
海外生活する場合には、 いかにその国の事情を理解し、尊重しなければならないか、よくわかる事例だね。
実際にバーを経営していたのはニュージーランド人なのか、ミャンマー人なのかわからないけど(オーナーミャンマー人と書いてあるが、外国人が社長やオーナーになれない国もあるので実質的な意味のオーナーではないかもしれない)、それにしてもねぇ。
ミャンマー人もいるんだから、これはヤバイとか、わかりそうなもんだけど。
ニュージーランド人が勝手に知らないうちにFacebookに投稿したのかもしれないな。
そうだったら、ミャンマー人のお二人。お気の毒。
実際、客寄せのドリンク割引の宣伝なんだから、顧客にそっぽを向けられても困るだろうに・・・・。そう思ったが。 こんなバーって、外国人が主要ターゲットなのかもしれないなと思い直した。
ミャンマー人ってそんなお酒を飲まないし。 というか、ミャンマーでは一般にアルコール飲料禁止じゃなかったっけ?
仏教でも酒はいいものと看做されていないし、ミャンマーの国際的ホテル以外の場所では、一昔前まではアルコール飲料が飲めなかった気がする。
そんなミャンマーでバーと言ったら、ミャンマーに仕事できている駐在員関係がターゲットになるよね。それも、英語が通じて、気軽に話ができるバー。
だから、欧米人がターゲットのニュージーランド人はミャンマーの現地情報に疎かったのかもね。
何にしても海外旅行や海外生活では、地元の事情とよく把握しておかないと、自分の首を絞めることになるね。
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