http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150321-00000033-asahi-int&pos=2
『インド北部ビハール州で、試験を受けた生徒約520人が、家族などの手伝いを受けてカンニングしたとして退学処分となった。複数の地元メディアが20日、伝えた。
日本の高校1年生にあたる10年生が受ける10年生終了試験というもので、インドでは「後期中等教育」に位置づけられる11年生に進級するのに必要。
今月中旬にビハール州パトナ近郊で行われた試験で、カンニングペーパーなどを手にした生徒の家族らが校舎の外壁をよじ登る写真や、監視役の教師が見て見ぬふりをするなかで堂々とカンニングする生徒の映像がネット上などに流出。国内で激しい批判が噴き出していた。
インドでは受験競争が激しく、特に都市部では名門大学への進学を目指すため私立学校に子どもを入れ、塾にも通わせる親は珍しくない。
一方、ビハール州などでは公立学校が予算不足などで機能せず、教師が親から賄賂を受け取るといったことも起きており、今回もこうした背景があるのではとみられている。(ニューデリー=貫洞欣寛)』
インドのビハール州で信じられない光景が繰り広げられた。
カンニングなのだが、日本人が考えるカンニングの域をはるかに超えている。
普通カンニングというと、先生に見つからないようにこっそりやるものだが、こちらは堂々と。というより、これってカンニングじゃないのではと思うほど。
そもそも教師もカンニングをやめさせようという意識がない。インドは賄賂が普通に行われているが、これもそう。
映像で撮られているにもかかわらず、全く注意しない教師。 とりあえず、仕事だからそこにいるというだけ。
人形と変わらない。
それにしても、ビックリなのが家族関係者。塀をよじ登り、カンニングペーパーを渡している。
う~ん、そこまでするくらいなら、本人にこっそりどこかに持たせた方がいいんじゃないか? インド人の発想がわからない。
しかも、4階、5階までよじ登っている人もいる。落ちたら大怪我をすること間違いなし。大体、そうやってカンニングペーパーを渡していたら、明らかに不正していることをアピールしているもんだけどな。
しかし、インド人の発想は違うらしい。 それは1人や2人ではなく、何十人ものインド人が壁によじ登って教室の窓からカンニングペーパーを渡しているんだから。
一見、ロッククライミングの練習か何かかと思ってしまうよ。 映像を見たい方はこちらをクリック。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150321-00010003-afpbbnewsv-int&pos=2
しかし、カンニングペーパーには何が書いてあるんだろう? テストをいち早くどこかから入手した人が答えを書いて渡しているんだろうか?
インドも教育熱心な人がいるというのはわかったが、こんな事をしても実際に学力はつかないのにね・・・。
大学までなんとか潜り込めれば、またカンニングで卒業はできるのかな? なんか真面目にやっている人が馬鹿を見る一幕。
インドってハチャメチャで面白い所もあるけど、発想の原点から明らかに日本人と違っていると思うこともしばしば。
実際、インドを旅していて本当にそう感じた。
日本人でインドに行ってカルチャーショックを受けない人はいないと思う。 それが心地良いと思う人がインドを好きになり、生理的に受け付けないという人がインドを嫌いになる。
インドを好きか嫌いかという質問をすれば、その答えからある程度その人の性格が見えてくる。
インドって、好きか嫌いかどっちかに分かれ、どちらでもないという中間層は他の国に比べて少ないからね。
インド人と結婚した漫画家、流水りんこ。
身近に起きたインド人との発想の違いなどが描かれていて、面白い。
漫画なので気楽に読めるし。肩肘はらずに異文化理解できます。