四隅突出型墳丘墓/出雲市大津町西谷 | 史跡散策

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プロフィール写真は、備後・福山城

 今回の出雲旅行のラストは、四隅突出型墳丘墓の西谷遺跡

と出雲弥生の森の博物館を訪れました。

 次の写真は、駐車場より墳丘墓へ向かう道の木蓮と桜

 

 西谷墳丘墓群には6基の四隅突出型墳丘墓が有るが、

 次の写真は、3号墳より2号墳を見た処です。

 

 次の写真は、2号墳の側面で、墳丘墓の内部が見学できる。

この西谷四隅突出型墳丘墓は2世紀末頃の築造で四隅が突出して

上部から見ると「ヒトデ型」の形をしており、方形部の南北35m、東西

24m、高さ5mで、土壙の底は赤色顔料が敷かれて、ガラス腕輪や

吉備の特殊器台、特殊壺が出土している。

 斜面は葺石が施され、四方の突出部は上面への登り口か?

 

 次の写真は、西谷四隅突出型墳丘墓の配置図

 

 次の写真は、3号墳で、赤い部分が棺の埋葬部、4本の短柱は

葬祭用の四阿(あずまや)の跡と推定されている。奥は2号墳

 

 次の写真は、「出雲弥生の森博物館」に展示されている3号墳の

1/10の縮尺の模型です。

 王の葬送儀式を人形を配置するなど判り易く再現されている。

 

 次の写真は、3号墳から出土したコバルトブルーのガラス製の

直径2.4cmの日本最古の勾玉です。

 

 次の写真は、特殊器台で吉備地方(岡山県)でAD2世紀に製作

されたと推定され、出土した物を表面に丹で赤く塗って再現とた

模造品です。

 

 下図は、西谷遺跡周辺概略図です。

 

 出雲大社から東南 約10km、銅剣358本か゜出土した神庭荒神谷

 遺跡は東7kmの地点です。

   これより斐伊川河畔の国道314を南下して途中おろちループ

で坂根の名水を取水して帰宅します。約150km3時間のドライブ!!

 

<参考資料>

 現地説明板、出雲弥生の森博物館資料