筑前国宗像郡宮地嶽神社/福岡県富津市 | 史跡散策

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プロフィール写真は、備後・福山城

 新年おめでとうございます。

本年もよろしくお願いいたします。

 

 昨秋、神功皇后、勝村大神、勝頼大神の三神を祀る全国の宮地嶽神社の総本宮(創建は1700年前と伝える)を20年ぶりに参拝しました。

この福岡の宮地嶽神社は、開運商売繁昌の神社で有名で毎年新年3ケ日で100万人が詣でると云われ、今年も初詣で賑わっていると思います。 

 写真①は、門前町から鳥居、石段の参道です。

 門前町の両側には、ご神紋の「三階松」に因んだ「松ケ枝餅」を売る店が並んでいる。(美味でした!!)

次の写真②は石段を上がった所の鳥居、③は神門

 途中に奉献の馬と牛の像が一対づつ ④⑤

 神門をすぎて拝殿前に出てると、圧巻の日本一の大注連縄(重さ3トン、直径2.6m、長さ11m)が目前に現れる。 次の写真⑥⑦

 なお、この神社にある、直径2.2m、重さ1トンの牛の一枚皮で作られた大太鼓と直径1.8m、重さ450kgの大鈴も日本一だそうです。

当日は、11月下旬の土曜日で七五三詣での人が多かった。

季節がら境内には菊が展示してありました。

  

 次の写真は、本殿です。

 

 この宮地嶽神社の奥には奥宮八社がありますが、その中の一つに不動神社があり、これは日本最大の巨石古墳として国の指定遺跡になっており石室は6世紀末から7世紀初めのものと推定され、全長23m、高さ幅共に5m以上の大石が積み重ねられている(江戸時代後半に発見)。

 次の写真は、その入口正面です、中には入れますが撮影NOでした。

出土品は、300点あり、その内20点は国宝だそうです。

 

 次の写真は、境内から背後の宮地嶽山頂(標高約180m)見るが山容が美しく、遊歩道の案内があり登りました。が、革靴でしたので特に下りの急斜面には苦労しました。(往復約一時間)

山頂には、息長足比売命(神功皇后)が渡韓の前に玄界灘を臨んで祭壇を設けて天神地祇に開運を祈願された古宮跡がある。 次の写真⑫

 この近くには日の出参拝所もあった。

 次の写真は、参道の石段の最上部から参道、門前町を見た処でこの奥は玄界灘となっている。

全長約800mあり年二回(2月下旬と10月下旬)夕日と参道が一直線に並ぶ光景が「光の道」として近年有名になっている。

 下図は、宮地嶽神社の概略位置で、福岡市中心部から北北東25km、宗像大社の南6.5kmの地点にあります。

 「猫の島」有名になった相の島が沖合にあります。 

 

 <.参考資料>

宮地嶽神社の案内書、現地説明板