福岡県糟屋郡宇美町(筑前国糟屋郡)にある応神天皇の生誕地と伝える宇美八幡宮を20年ぶりに訪れました、二度目の参詣です。
写真①は、手前から昭和の鳥居、元禄の鳥居その奥にかすかに見えるのが注連縄掛石です。
次の写真は、神門
次の写真③は拝殿、④は、拝殿の内部で丁度七五三詣でした。
次の写真は、神社の右側から見た拝殿、幣殿そして本殿です。
下図は、宇美八幡宮の概略位置図で、福岡空港の東で、JR博多駅から約8kmの山裾の平野部にあります。
次の写真は、本殿右の紅葉で朱色の板塀とあいまって美しい。
次の写真は、境内の「樟の大木」で合計約30本あるそうです。
その内、2本の樹齢2,000年と云われる大樟が史跡天然記念物に指定されています。 (周囲)
一本目は、目通り14mの樟で産湯を使った時にこの枝葉が湯舟の上に蓋の様になったことから「湯蓋の森」と云われている。→次の写真⑧
もう一本は、産衣を掛けたことから「衣掛の森」と云われる目通り周囲が
20mの「樟の大木」です。 → 次の写真⑨⑩
ここで50年ぶりに友と再会し、神社の茶店で「ぜんざい」を食べながら
(車の運転で酒はだめだし、時間の制約もあり)一時間ほど昔話をして、帰りに神社前の造り酒屋で土産にお酒を頂戴し、今それを飲みながら原稿を書いているところです。
二度目の参拝ですが「樟の大木」の記憶が残っていませんでした。九州の神社には樟が多く植樹されており当時はあまり感じなかったか、自分の加齢による目が変わったか?!! 今回は、巨木の多さと今も見事な枝ぶりに生命力を感じました。
本年は、これがラストの投稿になります、いつもご訪問下さりありがとうございました。
皆様には、どうぞよい新年をお迎えください。
<ご参考>
①祭神は、神功皇后、応神天皇で、後に玉依姫命、住吉大神、太祖大神 (イザナギ命)が勧進された。
②創建は、敏達天皇3年(574ごろ)
下記⑥の三大八幡宮より古い創建時期となっている!! ??
③鎌倉時代初めごろより「安産の神」として信仰される。
④「記紀」が記す「筑紫の蚊田」はここ宇美の古名という。
⑤応神天皇を八幡神と云うのは「御産舎の四辺に八つの幡を立てた」
故事に由来するという。
⑥日本三大八幡宮の創建時期について
(1)宇佐神宮 725年ーー日本の八幡宮44,000社の総本社
(2)石清水八幡宮 860年
(3)筥崎宮 921年 -- 筑前国穂波郡(飯塚市)大分八幡宮(だいぶ)
より遷座したと伝える。
なお、宇佐神宮も筥崎宮と同じく元宮は大分八幡宮といっている!!
<参考資料>
宇美八幡宮参拝の栞、宇美八幡宮ホームページ