くらよし風土記 ~倉吉学入門~ | クラクラ倉吉 目が回りますね

クラクラ倉吉 目が回りますね

京都市在住の元倉吉市民です。いつに間にか大きく変貌してしまった生まれ故郷を、覚えているうちに記録しておきたいおっさんブログ(^^♪

 まずはお知らせです。

ご覧の通りブログデザインを一新しました。従来のウッディなデザインは開設以来8年以上も変わらずに続けていましたが、ついに大胆な変更を行ないました。元々、このようなものが大好きで、目をつぶったら見えてくる様々な色(光)、それを見ているような感覚に近いものを選びました。

 

 そしてブログタイトルと自分の名前も変更しました。ブログタイトル「ちくわのくいさし」と管理者名の「故郷は倉吉」がまぎらわしくて、ブログタイトルが「故郷は倉吉」で管理者名が「ちくわのくいさし」だと認識されることが多いようなんですね。ブログタイトルを「クラクラ倉吉 目が回ります」、ボクの名前を「ちくわのくいさし」に改めました。

 

 これからもどうぞよろしくお願いいたします。

 

 さて本題です。

先週末に倉吉に帰りました。今回の大きな目的は島根県のとある有名なパワースポットを訪問することでしたが、もちろん倉吉を通過するわけで、かねてから予定していた「倉吉博物館で本を買う」というミッションを実行しました。

実は昨年帰省した際に博物館に行く予定だったのですが、タイミングが悪く館内改装中で休館しておりました。一般書店では手に入らない倉吉本が購入できるということでワクワク。

 

 

 シーンとした館内に入ってみると、きれいな係のおねえさんが応対してくれました。どうやら客はボク一人みたいで、「赤字なんだろうな、維持費大変だろうな」と思いつつ手に取った「くらよし風土記」を見せると、市内中学の教材に使われている本だと教えてくれました。

 振り返ると学校で郷土を教える書籍ってあったかな?小学校の時はあったんですけどね。でも倉吉に特化したものではなく鳥取県全般を対象にしたものでしたね。緑色で表紙が鳥取砂丘でした。

 

 

 これがなかなか面白い本なんですよ。

倉吉の成り立ち、地理歴史に交通、文化や人物に地域振興活動まで幅広く、この一冊に倉吉のすべてが網羅されているといえるほどの充実した内容で、本書あとがきにもありますように、この教科書で学んだ中学生が親となり祖父母となってもいつまでも愛読し、子や孫へ郷土を愛し誇れる気持ちを伝えるツールとして受け継がれることを願うばかりです。

 

 

 ご自分のお子さんが持っておられたらちょっと借りてみて読んでみてください。世代的にお子さんが持っておられなかったり、あるいは県外に出てこの本の存在をご存じない方、博物館に足を運ばれ手に取ってみてください。値段は1000円。市内の中学校に勤務されている社会、理科の先生が書かれた原稿です。さすが先生ですね、楽しい授業を受けている感覚です。

 

 故郷を知ることが郷土を支える第一歩。おすすめの一冊です。