世界的な観光名所だけに見どころが山ほどある京都ですが、観光客があまり訪れないお寺や神社などに隠れた名スポットがあるのは、どこの観光地にもあることでしょう。
京都市内にもそんなところがいくつもあって、休日に時々ふらりと出かけることもあります。
そんな隠れスポットの中でも、年に何度か訪れるお気に入りのお寺さんが、今回ご紹介します「泉谷山西壽寺（いずみだにさん さいじゅじ）」さんです。
いかにも京都らしく、時代劇のロケなどにもよく使われているお寺さんですが、有名なのは何といっても名取裕子さん主演のTVドラマ「京都地検の女」で、寺島進さん演じる成増警部補の実家としてよく登場したことじゃないでしょうか。
今月の初めの頃にふらりと立ち寄りました。
場所は右京区鳴滝(なるたき)です。東映京都撮影所が近いこともあって、ロケには便利な場所にあるんでしょうね。
このお寺さんの楽しみは、何といってもご覧の通りの眺望を味わえることなんです。
矢印のこんもりとした丘は「双ヶ岡（ならびがおか）」という、高さが100Mくらいの丘です。南北に3つの丘が並んでいます。
西壽寺さんの南側に位置していますので、丘が重なって見えるためちょっと分かり辛いですが、何となく丘が並んでいるのがお分かりかと思います。
この丘の北側に仁和寺、東側に妙心寺、南側にはJR花園駅、西側には嵐電鳴滝駅があります。
丘の西側に広がるエリアが宇多野（うたの）と呼ばれているところで、その向こうが太秦。そうなればそのまたずっと向こうが西院、西京極だと思います。
京都タワーは丘に隠れて見えませんが、かなり先の方にあります。
この景色は京都地検の女の劇中によく写っていました。
春に訪れた時の写真です。
本当に静かなところで、心が安らぎます。
境内から山門方向の写真です。かなりの傾斜です。
年末に桜の頃の写真とは、、、（笑）
周山街道（R162）からすぐのところですが、自家用車だと結構な急坂で面食らうかもしれません。路面凍結の可能性がある冬以外なら心配ないですが、すれ違いは厳しいくらいの細い道ですからご注意を。
嵐山方面から割とすぐのところですし、映画村から近いですから是非立ち寄ってみてください。