業種が、違うところから
家業を継いでいる主人です。
畳屋さんというと
一般的に畳替えや新しく畳をする
と言うのが仕事です。
もちろん、その仕事は
中心にあります。
でも、日本の生活様式が変化し
住宅のつくりも洋風化しました。
畳の間は、お座敷があるうちだけ
に変わっていくのでしょうか。
日本の文化に畳が与えてきた
影響は、密かにたくさんあります。
茶道の世界は、
器、掛け軸、生花。
平安時代に花開く着物文化。
実は畳が影響を与えている
と思うのです。
庶民が自分の住まいに
畳を取り入れたのは、
大正時代でしょう。
板間から畳のある部屋に
住むのが憧れだった時代に
「畳の上で死にたい」と言う言葉に
表現されたり、
今でも、部屋の広さは
畳の6畳、8畳..と広さを表現する
基準になっています。
古くなって、
今の暮らしには遠くなりつつ
ある畳を、現代の暮らしに
新しいカタチで取り戻す。
そんなことが、大事な役割として
あるかもしれないと思います。


