10月、ついに転機が訪れた。

 

いつものようにカウンセリングを受けていたのだけれど、先生が次男の様子を見て、

 

少しペースアップしてみようとされた。

 

来週は歩いて学校に行ってみようと言ってくださった。

 

次男は少し戸惑っていたらしいけれど、先生にプッシュされてしぶしぶ同意したらしい。

 

根が真面目なので、約束をしたからには守らないといけないという思いと、

 

次男自身もこのままではいけないという思いもあったのだと思う。

 

来週1日だけは歩いて学校に行ってみると言ってくれた。

 

そしてついに10月23日、歩いて学校に行くことができた。

 

もちろん教室に行ったわけでもなく、いつも通り先生に挨拶をしただけではあるのだけれど、

 

それでも次男にとっては大きな一歩となった。

 

毎日車で通りすぎていた入り口の管理のおじさんにも挨拶をして、

 

誰か生徒が歩いていないかとひやひやとしながら校舎の入り口に向かう。

 

担任の先生も、歩いてきた次男を嬉しそうに迎えてくださった。

 

次男もなんだか満足気な様子だった。

 

 

 

次の日も学校へ。

 

この日は車で。(やはり連日歩いて行くのは疲れるらしい)

 

でもこの日は先生に誘われ、給食を一緒に食べることに。(4時間目の授業中だったので生徒はいなくて、時間の空いている先生たちが先に食べることができるのだそう)

 

いつもは給食も拒否していた次男だったけれど、昨日歩いて学校に行けたことで、少し気分がよかったのか食べることができた。

 

しかし、その時担任の先生が言いにくそうに私たちに言われた。

 

「実は次男の今の状態が、次男を優遇しすぎているのではないかと、先生の間で問題になってきている。今までのように挨拶をするだけでは出席扱いにすることが今後むずかしくなってしまった。今後は最低10分教室に滞在しない限り、出席を認めることができない」

 

ついに・・・と思った。

 

いつまでもこの状態を続けてはいられないだろうとは思っていた。

 

むしろ、今までよく通してもらえていたと思った。

 

次男の担任の先生、

 

男性の体育の先生なのだけれど、本当によくしてくださっている。

 

次男の様子を伺いながら、少しずつ少しずつ距離を詰めていってくださった。

 

おかげで次男も、担任の先生には少しずつ心を開いていくことができたのだと思う。