昔、埼玉の愛犬家殺人っていうのがあった。
事件内容は忘れてしまったが、
一時期、週刊誌やワイドショーを賑わせていた。
その犯人が経営している会社名(?)
「○○ケンネル」というのは妙にはっきり覚えている。
その事件がモデルという映画らしいけど、
えぐかった。でも面白かった。
愛犬家殺人は犬のブリーダーで
希少種の犬の高額取引をしていたが、
この映画では希少種の熱帯魚の取引に変えていた。
大きい熱帯魚店を経営する男、村田は面倒見がよく
よく喋り、妻と若い女の子達を住み込みで雇っていた。
反抗期の娘を持ち、若い後添え妙子をもらった
小さな熱帯魚店の店主の男性社本。
娘は若い後添えに反発してグレて、
父親の社本を小馬鹿にしていた。
後添えの妻妙子と社本の関係も冷えていた。
ある日、娘がスーパーの万引きで捕まり、
社本が妙子と謝りに行った時、
その場に居合わせた村田に助けられる。
村田は娘を自分の店に住み込みで働かせて更生させ、
自分とパートナー経営をしないかと社本に持ちかける。
村田と親しくなる社本だが、実はこの村田とその妻愛子は
連続殺人鬼の顔を持っていた。
詐欺まがいの高額熱帯魚の融資話をやくざの吉田に持ちかけ、
お金を巻き上げて、毒の飲み物で吉田を殺してしまう。
そして社本を連れて、山奥の解体小屋で
愛子と村田で吉田の遺体を解体する。
骨はドラム缶で焼いて灰にし、
肉は川に捨てて魚の餌、骨の灰は砕いて山に
蒔いて遺体を完全に消していた。
娘に説明できず、逃げるにも逃げ出せず、
連続殺人夫婦のいいなりになっていく社本。
夫婦を怪しむ警部から社本の前にも
行方不明になった村田のパートナーがいたと
知らされる。
そんな矢先、愛子が関係を持った顧問弁護士と
その運転手を毒殺してしまう。
夫婦で山小屋に連れていきせっせと解体作業。
びびる社本に解体で血まみれになった愛子を抱けと
迫る村田。何かがキレる社本。
村田を殺して、愛子に解体させる。
娘を家に連れて帰りその反抗的な態度に手を上げる。
村田と関係を持ったと告白させた妻も殴り犯す。
2人を山小屋に連れていって、警察に通報する。
村田を解体している愛子を殺し、
妙子も殺して娘の前で自殺する社本。
その父親を罵る娘。
救いのないラストだけど、
怖いですね~
何より村田を演じた役者さんが怖い。
大きい声で明るくとりとめのない事を喋りながら、
急に怒鳴りだし、凶行に及ぶ。サイコパス。
解体シーンはグロいけど、
このおっさんの方が怖い。
熱帯魚店を経営し、プラネタリウムで星を見るのが
好きなロマンチストのおっさん社本が
まさか最後に壊れてこんな結末になるなんて
想像もしていなかった。
あとで、ネットで愛犬家殺人を検索してみた。
犬の殺処分用の薬剤を使っての犯行。
そして死体を消す為の解体作業。
嬉々として解体していたとは思えないが、
夫婦共に死刑判決が出て、
夫の方はその後、獄死し、妻の方はまだ刑務所で
刑の執行を待っている状態らしい。
いくら証拠となる死体を消す為とはいえ
想像すると恐ろしい。
