今日も雪模様で寒いし、家でゆっくりと。
お家時間はネットフィリックスで映画三昧と
行こうと思い、映画を選ぼうとしたら、
ラインナップされている映画は半数以上
ネットフィリックスのオリジナル。
私が好きそうだろうと心理ミステリーとか
ホラーをラインナップしてくれるのはいいけど。
他社の映画を引っ張ってくるには
多少なり著作権料がかかるだろうし、
自分の所で作った作品なら使い放題。
なんか・・・なんか思う所があり、
ネットフィリックスのオリジナルでなくて
違うジャンルの映画を選んで観る事にした。
映画「レナードの朝」
1930年頃に特殊な脳炎が流行し、
病気にかかった人は動けない廃人状態になってしまった。
それから30年後、神経内科の病院で仕事をする
事になったセイヤー医師は、30年間、全く動けない
意思表示も感情も表さない患者のケアをする事になる。
ある意味、植物人間のような状態の患者ばかりだが、
脳波を検査すると、反応する事がわかった。
パーキンソン病の開発中の新薬が有効かもしれないと
セイヤー医師は新薬をレナードという男性に使用する。
彼は子供の時に発病して現在に至っていた。
その薬を投薬する事で、劇的に動けるようになる。
そして感情も表現でき、病棟の看護師も母親も喜ぶ。
他の患者にも投薬し、全員、動けるようになるという
奇跡が起きる。患者達は1930年代で時計が止まっていた。
みんなでダンスホールに行ったり、動ける喜びを
実感する。レナードも病院に父親の見舞いに来る娘に
恋心を抱くようになる。
しかし、新薬はだんだん効かなくなり、
副作用から激しい不随運動を起こすようになる。
そして徐々に元の状態に戻っていった。
その後、少しは戻る事はあっても
初めて新薬を服用した時ほどの劇的な効果はなかった。
実話をベースにした物語。
植物人間状態だが、名前を呼んだり、
その人が好きな音楽を聴くと、
脳は反応するが、それ以上の動きはできない。
脳も活動が止まっている状態だから。
なので新薬で目覚めた時、全員、30年という
歳月が経っており、自分が老け込んでいる事に
驚く。リアル浦島太郎。
動ける事、食べれる事、話せる事を実感し
喜ぶが、それが短期間の期限付きという事を
知った時の絶望は計り知れない物があると思う。
幸せなのか不幸なのか何とも言えない。
レナード役のロバートデニーロ。
患者役の他の俳優さん、上手やわ。
昔、「ガラスの脳」という手塚治虫の漫画を
読んだ事がある。子供の時に昏睡状態に
なった女性が目覚め、数日間で年月を取り戻し
青春を謳歌、結婚し、また眠りに帰っていく。
あの話がリアル実話だと今日初めて知った。
生きていると、いいことばかりではなく
日々、失敗や痛み、怒りや悲しみ、
いろんな出来事やそれに伴う感情があるけれど、
レナードのような病気の患者から見れば、
すべてがうらやましい事なんだろうなあと思う。
