残念な映画「首」「レ・ミゼラブル」 | ちこりすのブログ

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訳あって、と、ある田舎に住むことになった女性。
コロナ禍でどこにも行けず、GyaOの無料視聴の映画を観ては、ボケ防止の為、日記と映画のネタバレの感想を書いてまふ。

映画「首」

ネットフリックスで映画を探していたら、

あのビートたけし、北野武の

最近公開されていた映画「首」がアップしていた。

世界的に評価されているけど、

実は北野武の映画って一つも観た事がない。

バイオレンス物というイメージがあるけど。

歴史物だけに興味があるし、

この機会に北野武監督作品を観てみたい!

頑張ったが、1時間でギブアップ・・・・

 

ビートたけしが羽柴秀吉役だが、

どっしりしていて老けすぎ。

それのどこが「猿」?「狸」ではないか?

また年寄りのはずの明智光秀が若すぎ、

なぜか荒木村重といけない仲に。

1人ギャーギャー騒ぐ信長に、

出ている俳優はそこそこ渋い人ばかりだが、

キャスティング、合ってないわ。

血みどろのシーンも続き。

なんか~・・・・

 

世界で評価されている北野武だけど、

他の作品は違うのか。

たまたまこれが駄作だっただけとか。

いやいや駄作ではないかもしれないが、

結局、私は最後まで観れなかった。

 

映画「レ・ミゼラブル」

ミュージカル映画ですごい評価高かったような。

この田舎のホールでもスクリーンでの上映会があり、

行こうかな・・・と思っていたぐらい。

もともと幼少の頃、「世界名作劇場」で

この物語の子供向けアニメを観てから、

母親にダイジェスト版を読んでもらい、

逃げるジャンバルジャンと虐げられていたコゼットが

幸せになり、最後の今際の際に実は命の恩人だと判明し、

息子にも読み聞かせながら、私一人涙していた記憶がある。

息子は寝息を立てていたが・・・

とにかく私には思い入れがある作品なのだ。

パン1つを盗んだジャンバルジャンが造船所の船を

引っ張る使役にかり出されており、すんごいスケール!

と、期待して観たが、台詞までもが歌、

同じリズムで台詞の繰り返し。

バタバタして汚い宿屋、執拗にジャンバルジャンを追う

ジャガール警視もなんか今一つ、成長したコゼットも

美人と言いがたい・・・

良い作品は映画化してはいけないというけど、

そうだった。

いや、全編歌っての台詞はやめてほしい。

それ以前に、脚本、監督が悪い。

これも1時間で耐えれなくなったと思う。

 

この2作品。

1つは世界的に評価されているという監督の作品。

もう一つはたぶん何らかの賞をとった作品。

この良さがわからない私の感性は鈍っているのだろうか・・・