みなさんペンパルという言葉を聞いたことがありますか?ペンパル、ペンフレンド、要は文通友達のことですね。生まれた時からメールが存在していた世代にはわからないかもしれません。
ペンパルというと、大体海外のペンフレンドとの交流を指すことが多く、私が中学生の頃世界的なブームになりました。私が英語に海外や英語に強い興味を持つきっかけになったものの一つです。
何事もプライバシー重視の現代では信じられませんが、当時は500円ほどの年金費を日本ペンパル連盟とかなんとかいうグループに払うと、世界中のペンパル協会のようなものに登録している人たちのフルネーム、住所、生年月日、趣味が掲載された小冊子が送られてきて、あとはそのなかからこれぞと思う人に英語でペンパル申し込みの手紙を出す、という仕組みです。
私の最初のペンパルは、オーストラリアのシドニーに住む同年代の女の子。可愛い字で書かれたエアメールがうちに届いた時の感動でスイッチが入った私は、その後多い時で50人ものペンパルがいました。
そのなかでもやはり気があう、というかこまめに手紙を書いてくれたペンパルは一握り。中学二年生で始めて高校卒業まで続いたのがマレーシアとイタリアの女の子。この2人とは大学に入った後も数回手紙を交換しましたが、さすがにお互いに忙しくなって、大学在学中に連絡は途絶えてしまいました。
しかし、フェイスブックのおかげで20年の年月を超えてイタリアのペンパルとまた繋がることができたのです!!
ソーシャルメディアに疎い私が、年末フェイスブックを見ていると、メッセンジャーにたくさんの未開封メッセージがあるのに気づきました。ほとんどは「承認ありがとう。」系の短いものでしたが、一つ見慣れない男性からのメッセージ。あけてみると「あなたのペンパルだったイタリアのセリーナです。夫のアカウントを使ってこのメッセージを送ります。連絡待ってます。」びっくりしたのが送信日時。なんと2013年!
迷惑メール対策でメッセンジャーのチャットをオフにしてしまっていたのが原因で、このメッセージを逃してしまっていました。ほぼパニック状態で急いで返信しましたが、セリーナにしてみればめっちゃ失礼な私。せっかくのチャンスを逃したかのように思えました。
たくさんいたペンパルのなかでも、彼女の名前だけはフルネームでスペルも奇跡的に覚えていたので、今度は彼女の名前でフェイスブックでサーチ。でも同姓同名の女性がほかにもいてしかも彼女と同じくカーリーヘア。ペンパルなのでもちろん実際会ったことはなく、いくつかもらった20年前の写真の面影で探っているのでなかなか糸口がつかめず…。そんな中ヒントになったのがご主人の顔と名前。そしてやっとたぶんこの人だろう、という1人に絞り思い切ってメッセージを送りました。
嬉しいことに翌日には「そうよ〜!私よ〜!」というメッセージが。すぐさま返信して無礼を深く詫び、私のことを探そうと思ってくれたことにどれだけ感謝しているかを伝えました。
彼女は二児の母になっており、素敵なご主人とイタリアのプラト(フィレンツェの隣町)に今でも住んでいるとのこと。
「縁」って本当に不思議ですね。私の一番のお気に入りだったセリーナ。一度も会ったことがないのに、幼馴染のような親しみを感じます。文通している時にはいつか絶対に会いましょう、と言っていました。一時は途絶えてしまった縁ですが、私自身友人や家族とヨーロッパを旅行したいね〜といった話になるたび、セリーナはどうしているだろと思っていたのは確か。
そして、地理的にはイタリアにずっと近い場所に住んでいる今、自分のお金で好きに旅行ができるようになった今、セリーナに会うのが全然不可能ではないことに少し感動しています。
2〜3年内に是非会いに行こうと思います。
(素敵な大人の女性になっていたセリーナ。娘さんと。)