山科側から稲荷山を越え伏見稲荷へ向かうハイキング | 止揚。(旅ブロその他)

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京都・伏見稲荷を山科区側から上ってみた。

京阪伏見稲荷・JR稲荷駅方面(伏見区側)から伏見稲荷・稲荷山へアクセスするのが一般的ですが、伏見稲荷という土地自体が観光地化され人並みが多く歩きづらいのと、運動にもなるし新たな道を開拓する面白さを考えて裏側(山科側)から登ることにした。

↑京阪本線清水五条駅で下車。

五条京阪バス停から京阪バス・醍醐バスターミナル行きに乗る。

五条京阪→上花山久保町

五条から五条坂を超え山科区へ至るバスは本数が多い。稲荷への山科側参道入り口へは大石神社バス停が近いが本数が少なかったので断念。ちなみに地下鉄東西線椥辻駅からも徒歩でアクセス可能。

↑上花山久保町バス停から徒歩で伏見稲荷参道山科入り口を目指す。途中で新幹線を超えた。

こうして新幹線の写真を撮るためにほんの数分待つだけでいくらでも新幹線が通過するのだ。通勤路線並みの頻度。これでも平日なので少ない方なんだが。

山科は少し高台に入るとこういう眺望が無限に拝める。

なんでもない住宅街に突如鳥居が出現。

これが伏見稲荷へ続く山科側の参道入り口。

こちら側から伏見稲荷へアクセスする人はほとんどいない。ほぼ99%が伏見区側からのアクセス。

ちなみにこの鳥居は所有者がわからないので探しています、という貼り紙がされていた。無断で鳥居建てることなんてできるの?と思ってしまうが、周囲は閑静な住宅地。鳥居の年季の入り方からして数十年は経っているだろうし、当時は住宅すらなかったかもしれない。気づかれずに建てられるのも無理はないかも。しかし撤去するのもモノがモノだけに憚られるのだろうな。でもこれはこれで参道感があっていいと思う。

参道は塗装などもちろんされておらず、大人が一人・二人歩ける程度の幅で、写真のように倒竹が道を塞いでいたりする。しかもこの倒れた竹も変色して相当時間が経っている。でもまたぐなり潜るなりすればなんのことはない。

途中で謎の祠が…。

大石の滝という文言が。

途中でアイテムをゲッチュ。ボロボロの木を杖として使う。

竹林の中に切り開かれた貧弱な登山道。

倒竹がすごい。

時々分かれ道があって写真のように道案内がされている。でも地元の人しか分からないような簡素な内容。

木の破片にきのこが。人類史上きのこを最初に食べた人は勇者だよな。一体どれだけの犠牲を払ってきのこを食用にしたのだろう人類は。

10月なかばで気候的にもひんやりしていたがさすがに汗だくになった。

分かれ道で道に迷って戻ったりしながらようやくまともな参道に出てきた。

天龍大神といいうお社(仏教ではないのでお寺ではない)。名前のインパクトのわりにこじんまりしている。

こういう神社が山中に無数に点在している稲荷山。各神社にきつねがお出迎え。

千本鳥居、というけれども、いくつもある参道のそれぞれに埋め尽くすように鳥居が建てられていて、とても千本ではきかない。数千本~一万はあるかも。さまざまな企業や世帯から寄贈されてこのような鳥居のトンネルが出来上がったようだ。

山頂にたどりつくと、外国人を中心とした観光客が大勢。平日だがそんなのはお構いなしに人出が多い。

四ツ辻、という参道の分かれ道に見晴らしのよい休憩スペースがある。伏見区側の京都市内が一望できる。

ここで明治の板チョコをバリバリ食べて休息を。山科側からだったがずいぶん高いところまでやってきた。

ここからは必死の形相で明らかに登山にしては軽装のこんなはずじゃなかった的な軽いノリで参拝に来た外国人はじめとする観光客らを横目に涼しい顔で下っていくだけだ。

 

引き続き延々たる参道を下っていくが、まあとにかく人が多い。

中腹にあるお寺には猫が寝ていた。モフモフしても逃げないのだぜ。にゃあにゃあ鳴いていたけれどもこれは怒っているのか喜んでいるのかよおわからん。まず街中で猫と出会っても100%逃げられるがこうして触らしてもらえるだけでもうれしい。

伏見稲荷本殿近くの参道にはお土産屋が並んでいる。足元を見て金額も高くしてやがる。

人手も多くて京都のゆっくりとした時間の流れとか、神社の風情というものを感じるにはいささか疑問符がつく有様。完全に観光地化されている。

京阪・伏見稲荷駅へたどりついた。

山科側からの裏参道、いちおうハイキングへ出かける装備でお出かけされたら千本鳥居までは快適な参拝ができる。実際天龍大神まではすれ違った人は誰もいなかった。表参道はあまりに人が多くまともに歩くのも大変なので、おすすめです。しかしおすすめして山科側がメジャーになられるとそれはそれで困るかも。