たつみや章
林静一・絵
講談社
久しぶりの日本の作家さんです。
やはり、日本の児童文学の作家さんの言葉まわしってなんだか独特です。
主人公のマモルの家は先祖代々神様の姿を見たり声を聞いたりする
「才」をもって生まれる家系。
稲荷神社と古墳のある裏山が開発で破壊されようとしているのを、
神様の使いのキツネや信頼できる大人たちと戦って対抗していく。
私の小さいときからの一番身近な神社も稲荷神社です。
厄年には今でも遠路はるばるちゃんと厄払いに行っています。
日本には宗教があまり根付いてはいないけど、
日本の神様の考え方はやはりいちばん自分にしっくりきます。
空を、樹木を、山を、自然に対して神様がいるなぁって祈ったりします。
このお話を読んでそんなことを考えましたが、
私は若干この作品は自然破壊や、環境問題などネガティブ色が
強いように感じました。私が大人で色眼鏡で見ているせいかもしれませんが・・・。
楽観的なことばかりではないけど、子どもに読んでもらいたいのは
知ってもらいたいのはまずは自然っていいなってところかなって。
生まれてきて、物心ついて、最初から今の自然は壊されてるとか
昔はもっときれいだったとかそれでは救いがない気がします。
昔よりは少ないかもしれないけど、それでも身近なちょっとした自然でも
感動したり、癒されたりすることはあるよって。
そして、この本を思い出しました。
「足もとの自然から始めよう」
まずは「エコフォビア(恐怖)」ではなく「エコフィリア(愛着)」
常に私も心がけて子どもたちと接していきたいと思う。
そんなことを考えさせられた1冊でした。











