2023年残り一ヶ月をきりました
あっという間に今年も師走ですね…
お山は冬枯れでも
300mほど下るとまだ綺麗な紅葉がみられます
※小雪・末候 12/02～12/06 橘始黄 (たちばなはじめてきばむ)
たちばなの実が黄色く色づく頃
『橘』は古代日本では柑橘類の総称だったようです
日本に自生している常緑樹で長寿瑞祥の樹として珍重されて
京都御所に「右近の橘、左近の桜」として植えられました
（ひな壇にも右大臣、左大臣と共に飾られますよね）
そして
文化勲章の文様は『橘』ですが
実はこの文様、文化勲章の立案時は『桜』と迷っていたそうです
昭和天皇の
「桜は花も葉も散ることから潔く散る武人の象徴であるが
橘は常緑樹で緑青く永遠に続くものである
文化を称える勲章も永久(とわ)に続くものであってほしい」
とのお言葉で橘のデザインになったとか…
(先に記しましたが黄ばむのは葉ではなく実の方です)
そんな日本固有の柑橘類ですが
現在は絶滅危惧種に指定されていると聞くと
ちょっと寂しい気持ちになりますね
余談ですが
これから美味しくなる北海道の「柳葉魚(ししゃも)」
アイヌの言葉で「スサム」(柳の葉)が語源だそうです
寒さや雪で大地から食物がなくなる中
神さまが川に流れてきた柳の葉を魚に変えてくれた
という伝説に基づいているそうです
優しいカムイに想いを馳せて
温かな気持ちで美味しくいただきましょう
最新の人気記事
第3位
第2位
第1位
